読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

拓未 司著「 恋の病は食前に」

2012-03-31 | た行
「一目ぼれしやすい」厄介な男。「変人」料理評論家草刈春男が主人公の連作短編5つ。
これが最後の恋だと思ったのに・・・ひと目ぼれ、猛アタック、玉砕を重ねて42年。この草刈、担当の雑誌編集者にとっては傲慢で扱いにくい上に、あいついで引き起こす騒動で原稿が遅れるやらでてんてこ舞。
取材で訪れた店員の女性、同窓会で久しぶりに会った同級生、風俗デリヘルの女、パン屋のパン職人など。
その恋愛のカギとなるのが、横手焼きそば、姫路おでん、厚木シロコロホルモン、宮崎の肉巻きおにぎり、名古屋のイタリアンスパといったB級グルメを絡めてのラブストリーなのだ。
取って付けた様な料理と女の関連、ほろりとする場面もあるがイマイチ。
2011年5月 朝日新聞出版刊
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本城雅人著「シューメーカーの足音」

2012-03-30 | は行
主人公の一人斎藤良一は、紳士靴の名店が軒を連ねるロンドンのジャーミン・ストリートで注文靴のサロン兼工房を経営する靴職人。彼が作る靴は、英国靴の伝統を守りながらも斬新なデザインに仕上げることで人気を博していた。傾いた靴工場を買収しさらなる成功を目指し、計略を巡らせる斎藤。狙うは、「英国王室御用達」の称号。だが、そんな斎藤の野望を阻む策略を練る若者がもう一人の主人公榎本智哉。今は未だ日本で靴の修理屋を営みながら靴作りに精を出していた。この世には、靴を見てからその人間の価値を決める世界がある。二人の因縁は、十三年前のあるきっかけの出来事だった。
靴作り薀蓄が多く展開も遅いうえ、靴にそんなに執着しない人にはそんな世界もあるのかという程度。ミステリーにしても榎本が使うスパイは誰かという程度で弱いし成長物語でもない中途半端、互いの心理戦の上での結末も予想通リ、斎藤にも榎本にも感情移入がし難い物語でした。
『素晴らしい靴は素晴らしい場所に連れて行ってくれる』(P120)
『幸福と嫌悪、やる気と堕落、充実感と飽きといったものすべて対立する感覚です。・・・対義語であるがために、対局に位置していると思われがちですが、実は横並びに存在しているのです。』(P197)

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映画「ヒューゴの不思議な発明」 

2012-03-28 | 映画
2011年米映画 原題「HUGO」マーティン・スコセッシ監督作品
原作はブライアン・セルズニックの冒険ファンタジー「ユゴーの不思議な発明」。
1930年代のパリ。父親の残した壊れた機械人形とともにパリ駅の時計塔に暮らす少年ヒューゴ(エイサ・バターフィールド)は、ある日、おもちゃ屋で部品を盗もうとして店主のジョルジュ(ベン・キングスレー)に捕まる。
彼はジョルジュに機械人形の設計図を奪われ、取り戻そうとするうちにジョルジュの娘・イザベル(クロエ・モレッツ)とも知り合う。
やがて二人は彼女の養父ジョルジュの人形に秘めた封印した過去を探り出す。
映画メディア黎明期の偉人たち「映画の父」として知られるジョルジュ・メリエスを映画創世記の時代とともに描き出す。
今年の第84回アカデミー賞で作品賞含む11部門で同年最多ノミネートされるが撮影賞、美術賞など計5部門を受賞。
少女イザベル役のクロエ・モレッツ(15歳)がキュートでよかった。
父との思い出を大切にしながら孤独に生きる少年と、つらい記憶を胸に秘め絶望と共に過ごしてきた老人との運命が交錯する
感動物語です。
ヒューゴのセリフ「ひとつひとつのネジと同じですべてに意味がある。世の中にはムダな存在なんかないんだ」
「機械も人間も目的を失くすと壊れるんだ。だから修理してあげなくちゃ」

「ハッピーエンドの映画こそ人々をハッピーにする」(メリエス)

