読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

日明恩著「優しい水」

2017-08-05 | た行

両親の離婚を機に母の故郷へと引っ越してきた中学生の石塚洋は、近所の川で捨てられたと思しき熱帯魚を見つけた。洋は魚の引き取り所の存在を知り持ち込もうとするものの魚は全滅してしまう。悲しみにくれる洋だったが、魚を入れていたバケツの水の中に“白いもやもやしたもの”を見つけ「魚を殺した原因かもしれない」と観察を始めた。そして喧しい近所の犬、仲良くなれない友達にその水を飲ませることにして・・・。川の水と魚の死の調査がとんでもない事件に。少年の好奇心によってもたらされた見えざるモノが日本を揺るがすサスペンス。

獣医、環境研究センター須賀、警察官、やくざなど絡みながら、脳が融けて認知症のような症状と謎の水に関する調査が繰り広げられていくサスペンス面白かった。愚かな人間が行った何気ない自然破壊の愚かな行為が人類の脅威に発展する結末に恐怖を感じた。

フィエステリア(Pfiesteria)は従属栄養性の渦鞭毛藻で、葉緑体を持たない単細胞生物である。アメリカのノースカロライア州で発見されたこの藻類は揮発性の神経毒を産生する(ウィキペディアより)

「Life will find a way」(生命は必ず道をみつける)(P203)

2017年3月徳間書店刊

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