ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・病気・芸能・スポーツ・政治・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年、「僕とパニック障害の20年戦争」出版。

「砂の塔」に見る男女論

2016-10-17 22:00:34 | Weblog
「砂の塔」の初回視聴率は9.8%。一桁発進となりました。菅野主演で初回一桁というのは、もしかしたら「イグアナの娘」以来かもしれません。

少し前までは「初回はキャストの数字」と言われ、菅野さんもこれまでずっと結果を出してきました。それに視聴率女王・松嶋菜々子が共演ということもあり、もう少しいけるかと思いましたが。視聴者の我慢がかつては初回の30分だとしたら、今は10分程度にまで短くなっているような気がします。

ドラマを見終えてしばらくして、このドラマは女性は悪、男性は善という描き方を徹底していることに気づきました。主人公の旦那、幼馴染みの体操のお兄さん、高校生の息子。男性の主要人物はみな優しい。それに対し女性は、主演の菅野さんは別として、すべて悪として描かれています。主人公の母親すら悪だった。見なくても脚本家は女性だろうと分かります(笑)男だとあそこまで女性を悪一辺倒に描けない。

松嶋さんの場合は悪といっても、美しく、品がある描き方をしていますが、問題はその他のタワーマンションの主婦連中。同じ悪でも松嶋さんとは描かれ方が違うのです。人としての価値が彼女らのどこにあるのか、見出せなかった。

脚本家の誇張があるとはいえ、確かに一理はあると思います。彼女たちはどうして変貌してしまったのか?女性の場合、10代、20代でちやほやされます。男はただ若いというだけでは、駄目ですね。イケメンとか、仕事が出来るとか、稼ぎがいいとか、何か持っていて初めて認められるのです。

女性はただ若いというだけで、ちやほやされるが故に、最大の武器である若さがなくなっていくと、若さに変わる特別なものを持っていない限り、次の世代に取って代わられる。そこに嫉妬が生まれ、ターゲットは若い女性にとどまらず、「砂の塔」のような世界が展開されるという事でしょう。

まあ、個人的には今後、内容的にも数字的にも、しり上がりの展開を期待しています。「イグアナの娘」のように。

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