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堂場瞬一著「共鳴」

2012-03-25 | 堂場瞬一
刑事は退職しても刑事、家族を顧みることなく生きてきた元刑事の祖父・麻生和馬とプチ引きこもりの孫・新城将が、同じ事件に取り組む中で、それぞれの抱える問題にも立ち向かっていくというストーリー。
元刑事/頑固一徹今は小田原の田舎に住み県警防犯アドバイザーのボランティアでご近所トラブルの解決に精を出す74歳の和馬。
一方は、幼い頃両親が離婚父方に引き取られ、大学には進学したけれど祖母の死後引きこもり生活、ネット命の21歳の将。東京の自宅から拉致気味に連れてこられて二人のぎこちない同居生活が始った。
ある日、近所の高校生から「両親が祖母を安楽死させたのではないか」と悩みを打ち明けられ、将は心の奥底に封じ込めていたある疑惑を蘇らせた。共に暮らす中で祖父の生き方を知り、孫は真相を探ろうと決心する。
老人介護、安楽死、尊属殺人、引きこもり、外国人による覚醒剤売買、親子断絶等々の問題を絡めて展開され面白い作品に仕上がっている。
おじいちゃんの抱える問題も孫が抱える問題も、誰もが一度は悩んだことのある悩みでしょう、読後感はいい物語でした。
「人が持っている勇気というのは、決まったサイズしかないのかもしれない。育てることは出来ず、使い果たしたらそれで終りかもしれない。」(P282)


2011年7月中央公論新社刊
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福田和代著「タワーリング」

2012-03-23 | は行
六本木の超高層ビルがジャックされた。最上階に立てこもる男、閉じ込められた1000名以上の人々、包囲する警察。
地上50階地下5階、まるで一つの街のような巨大ビル。朝9時、警報ベルが鳴り響く。
「我々は、ウインドシア六本木をジャックした!」人質は最上階に住むビル会社社長。
多額の金銭を要求する犯人たちと社長を救出しようとするビル会社の社員と駆けつけた警察はシステムに阻まれ、容易に突入することができない。
じりじりと過ぎる時間の中、17階のオフィスに閉じ込められたビル会社の社員、船津康介は、ある奇策を思いつく・・・。
ゴミ処理用のダスト、非常用井戸、備蓄食、自家発電所を備えた都市の要塞。そのセキュリティと防災システムが、
人々を外界から遮断していく。
緊迫感の中のコミカルなセリフの掛け合い、犯罪の背景、目的が中々明らかにならない、登場人物の誰に感情移入したら・・・途中で読むのをやめようと思ったのだが、我慢して最後までつきあうと、最後大きな痛快どんでん返しの意外性に感動できるでしょう。
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安東能明著「潜行捜査 一対一00」 

2012-03-22 | あ行
リアリティのある警察小説。大晦日に起きた一家三人惨殺事件。
大量に残された指紋や犯人の靴の足跡、服などから早期解決が展望されるなか、その捜査本部で重要な任についた幸本は、捜査方針の対立から、本部付を解任されてしまう。
事件は膨大な物証に振りまわされ、事件は迷宮入りの様相を呈してきていた。
それから5年、幸本は所轄署の生活安全課へと異動となったが、捜査本部と異なる視点で、なおも朝岡一家殺人事件を追っていた。そして偶然に手に入れたある証拠物。
捜査員100人を相手に幸本の執念の捜査は一歩一歩犯人を追い詰めるのだが・・・。
世田谷一家殺人事件や3億円給料強奪犯人を思い起させるような展開、警察や検察の体質や人間関係を絡ませてリアルに描いている。
自分の妻まで手伝わせるのはどうかと思うが犯人逮捕までを一気に面白く読ませるが、主人公を含めて妻との関係や人物の掘り下げが浅く読了の感動と残るものがないのは残念だ。
2010年9月 双葉社刊
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高嶋哲夫「首都感染」

2012-03-21 | た行
パンデミックを扱った近未来小説。20××年、中国でサッカー・ワールドカップが開催中、熱狂するスタジアムから遠く離れた雲南省で、致死率60%のH5N1型強毒性新型インフルエンザが出現。
中国当局による必死の封じ込めも破綻し、恐怖のウイルスがワールドカップの観客の中の感染者を通じてジェット機に運ばれ世界中に、そして日本へと広がった。
インフルエンザ・パンデミック阻止のため、政府対策本部のアドバイザー・元WHOの瀬戸崎優司は空港での検疫を徹底、空港封鎖など対策をとるが、ついに都内にも患者が発生。厚労相の提案に総理の瀬戸崎は経済関係閣僚の反対を押し切り空前絶後の“東京封鎖作戦”を決断した。
いささか設定や人間関係に都合のいい出来すぎの感が気になる。福島原発事故当時の官邸の右往左往ぶりなどを降り返ると現実はもっと厳しいような悲観感が強い。
しかし近い将来有り得る可能性のシュミレーション知識として読むにはいい本です。映画化も可能な内容です。
『死は誰にでも平等に訪れる。少し違うとすれば、早いか遅いか、苦しむか苦しまないかの違い程度だ。』(P301)

2010年12月 講談社刊
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英国映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」

