Skier's High-High
サンタバーバラから帰ってきました!
しばらくはリハビリ中・・・。
人気の高かった過去の記事へのリンク集を作りました!


k2hikoさんとスマシカオさんのブログ記事にリンク開始!!!






S氏から大量のレポートが届きました。
皆さんが読みたいだろう、来シーズンモデルの試乗レポートですよ!
大量なので、2回に分けて掲載したいと思います。

文中、S氏は自分のことをレジャースキーヤーとかなんとか書いていますが、
このブログを読んでいる皆さんは既にご存知のとおり、
滑走日数はレジャースキーの域を超えているのはもちろん、
的確な視点を持ったスキーヤーです。
レベルについても、「テク・クラも指導員資格も持っていません」っていうのは本当ですが、
実のところは、それらに興味が無いだけで受けてないだけなんです。
その辺を加味して読んでいただければ良いかと思います。

それではS氏レポートです!


---------
(多分)日本でもっとも早い部類の2007シーズンモデル試乗レポート

3月18,19日に,志賀高原で試乗会をやっていたので
いろいろ乗り比べて来ました.
雪質は好コンディションの圧雪.普通の次シーズンモデルの
試乗会は春雪のぐちゃぐちゃな状態のことが多いですが,
今回はかなり恵まれた雪質で試乗できました.
どうしても春の雪で試乗すると,軟らかめの板に好感触を得て
しまい,ハイシーズンの雪で物足りなかったりすることが
ありますが,今回はかなり好条件での試乗でした.

また,今回私は「180cm程度の大回りの板」を探すことを
主眼に板をチョイスしましたので,小回り用の板を
ほとんど履いてません.そのあたりご理解を.

あと,試乗者のスキーレベルが気になるところでしょうが,
あくまで私は検定や大会に縁が薄いレジャースキーヤー
で,テク・クラも指導員資格も持っていません.
いちレジャースキーヤーのメモ書き程度と思ってください.
私が絶賛した板でも「なんじゃこりゃぁ?」と思う人が
いたり,私が「どうもこの板は…」と思った板でも
「この板最高!」と感じる人がいると思います.
「あくまで私が好きか嫌いか」という基準で,「板が
良いか悪いか」を述べているわけではないのでご注意を.

ずらっと並ぶ板から乗りたいものを選ぶ。




HEAD i-Supershape RC 173cm

オールラウンド用基礎板です.
センター付近よりも,トップとテールのエッジが
利いて曲がっていく感じ.サイドカーブより,この
たわみによって曲がっていく板です.
返りも比較的早く,ハイスピードで滑っているときに
板の返って来るタイミングに合わせていくと,
中回りから小回りになっていきます.
今履いている2Vに比較的近いと思いました.


NORDICA Speedmachine 14 170cm

ロングターンベースのオールラウンド板だそうですが.
中級向けなのでしょうか.
わずかに傾けたところから,強めのサイドカーブと
軟らかめのフレックスのために,板がするすると
内側に入っていき,かなり楽に滑れる板です.
トーションがそれほど強くないせいか,トップが
強引に内側に入っていくという感じではなく,
あくまでするすると入っていくという印象です.
しかし,スピードを出し角付けを強めていくと,自分が
ずらしていく量以上にエッジが逃げ出します.
逆に言えば,それだけ体に負荷がかからないため,
楽に滑れます.
がんがん滑るより,適度にクルージングをしたい
人用の板なのかな?


NORDICA Dobermann GS PRO 181cm

今回のぴかイチ.
その名の通りGS用競技板です.
フレックスが軟らかいけどトーションがしっかり
しており,きれいに撓みつつがっちりしたグリップを感じます.
それでいて,ずれ量も自在にコントロール可能.
ターンにすっと入り,傾きに比例して旋回半径を
変えられ,コントロール性がいいです.
返りも早すぎず,絶妙なタイミングで大回りの
リズムで切り返すための必要な量がゆったりと
返ってくる感じ.そのためにターンが詰まってしまったり
スポンと切り替わってしまうことがなく,しっかり
加重したまま切り替え動作に入れます.
トップスピードでの安定性も文句なし.ハイスピードでも
撓みすぎる・ターンが詰まるということはなく,
スポーツマンコース大回りにもってこいか.


DYNASTAR Speed Course COMP 182cm

これもGS用競技板.
Dobermann GSよりフレックスがしっかりしている感じ.
しかし,Nordica同様,コントロール性もよく,きれいに
面を使って滑っていけます(そういう錯覚をさせて
くれます).
返りの量も適当で,ゆったりと帰ってくるために
飛ばされたり,体が遅れたりすることなくしっかり
板を押さえて切り替えに行けます.
ただ,Nordicaより心もちフレックスが硬い分,私より
もう少し脚力・技術がある人向けなのかな,と
思いました.


ATOMIC DEMO LT12 170cm

大回りベースの基礎板.
長さが170cmで大回りようにしてはちょっと短めって
のがきいているのか,この板の性格なのかははっきり
しませんが,トップスピードに入ると板がちょっと撓み
すぎて,大回りというより中回りになってしまいました.
面を使って滑っていくともう少しトップスピードでも
大きく回れるのかな?
しかし,エッジグリップが強いので,撓んだ板の
エッジに乗せられていく感じです.
この撓み量は,踏み方によって調整可能なので,
決してコントロールしにくいというわけではないですが.
ただ,トップスピードを出すと,170cmの板ではちょっと
回りすぎました.
180cmくらいの長さにすれば,多分気持ちよい大回り
専用機として使えるのかも….
試乗したのが170cmでは,大回り専用機としての実力を
発揮しきれずちょっとかわいそうかな,という
感じでした.
エッジがかなり食い込むので,170cmでも小回りは
ちょっと戸惑ってしまい,「小回りもできるように」
と短かめをチョイスするのはあまりお勧めしません.


