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犬目線の映像を実現するスケート・ドーリー

2016年11月19日 | 日記

SKYPIXのスケート・ドーリー(X3pt Pro-Skate)で実際に撮影をしてみました。

スケート・ドーリーは4輪のバギー車に似た外観ですが、実物を手にするとおもちゃのバギー車よりぐっと大きく、シャーシも大変頑丈かつ精巧に作られているのに驚きます。 後輪をパルス・モーターで駆動します。 シャーシ上にパン・チルト・ローテーターを内蔵したX3pt(またはX3pt Pro)エンジンを装着し、そこにカメラを搭載しますので、大変コンパクトで、その動いている様はまるで生き物のようで「とても可愛い!」と周りの歓声を浴びまくります。(笑)

本来はこのX3pt(またはX3pt Pro)エンジンのRailモーター出力をレールのモーターに接続して3軸制御で撮影をする訳ですが、スケート・ドーリーに載せた場合は、Railモーター出力をスケート・ドーリーの後輪駆動モーターに接続して前進(または後進)させて撮影をします。 当然、動いては止まり、撮影をしてからまた動く、と言うインターバル走行(SMS動作)をしてくれます。

前輪は半固定式でノブをゆるめて進行方向をセットして撮影を開始します。 円弧を描くようにセットすれば銅像など構造物の周りをぐるりと回りながら見上げて撮影するなんて映像が撮れます。 大きなクッション性のある(オフロード)タイヤは大理石の上でも、コンクリートの上でも、地面の上でも大変馴染みがよく、しっかりと走行してくれます。

スケート・ドーリーはレールの代わりに後輪を駆動して床面を進行します。

パンとチルトと併せ、3軸を同時に制御しながらタイムラプスやビデオ撮影が可能です。

 

強靭な前輪車軸の先端とホイールの間にはには高精度ベアリングが挿入されています。 

車軸中央のノブを緩めて進行方向をセットできます。


 真鍮と特殊ナイロン製のウオームギアの組み合わせでバックラッシュを皆無にしています。 注油の必要もありません。

後輪も車軸との間に高精度ベアリングが挿入されています。 

 

 どのような路面にもしっかりとグリップする大径タイヤです。

 ホイール・ベースは220mm、全長は約300mmあります。 シャーシ厚は5mmもあり、高い剛性を実現しています。

 

上り坂もぐいぐい登って行きます。

 

基本的に平らな床面が必要になりますが、この程度の地面であればOKです。(進行方向の小石などは排除しておきます)

 

長さはせいぜい1m~2mあれば十分なので、このようなベンチもOK。 探してみると意外と平らな場所って有るものです。

 

 下の映像が実際に走行している様子です。

 

実際に撮影してみると、普通のドーリーでの撮影のようにレールや三脚などの荷物を運び、撮影場所を変えるたびに設置・装着・調整をしなければならないのに比べ、片手でひょいと持ち上げて場所を変えて、またポンと地面などに置くだけで良いのは想像以上に楽チンで快感すら感じます。 それだけ限られた時間内に沢山のシーンを撮影する事ができる訳です。

想像以上に苦労するのが、地面に這いつくばらない限り、カメラの液晶が見難い(液晶回転式のカメラもありますが、目からの距離があるのでかなり屈み込まなければならずやはり見難いです)事でしょう。 しかしこれはWiFiを使ってスマホをモニター代わりに使用する事で完全に解決できます。 (カメラにWiFiが内蔵されていない場合は、WiFiアダプターを装着する必要があります。) 

今回はqDslrDashboardと言うアプリをiPhoneにインストールして使ってみましたが、大変快適に使えました。 カメラ側をライブビューにすれば、若干のタイムラグはありますが、フォーカス合わせも十分に可能です。 フレーミングも、ライブビューで簡単に決められます。 qDslrdashboardは、LRTimelapseのページ中で紹介しているアプリです。 → http://www.skypix.jp/lrtimelapse_support_page_3.html 

撮影中も刻々と変わる映像を常時モニターできます。 普段は体験しない目線ですので、常時モニターして動きなどを確認できるメリットは大きいです。

 

下が、短いですが今回撮影した作品です。

 

 

カメラの傍にそびえ立つ人影など、犬目線ならでは描写が目を引きます。 日頃感じることのない、地面のデコボコ感や質感も感じる事ができます。 犬はこんな映像を見ているのだなぁと、中々面白い視点だと感じます。

実際に撮影後に処理をしてみると、そこそこフラットな床面でないと、どうしても画像はフレームによってわずかに縦横にずれたり傾いたりします。 これはAdobeのAfter Effectsのワープ・スタビライザーをかける事によりほとんど補正が可能です。その分フレームは最小公約数で切り取られるますので、撮影したままで全ての処理をしてスタビライズ後に希望するアスペクト比での切り出しを行わなければなりません。 通常は3:2のオリジナル・アスペクト比のCCD原画から16:9等のアスペクト比に切り出すので、上下方向の切り出し位置の選択が必要となります。 上の作品は16:9に切り出した後にスタビライスを行った為に、わずかですが意図したよりもフレーミングが上にずれてしまいました。(苦)

このスケート・ドーリーの簡便性は実際に使って見ると想像以上のものがあり、また上の撮影場所のような所でも、探せば撮影に耐えうるそこそこフラットなスペースは結構あります。 海外撮影旅行などに、これだけでも行けるのではないかと思います。 三脚もレールも不要で、ショルダーバッグやナップザックに簡単に収納できて重量も感じないスケート・ドーリーにはかなりの可能性が潜んでいると言えます。 普通のレール式ドーリーで撮影する傍らで、もう一台のカメラでスケート・ドーリーを使って近くで撮影する事はほとんど負担増にはなりません。 限られた時間で少しでも多くの映像を撮影しなければならない、週末アマチュア写真家の皆さんの強い味方になるでしょう。 

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