2012-03-19 | 映画
2011年原題「The Iron Lady」フィリダ・ロイド監督作品
1979年から1990年まで11年という長期に渡り英国を率いた英国史上初の女性首相 として、世界までも変えたのは、
妻であり、双子の母であり、一人の女性だった。
アカデミー賞 主演女優賞獲得メリル・ストリープが全身全霊で挑んで演じた、<鉄の女>マーガレット・サッチャー。
夫となるデニス(ジム・ブロードベント)からプロポーズされ「台所の皿洗いで終る生きかたはしたくないわ」と野心を隠さないで言い放ち「全力で君を支えるよ」と一生涯サッチャーを支え続けた夫との愛の物語に感動。他界した夫デニスの死を時々忘れる認知症を患うサッチャーの現在と、希望と栄光に満ちた過去を対比させ、老いと孤独からはどんな人間も逃れられない現実を描く。雑貨商の娘だった少女時代、父の影響、デニス・サッチャーからのプロポーズ、下院議員当選、保守党党首から、首相就任、テロとの戦い、ベルリンの壁崩壊、フォークランド紛争での勝利、経済改革、強い意思で英国民を導き、愛され、嫌われ、やがて保守党内で孤立、首相辞任。演技と老けメイクでサッチャーそのものに見えた。サッチャーの信念と行動力に敬服。
混迷増す21世紀の指導者の理想像なのか。


「言ってほしいことがあれば、男に頼みなさい。やってほしいことがあれば、女に頼みなさい」(サッチャー)


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拓未司著「紅葉する夏の出来事」

2012-03-18 | た行
志望高校への受験の失敗で両親との確執が深まり、不良仲間と付き合いはじめる高一の悠馬。
脱サラして始めたラーメン屋で失敗、借金が脹らみ転落の道を歩みはじめた元エリート・サラリーマンの伊東。
そして、全身を真っ赤に染めゴミ屋敷に暮らす痴呆症の老婆レッドばばあ(RB)。
ある日、彼らが暮らす街で高校生による両親殺傷事件が起こる・・・
どうしようもない現実を生きる3人の運命がゴミ屋敷で交錯し、夏の“紅葉”はやがて激しく乱れ散るのだった。
悠馬と伊東の交互の視点で展開されるのだが時系列に従って書かれていないのは後半ドンデン返しの為か?
格安水道修理屋の実態がリアル。料理の場面はあまりないが読後感はいい。
『変ったけど変えれなかった・・・表面上は変っても、根本的なところは変らない。・・・本気で過去の自分と決別したかったら・・・事実を事実として全て受け入れるというか、反対に残らず吐き出してしまうとか』(P285)

2010年8月 宝島社刊
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麻生幾著「奪還」(RECAPTURE)

2012-03-16 | あ行
海上自衛隊・SBU(特別警備隊)の元小隊長を中心とした通称バッドボーイズ(水中の特殊部隊)達の活躍するアクション小説。
舞台はフィリピン・ミンダナオ島。1年前に国に幻滅して特殊部隊を辞めて、ミンダナオ島のダイビングショップで働いていた河合斌に、フィリピンで消息を絶った国境なき医師団の日本人女医折原 雪乃を捜してくれとの依頼が持ち込まれる。
地元マフィアの壁に阻まれ、あと一歩でターゲットを捉えられないなか、事態は急転、河合の前に自衛隊の幹部候補生学校で同期だった男が姿を現し、双子の巨大台風が接近する与那国島で61名もの人質を盾に立て篭もる武装集団に立ち向かう依頼を受ける。
日本政府は河合がかつて率いていた部隊を政治決断により招集、事態打開の特別任務を発令する。
大きな犠牲を払ってミッション・コンプリートしたのだが、その裏には国家が決して明かしはしない驚愕の事実が隠されていた。
国際的謀略。事件の裏側・真相には少しガッカリ。
緊迫感のある死闘などはあるがリアル感のないB級ドラマを見せられた読後感でした。


