とある詩人の住まう星

あなたの中で一つでも響く言葉や文章がありますように。

「車椅子」

2017-01-03 21:31:51 | 写真と詩


道路のわきに、車椅子が放置されていたよ

まるで今までご主人が使っていたかのように

手入れがきちんとされていて

真新しい感じだったんだ

僕にも車椅子に乗って一時期を過ごしたことがあったんだ

もう17年前の話だけどね

その時の車椅子にちょっと似ていたんだ

だから余計に気になってしまってね

ご主人様がいればいいが

一人だけだとどこにも行けない

だからこうして待つしかないんだね

渋谷の犬のようにずっと待っているのかな

雨の日も風の日も

僕は今日は時間がないんだ

だから、君をご主人様の所へ届けられないんだ

今は止まって、誰かが君を使う日が来ることを祈っているよ

それは、もしかしたら僕かもしれないし

僕の全然知らない人かもしれない

だけど君は待つしかない

きっとまたいい出会いがあると信じているよ

君がまた活躍できるようにね

それでは今日はここまでだ

さようなら 















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