Skier's High-High
サンタバーバラから帰ってきました!
しばらくはリハビリ中・・・。
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S氏の高層天気図シリーズが送られてきました!
最近、S氏に乗っ取られ気味です・・・
僕もがんばらねば。

今回も図が大きいので、本文中には小さくして載せています。
クリックすると大きい図面が表示されますよ。

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「これから降るのは雨?雪?
高層天気図を読み解こう その4」

最近,またまたブログのっとり状態のSです.

ちょっと,前回(11月30日)時点の予想を振り返って
みましょう.
「2,3,4日あたりは冷え込むことになっています.

東北は冬型になり日本海側に降水量があると予測できます.
2日は降水量予測は北陸までカバーしているので,
スキー場での積雪も期待できそうです.
しかし,4日以降は天気は良好で,残念ながらそれほどの
積雪の積み増しは期待できなさそうです…
でも,2-4日の期間中,人工降雪機ががんがん動かせる
ほど冷え込みそうですので,それに期待しましょう.」
という前回の予想は概ね当たりましたね.

気温自体はかなり冷え,日本海側では降雪があり,
東北はかなりの降雪.しかし,スキー場がオープンする
ほどの降雪には至らず,人工降雪気がフル稼働…と,
予想通りの状況になりました.
すごいですね,FZCX50.
現在の科学技術のすばらしさを感じます.

では,今日の500hpa天気図を見てみましょう.


-24度の線が信州まで,-30度の線が東北南部まで下がってます.
まぁ,スキー場に雨が降ることはない寒気が上空に入ってます.
でも,36度の線が信州まで降りてこないと,本格的な雪が降る
天気図とはいえません….

と,ここまではイントロです.
ここから本題に入ります.

ちょっと間が開きましたが,前回…前回…あれ?前回
どこまで書いたっけ.しばらく間が開いたので…(ごそごそ)
あ,そうそう,FZCX50を見れば,これからの1週間の天気予報の
精度が高いかどうか読み取れる,という話をしました.

FZCX50の右上の6枚の図を見てください.


前回,ここでは「降水確率」が点線で描かれている,
という話をしましたが,この図にはほかに何本もの
実線が引かれています.
その実線は,いくつかのグループに分かれている
ようなんですが…
これは何でしょう?

この線は,500hpaの高度が5880m,5700m,5340m
になるところを表してます…が,線は3本ではありませんね.
もっとたくさんあります.それぞれの線が何本も引いて
あるからなんです.

では,なぜ同じ線が何本も引いてあるのか….
それは,コンピュータで今後1週間のシミュレーションを
する際に,初期値を微妙に変えて何通りか計算した場合の線を
引いてあるからなんです.
非線形解析(カオス理論って言ったほうが通じるか?)をやった
人は知っていると思いますが,お天気のような複雑な系を
シミュレーションすると,わずかな初期値の違いが,最後は
大きな違いになって現れてきます.
カオスの世界で,「バタフライ効果」とか言われたり
しますが….
で,この非線形状態は,初期値がわずかに違うだけであっと
いう間に計算結果が大きく変わっていく局面と,
初期値がわずかに違ってもしばらくは同じような変化を
示す局面があるんです.
ということで,この初期値を変えた場合の計算値のばらつきが
大きいようなら,初期値のわずかな違いで結果が大きく変化
してしまう状況になっている,ということで,今後の天気予報は
難しい局面となります.
逆に,初期値を変えた場合の計算値ばらつきが小さいようなら,
初期値を変えても結果が大きく変化しない状況ということで,
今後の天気予報は当たりやすい局面となります.

たとえば,図3の右と左を見比べてみてください.

左側6枚は,比較的線のばらつきが少なく,線がきれいに3グループに
分かれてますね.
それに対して右側6枚は,11月24日以降の右側の3枚で,5340mの線が
ぐちゃぐちゃに入り乱れてます.
すなわち,左側の状態では,初期値を変えてもほとんど等高度線の
位置が変化しないような安定した局面.
しかし,右側では計算初期値のわずかなズレで,今後の空気の動きの
予測値が大きく変わってしまう局面です.
つまり,右の図のような局面では,これからの週間天気予報は外れる
可能性が高い,ということです.
このような局面では,数日経つと「なんだ~月曜の週間天気予報じゃ
週末晴れるって言ってたのに,金曜になったら,明日の天気
土砂降りに変わってるじゃないか~」ということが起こりえます.
しかし,左のような状態では,そのような可能性は低いです.

同じく,FZCX50の右下の気温グラフにも何本も線が引いてあるのは,
初期値を変えた場合の計算結果をそれぞれ書き込んであるからです.
「縦細線は全メンバーの範囲」と書いてあるように,初期値を
変えると気温傾向はこれだけ変わっちゃいますよ,ということが
このグラフには書かれているんです.
そういう意味では,図2の今日の図を見てみると,8日から9日の
館野は気温が高くなるか低くなるか,予想のばらつきが大きい
ことになっています.
と言うことで,天気予報が「9日は気温が低い!」と言って
いても,実は気温が高くなってしまう可能性もあることが
分かります.

いかがでしたでしょうか.
FZCX50を見れば,
・今後1週間の気温の傾向
・今後1週間,雨または雪が降るかどうか
・今後1週間,天気予報のあたる確率が高いかどうか
が読み取れる,ということが分かったかと思います.

…しかしまだ続くこのシリーズ.
今度は300hpa天気図のエッセンスです.
この図面を見れば,地上がどのくらい強い冬型になりそうかとか,
日本海の筋状の雲が出て日本海側が雪になりそうかどうかとかが,
なんとなく分かります….

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