ATOMIC DEMO Limited 166cm

オールラウンド基礎板.大回りのLT,小回りのSTと
独立したオールラウンドモデルです.
LT12よりフレックスが軟らかいです.
小回り,大回り両方OK.LT12に比べると,良い意味で
グリップもルーズで,好きなように板を振り回せます.
すごく無難なチョイスの板だと思います.
ただ,中庸すぎてあまりアトミックらしくないな,
と思ってしまいましたが.


ROSSIGNOL Radical RX Worldcup 175cm

競技用GS板.
GSの板で175cmってのはちょっと短いですが….
かなり本格的なGS板で,しっかり踏まないと
真っ直ぐ走ってしまいます.
適切なタイミングで適切(かなり前.つま先の
ちょっと前くらいのポイント)に加重していけば
かなりの安定感とともに,きれいに板が
回っていきます.
ただし,十分な回転性が出てくるスピードレンジは
かなり高いです.また,ずれ量のコントロールも
かなり技量がないと難しそうです.
私のような人間では,数回に1回気持ちよく回るか
どうか,というところ.
私よりずーーっとうまい人向けの板だと思いました.


ROSSIGNOL Radical R9X oversize 174cm

競技用GS板.
RX WCよりフレックスが柔らかめですが,サイドカーブが
同じなのか,性格は似ています.
加重ポイントは比較的前にあり,しっかりつま先側に
加重するときれいにトップがフォールラインに絡んで
行きます.
後ろに行くと板が真っ直ぐ走ります.で,ターン後半は
真っ直ぐ板が抜けていくので,ターンの抜けはすごく
良いです.ただ,その後しっかり重心を前に戻せないと
つらいですが….
今シーズンまでは9x oversizeのモデルはDualtecでしたが,
来シーズンの板はRX Worldcup同様にサンドイッチ構造
のように見えました.


SALOMON DEMO X2 170cm

大回りベース基礎板.
SALOMON使いとしては,期待した板だったのですが….
普段履いているX-bodyの2Vと比べると,センター幅が広いX2は
トップとテールが利かず,センター付近のエッジががんばって
いる感じ.板が作り出すたわみに乗っていくというより,
足元付近のエッジだけで雪面を噛んでいる感じです.
それだけずらし量はコントロールしやすいのですが….
返りのバネ感も弱いし,あれれ?って感じ.


SALOMON DEMO X3 165cm

小回りベース基礎板.
今年の3Vと比べて,過激さが影を潜め,かなり滑りやすく
なりました.トップ幅が5mm以上狭くなっているから
でしょうか….
エッジグリップもマイルドになり,コントローラビリティ
も上がってます.
「全自動カービングマシーン」といった従来の3Vの
トップの入り方を期待すると物足りないですが,
誰でも履けるオールラウンド板としての完成度は
高まったと思います.
小回りベースの,気楽に履けるオールラウンド板です.


SALOMON Equipe GC 170cm

えーーーーっと.
基本的にFIS規定に縛られないGS用の板だったと
思うのですが….
エッジのビベル角の設定がおかしかったのかも?
わずかに傾けると強烈なエッジグリップとともに,
サイドカーブの方向に曲がっていきます.
もう,まさに板が勝手に曲がっていく感覚.
板のR以外に行くことは難しいです.
フレックスは固めなので,撓み量で旋回半径をコントロール
するのも難しいです.純粋にサイドカーブで曲がっていく感じ.
究極の「オートマチック板」ですが,オートマチックすぎて
乗り手のコントロールの余地があまり残されていない
ような気が….

コメント ( 2 ) | Trackback ( 1 )



« ルンバ買いま... ===ブログランキングに登録してみました!===

スキー・スノーボードカテゴリー
gooブログ不具... »
 
コメント
 
 
 
興味津々(◎_◎) (nobo)
2006-03-29 07:54:56
おはようございます^^



S氏のレポート興味深々で読ませていただきました・・

PART2も楽しみにしています



レポートの内容を見れはS氏の技量が分かりますね~~♪

私はロシ信者の一人なので、ロシの記事には特に注目して呼んでしまいました^^;



ロシのGSモデルは昔から同じような特徴を持っているようで

ポジション・タイミングがバッチリ合うと

とんでもなく走ってくれますが

それをなかなか味わえない事が多いです



サロモンも一時期乗ってましたが

確かに良く出来た板が多くて魅力的です

しかしS氏も書いているように

板の性能があまりにも滑りに影響を与えるようなイメージがあるので

私的には手を出し辛い板ですね^^;



PS.後ほど志賀のレポート共々

TBさせていただきますね~~♪
 
 
 
Unknown (nobu)
2006-03-30 19:02:38
noboさん、こんばんは。

僕もS氏にレポートを送ってもらって

じっくり読んじゃいました。

さすがにS氏のレポートは読みごたえありました。



僕はロシの板は自分で買ったことは無いです。

前にブログの記事で書きましたが、

学生時代はサロモンを履いていて、

今はアトミックです。

あまり頻繁に買い換えられないのですが、

かといって試乗してじっくり選んでいるわけでもないです。

もし来シーズン購入することになったら、

S氏のレポートがとても役に立ちそうです!

 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。
 
この記事のトラックバック Ping-URL
 


ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません
 
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
 
 
07ニューモデル試乗会レポートの紹介~♪ (Snow Dancer)
我BlogSnowDancerと相互リンクBlogのSkier\'s High-High そちらの専属レポーターとして既におなじみのS氏ですが 今回07シーズンのニューモデルを試乗~~~~♪ なかなか興味深いレポートが配信されています^^   どれにしようかな~~~♪ こんな悩みも試
 
 


【PR】月の土地が買えるってホント?