私のタイムトラベル

ある家の物語・白鷺家の人々
― 道理を破る法あれど法を破る道理なし ―

ぶきっちょマリン 17歳の夏

2016年12月30日 | 1. 同居の始まり-母の日記より-

□□□□年 7月28日

木曜日の夜から夫、サッカーの合宿へ。だから私たちとてものんびりしている。 

夫がいないとこんなに心豊かになれるなんてこれは問題だ。

マリン、夏の演劇の大会に向けて彼女の全エネルギーを注ぎ込む。

なにしろ演出家さんなのですからして!まったくもって親の親切な忠告など耳に入らないのですからして。

かくして彼女はダダ下りの学生生活を送っていく・・・・。

ぶきっちょなマリンにはただ演劇だけの日々であった。

こうまで子供は親に似るのかと、受け継がれてゆくDNAに、私はつくづく自信をなくすのである。

親になるということは本当にここまでたいへんなことであったのである。

 

□□□□年 8月7日

今日はマリンたち、S高校の演劇コンクール発表の日である。

毎日毎日、日曜日もなく文字通り朝から晩までの練習を重ねて2か月。

さて演出を引き受けて神経性胃炎だのなんだのと言い、さして食事もしなかった割には

まるで痩せることなく相変わらずの体型を保持したまま、晴れの日を迎えたマリン。 

結果はどうであれ、脚本、印刷、コピー。手紙の発送から様々な交渉。はては広告取りまで。

この貴重な体験は紛れもなくマリン、17歳のものである。 カイトと見に行く。

私には見える。舞台に込められたみんなの思い。彼女たちのあつい日々。みんなの健闘を祝します。

 

よくやったね、マリン!

 

 

                    

 

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