文部科学省は16日、大学入試センター試験に代えて2020年度から実施する新テストの実施方針案を公表した。
名称は「大学入学共通テスト(仮称)」とし、従来のマークシート形式のほか、国語と数学に各3問程度の記述式問題を課す。英語は実用英語技能検定(英検)など民間の資格・検定試験を導入する。
現在のセンター試験と同様に、1月中旬の2日間実施される。国語は80~120字程度で回答させる問題を含む3問程度が記述式となる。試験時間は、マークシート式と合わせて、現行の80分を100分程度に拡大する。数学も記述式の出題を3問程度とする。試験時間は現行の60分を70分程度にする。
国語と数学の記述式問題は段階別評価とする。英語の民間試験活用については、受験時期を高校3年生の4~12月とし、受験可能回数は事前申請に基づき2回。想定されているのは、英検、TOEFL、TOEICなどだ。