271828の滑り台Log

271828は自然対数の底に由来。時々ギリシャ・ブラジル♪

『女36歳からでもキャリアは作れる』

2009-07-27 05:26:17 | 読書
K君からメールが来た。彼は45年前に卒業した中学の同級生で、還暦になっても皆を取りまとめてくれる終身学級委員のような存在です。卒業時に私と同じクラスで、確か学級委員だったと思う。お知らせの内容は、同級生の辻(高井)三千代さんが『女36歳からでもキャリアは作れる』という書籍を出版したとのこと。メールにはでかいファイルが添付されていました。開いてみるとワードのファイルで、1ページに腰巻(本の帯)付きの本の画像が貼り込んでありました。元の画像はBMPだったことが分かりましたが、JPGにしてコンパクトにして欲しいと思いつつ、「辻三千代」を検索。鍋物研究会でご活躍のこと、ブログ「百子の日記」を運営しておられることなど調べが進みました。

ブログにはメールアドレスも記載してあったので「お久しぶり」とメールを書くと、ほどなく返信がありました。これは一冊購入して読まねばなりません。岩明均の『ヒストリエ』と一緒にアマゾンで購入しようかと思ったのですが、考え直して前橋の書店で買おうと決めました。

ネットで店舗にある書籍の在庫を確認できるサービスを行っている書店は前橋に2社あります。北関東で一番の老舗書店はこのサービスを提供していません。結局、私が在庫を確認して購入したのはけやきウォークの紀伊国屋書店です。店舗の端末を操作して書架の場所を調べ、社会科学のコーナーに行くと表紙を通路に向けて陳列されていました。新刊書だからでしょうか、著者が前橋出身だからでしょうか、ともかく扱いは好意的だったと思います。私が購入して、残りは5冊でした。同書は高井さんの半生記なのです。

その日の晩、読み始めましたが、何より副題の「夫の失踪、子供3人……主婦が大学教授になるまで」の「夫の失踪」が刺激的です。高井さんは同級生の辻君と結婚されて辻姓になったので、元夫の「雅夫君」も私の同級生です。そして彼の弟は私の実弟の同級生でもあるのです。

私のブログのサイドバーにプロフィールがありますが、この画像は私の卒園式の写真からスキャンしたのです。私は最前列の中央に座っていて、高井さんは最上段の左端にいます。この写真が撮影された頃、煥乎堂の旧店舗が建設され、前橋公園にもくば館が出来たのです。
幼稚園、小学校、中学校を通じた11年間同じ屋根の下で学んだのですが、彼女と同じクラスになったことは無いようです。雅夫君とは同じクラスで机を並べたことがあるので、母は雅夫君の母親とも仲が良かったと聞きました。

さて、この半生記はコスタリカから始まります。大手電機メーカーに勤務する夫の転勤に従って息子二人を連れてサン・ホセ移住、現地の生活に慣れた頃夫の異変に気がつきます。この頃起こった日本人誘拐未遂事件をきっかけに、一時帰国後に一家はマイアミで暮らすことになります。そして3人目の男の子に恵まれます。
夫の帰国辞令を受けて一家は一家は日本に帰りますが、突然夫は失踪してしまうのです。普通なら実家に身を寄せて3人の息子達に未来を託して生きるのですが、東京に打って出てやりたいことを見つけようと奔走するのが凄い。3男を保育園に入れ、二人の兄を呼び寄せて4人暮らしを開始、まず一般事務職を皮切りに転職を重ねます。
大学を卒業して就職したM百貨店での仕事(社員教育)拘りながら、自分で出来ることとのバランスを採りながらキャリアを重ねていく戦略は賢く、これが本書の魅力になっています。

同級生が執筆した本を読むのは『豆炭とパソコン』以来ですが、私のブログは科学ブログでありながら女性の読者が多いことも誇りにしています。どうぞ皆さん、この本を手にとって団塊世代の生き様に接して下さい。

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2 コメント

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書評ありがとうございます (momoko)
2009-07-27 09:56:46
 同級生とは有り難いものです。ましてやこの本を読むのはどんなにか複雑な思いだったでしょうか。スミマセン。元オットのことはこの本の本題ではないのですが、後半部分を展開するには、避けがたいテーマでもあるのです。ご容赦を…。
 店頭に並び始めてから一週間。いろいろな方からの感想を伺うのが楽しみでも怖いようでもあります。
思い出 (271828)
2009-07-28 05:39:39
momokoさん コメントありがとうございます。

読み始めて一気に読むことが出来ました。昔のことを色々思い出しました。やはり離婚の状況を説明しないと読者には後半を理解できないでしょう。
社員教育・営業は私の不得意な分野で、ここで業績を上げられたことは尊敬してしまいます。

お互いに好きなことをやって来ましたが、思い返すと父親の敷いた路線を走ってきたのかもしれません。

「百子の日記」をブックマークしました。故郷の話題も掲載していきたいと思っていますので、今後も宜しくお願いします。

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