読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

雫井侑介著「犯人に告ぐ2・闇の蜃気楼」

2017-06-16 | さ行

前作「犯人に告ぐ」で神奈川県警が劇場型捜査を展開した「バッドマン事件」から半年の設定。巻島史彦警視は、誘拐事件の捜査を任された。和菓子メーカーの社長と息子が拉致監禁され、後日社長のみが解放される。社長と協力して捜査態勢を敷く巻島だったが、裏では犯人側の真の計画が進行していた。警察、犯人、被害者家族。前代未聞の騙し合いの中で!巧妙に仕組まれた知恵の回る犯人たちによる誘拐ビジネス

2004年に書かれた前作は読んだが余りにも間が離れてホボ忘れていて登場人物を最後まで思い出すことがなかった。オレオレ詐欺の実態や主犯の淡野の特異なキャラの面白さ、犯行に加わる兄弟の生い立ちや心理状態、警察対犯人たち、被害者の心理的駆け引きの妙も感じたが結末が不完全で、取り逃がした犯人の一人に巻島が「お前はそれまで震えて眠れ」という最後のセリフも、犯人を逮捕できる根拠や証拠が示されているわけでもないので、捨てセリフに聞こえてむなしかった。続編も有りそうでそれに期待する。

20159月集英社刊

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