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映画・DVD「私の愛、私のそばに」

2012-03-15 | Weblog
2009年韓国映画 英題『CLOSER TO HEAVEN』。パク・ピョ監督作品
原因も有効な治療法も見つかっていない難病・筋萎縮性側索硬化症(ALS)(身体が少しずつ麻痺していくルー・ゲーリック病)を患うジョンウ(キム・ミョンミン)。唯一の肉親である母親が亡くなった日、車椅子姿のジョンウは離婚して葬儀社で働く幼なじみのジス(ハ・ジウォン)と再会し、恋に落ちる。
一年後、結婚式を挙げた二人の新居は病院。
ジョンウはスプーンを握ることも精一杯だが、いつもそばで見守ってくれるジスのお陰で、誰よりも闘病意志は強ったのだが、状態は悪化の一途を辿り、日々、変貌していく自分の身体を受け入れ難い。
ジスの優しさにさえ冷たくしてしまう。そして絶対嫌だった言語障害が始まった。・・・
予想できる定番のストーリーでやっぱりという感想。
痩せて病状が悪化する役を20k減量して役作りしたキム・ミョンミンは立派。ハ・ジウォンの魅力だけで見せられた。
病院で同じ病気の夫を17年間看病している小母さんのセリフ
「人生に正解はない。操作するのが一番難しいのが心。捨てるのが一番難しいのは欲。習うのが一番難しいのは人生を送る要領。」
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鏑木蓮著「白砂(はくしゃ)」

2012-03-13 | か行
白砂(はくしゃ)とは、散骨の遺骨を砕いた砂状のものこと。
表題のごとく遺骨テーマにした悲劇。
警察物ミステリーにしては、犯行動機も犯人も最初から予想できその展開成り行きも見当が付いてしまって謎解きの楽しみはない。
しかし登場人物の心情を細やかに描いて事件の悲しい背景を浮かび上がらせていく。
働きながら予備校に通う20歳の高村小夜が一人暮らしのアパートで何者かによって撲殺された。殺害現場に唯一残されていた装飾品のペンダントは、遺骨を中に混ぜた、メモリアルオブジェクトだった。
その特殊な残留品をヒントに下谷署の鬼刑事・目黒一馬と相棒・山名が捜査あたる。
やふがて浮かび上がってきたのは、舞い降りた奇跡に翻弄された女たちの人生だった。
・・・ギリシャ神話や短歌などを絡めて神秘的で表紙の絵も美しのだが、大きな山場もなく淡々とそんな感じで終ってしまった。

2010年7月双葉社刊
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セブンのナナちゃん

2012-03-12 | Weblog
今月のナナちゃんの衣装は花柄模様の衣装でした。

巨大マネキン"ナナちゃん人形"は名古屋駅の待ち合わせ場所として有名。
何度か利用したことがある。
1973年(昭和48年)、「セブン館」の1周年を記念して設置され、以来季節によって衣装が変わる。

スイス生まれ(スイス製)、
身長610cm、体重600kg、スリーサイズはバスト207cm、ウエスト180cm、ヒップ215cm。
名前の由来は、ヤング館の旧称であるセブン館の「7」からとか。

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インド音楽百弦琴サントゥール

2012-03-11 | Weblog
市主催の民族音楽レクチャーコンサート
今回は「インド音楽百弦琴サントゥールの魅力」(インド・サントゥール演奏家・小室真理)
北インド・カシミール地方の打楽器、サントゥール(紀元前よりの古典楽器)
百本の弦が張られて2本の木の撥で打って奏でられる
神秘的で美しい響き
最初に「ラーガ・プリーリア・カリヤーン」(インド古典音楽)の演奏が
30分ほどあり、その後スライドを使って楽器や歴史の説明があった。
実際に手に触れててもいいという体験コーナーを経て、
「パハーリー・ドゥン」という
カシミールの民謡の演奏があって約2時間楽しませてもらった。
以前、イラン(ペルシャ)のサントゥールのときも
レクチャーされたのを思い出したが、このカシミールのサントゥールから、
世界中に広がったとされ、ピアノの祖先とも言われている。
癒しのサウンドで繰り返し奏でられるメロディーについいい気持ちで
眠ってしましそうになった。
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田南透著「翼をください」

2012-03-10 | た行
表向きは石元陽菜は愛らしい笑顔で人気の女子大生なのだが、彼女に好意を寄せる男たちは、気を惹くために重大な『秘密』をつい打ち明けてしまっていた。
実は陽菜の本性は、男をいいように操って己の利益をはかろうとする、極めて自己中な男を翻弄する女。
裏切られた怒りはやがて殺意となり、『ストーカー』はゼミ旅行の目的地である閉ざされた嵐の孤島で計画を実行する。
そして惨劇が起きた。ゼミの同級生たち、そして彼女のストーカー、この中に犯人が・・・皆其々怪しい・・・
動機は一体犯人は女か男か?誰なのか 。
錯綜する家族や人間関係、愛憎の縺れの果てに起きた閉鎖空間の殺人事件。
人間関係の交錯、裏側、ドロドロした内面描写が続く。
余りにも人が死にすぎる、犯人のトリックや意外性もどこかで読んだストーリー。
犯人探しのミステリーでもあるが、後半意外な展開で終る愛憎劇に読後感はたいへん悪いです。
2012年1月東京創元社刊
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