ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・病気・芸能・スポーツ・政治・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年、「僕とパニック障害の20年戦争」出版。

ボクシング・村田選手の判定に思うこと

2017-05-26 00:48:56 | Weblog
WBA世界ミドル級タイトルマッチの判定には残念の一語に尽きます。ある程度、ボクシングを知っている人ならば、誰も村田選手の勝ちを疑わなかったと思われます。しかし、フタを明けてみれば1-2の判定負け。長い間、ボクシングを見てきましたが、日本で行われた世界タイトルマッチで、ここまで大きく予想を裏切られたのは初めてですね。

確かに相手のエンダム選手に比べて村田選手は手数が少なく、それがこうした結果につながったのだと思いますが、ならば人間の審判などいらず、コンピュータにでも数えさせていればいいということになります。4回にダウンを奪ったのをはじめ、有効打の数では村田選手が圧倒していました。

村田涼太選手の戦いぶりは、素晴らしかった。すでに世界王者の風格がありました。今にして思えば、4ラウンドにダウンを奪った時も、駆け寄ってラッシュをかけるべきだったかもしれません。しかし、村田選手は悠然とした足取りで、エンダム選手に向かっていきました。ボクシング界から久しぶりにスーパースターの誕生を予感させました。

残念ながら一つの結果は出てしまいました。再選といわれても、村田選手からすれば、そう簡単に喜べる話ではありません。ボクシングの世界戦は、それだけで進退をかけて試合に挑んでいるわけですから。激戦区のミドル級。すでに30歳を過ぎている村田選手にとっては最初で最後のチャンスという思いがあったのかもしれません。この判定に運命的なものも感じても、不思議ではありません。無冠の帝王という運命を。

僕個人の希望としては、また村田選手の試合が見たいし、世界チャンピオンになってほしい。しかし、判定に不信感を持ったまま、もう一度気持ちを奮い立たせ、過酷なスパーリング、減量に耐え、リングに上がるというのは並大抵の事ではないと思います。それだけに、今回の不可解な判定の罪は、重いと言わざるを得ません。
ジャンル:
小説
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