2001年10月16日 第17回 四万十川ウルトラマラソン 【記録】 13時間47分55秒 (ネット) 完走率は70%くらい? 天候:晴れ 気温 15.9℃(05:00) |
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参加賞のTシャツ あっという間に3週間も経ってしまいました。不本意なレースだったので、キーボードを打つ指が重くて重くて・・・。 でも、まあ、一応恒例なので簡単に。^^; |
午前5時26分 列の一番後ろに並び、ようやく小用を終えた時は、すでにスタート時間が迫っていました。 時間制限14時間の長丁場とはいえ、多少はあせります。 |
午前5時30分 最前列のランナーは、さすがに気合の入り方が違います。 僕はといえば、ずっと後の方で、ゆる~くレースの開始を待っていました。 写真はランネットから拝借。 |
午前8:00 ハーフマラソンの距離を2時間30分で走りました。 海抜0メートルから標高600メートルまで一気に駆け上がりました。一番の難関だと思っていましたが、拍子が抜けるくらい楽でした。 |
午前8時21分 峠を登りきった御褒美は、スタッフの笑顔でした。 |
ただ、お世話になった係りの方たちには申し訳ないのですが、四万十川ウルトラのエイドは、演出が足りないなあと思ってしまいます。没個性的で面白みに欠けるのです。写真を撮る気になれません。もう少し遊び心が欲しいところです。 唯一楽しみにしていた、80km過ぎのあたりで例年ビールをサーブしてくれていたらしい名物私設エイドも、いろいろとあってか今年からはなくなっていました。管理上の問題はあるのでしょうが、なんだかなあ・・・。 でも、70km少し手前で、コップにほんのちょっぴりだけ黄金色の炭酸飲料を出してくれていました。波々と注いで欲しかったのですが、おかわりはゴールをした後でと言われあきらめました。唯一、印象の残ったエイドでした。写真はあえて撮りませんでした。^^; |
午前9時11分 標高差600m駆け下りてきました。 大腿の筋肉のダメージが大きいので、本当は抑えるつもりだったのですが、作戦とは裏腹に、調子に乗っててしまいました。 もちろん、つけは後でしっかりと払わされます。 |
あと、実は四万十川用にと通販で購入したランニング・シューズが、わずかにアンダー・サイズでした。 まあ、なんとかなるだろうと思っていたのですが、ダメでした。ここの下りでしっかり両足の親指の爪が死んでしまいました。悲惨でした。 レースの終了後に靴を脱いで爪下血腫になっていることに気がつくことはたまにあるのですが、走っている最中に血腫のできつつあるのを感じたのは初めてでした。 |
午前9時38分 まだまだ余裕です。予定よりかなり速いペースでした。関門閉鎖まで1時間17分あります。 ちなみに立っているのは知らないおじさんです。^^; |
午前10時16分 10時スタートの60キロの部のランナーが合流してきました。皆、元気一杯です。 |
午前10時56分 日本最後の清流ともいわれる四万十川です。 いい天気です。 |
午前11時43分 ランナーはこの橋をいったん渡って、また戻ってきます。四万十川ウルトラのハイライトです。 大雨が降って水かさが増すと、「沈下橋」は水中に沈んでしまいます。 |
午後12時09分 貯金が1時間35分に増えています。 足の親指は相当痛かったのですが、気合だけはまだまだ残っていました。 |
第2関門を過ぎた辺りから、二つ目の峠にさしかかります。標高差100メートルくらいです。一つ目の峠に比べるとたいしたことはないのですが、すでにフルマラソン以上の距離を走っています。僕と同じレベルのランナーはほとんど歩いていたようです。 でも、「歩くためにマラソンをやっているわけではない」、なんて村上春樹の呪縛が、がふと頭に浮かんでしまったのです。 |
午後12時42分 二つ目の峠を下りきった、第3関門の手前あたりだったかな。 この辺りで、脚が逝っちゃっているのに気がつきました。 |
午後12時57分 カヌーステーションのエイドも、少々がっかりでした。 自販機が目に入ったので、コーラでもと思ったのですが、売り切れでした。ショックは大きかったです。とぼとぼ先を急ぎました。 しばらく走ると、また自販機をみつけました。今度こそはとコインを投入しました。でも、コーラは出てきませんでした。つり銭切れの表示が出ていました。う~ん。 |
午後2時11分 "橋の上からダイビングして、リタイヤするか"、なんて考えがふと脳裏をかすめました。ヘロヘロでした。 気力が萎えてくると、つい下を向いてしまいます。ランナーを撮影するために橋の上で待機していたオールスポーツの女性スタッフに、危うく衝突しそうになりました。下を向いて走っていたので、直前になるまで気がつかなかったのです。 彼女の笑った顔が引きつっていました。欄干がないので、下手をすると水中にドボンなのでした。^^; |
午後2時33分 少し歩きが入り始めていましたが、貯金はまだ1時間4分もあります。 残りの29kmを5時間で走ればよいのです。完走だけはできそうだなと確信しました。しかし、これで気持ちが折れてしまいました。 1kmを10分で歩くとして・・・、などと計算を始めたら、もういけません。歩きに歯止めがかからなくなってしまいました。 |
午後3時39分 「がんばろう日本」。 一斉の飛び跳ねて後ろを向くと、背中にも何かメッセージが書いてありました。でも、忘れてしまいました。 |
午後3時57分 このあたりは、ほとんど歩いていた記憶しか残っていません。^^; |
午後5時19分 だいぶん陽が落ちてきました。 |
たぶん、この少し後だったかなあ、わずかな上りにテレテレ歩いていると、『頑張りなさいよ~』と沿道から女性の声援。“いや~、脚がもういっちゃっているんですよ・・・”、と内心思いながら、たぶん情けない表情で答えました。すると、『私は抽選で外れたんですからね~。私の分まで走ってくださよ~!』と渇を入れられてしまいました。 “ひえぇ~”。とぼとぼと走り始め、ハイタッチを交わしたのでした。でも、もちろん、長続きはしません。カーブを曲がり姿を見られる心配がなくなると、立ち止まってしまいました。^^; |
午後5時48分 ゴールまであと10km弱です。 このエイドでペンライトを持たされました。この後、真っ暗な山道を走ることになります。本当に真っ暗でした。 ところどころに停めてある車のライトが、行く先の道を照らします。 |
午後6時20分 まだ26分も貯金が残っていました。残り6.1kmを1時間10分。ほとんど歩いても大丈夫です。 ただ、時速6kmで歩き続けるだけの体力は残っていません。走っては立ち止まり、そして歩いては走るの繰り返しでした。 |
もっとも、驚くことに、女性ランナーは超低速で走り続けることができます。こちらが休んでいると、とことこと追い抜かれてしまい、こちらが気を取り直して走り始めると、またすぐに追いついてしまいます。何度も追い抜いたり追い抜かれたり・・・。こんな感じでデッドヒート(?)を繰り広げた人が、80km以降何人か印象に残っています。 その内の一人。後ろには誰もいないはずだと思い、放屁したのです。すると、「えっ」、という声が聞こえました。振り向くとすぐ後ろに女性ランナーが迫っていました。だいぶん前に追い抜いたはずだったのですが・・・。少々恥ずかしい思いをしました。 あ、なんだか、どうでもいいことしか覚えていません。^^; |
19時20分04秒(ゴール・シーンです。
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