メランコリア

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notes and movies(1996.3~ part1)

2013-06-17 14:26:39 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回は明るい緑色のノートからご紹介。『X-FILES』のSECOND SEASONがほとんど占めてますw

  

photo1:映画史上に残るフランス映画の名作『天井桟敷の人々』。今一度観たいと思いつつ長すぎて諦めてる
photo2:『X-FILES』のSECOND SEASON。
photo3:そっか短大の友だちが結婚したのはこの年かぁ・・・感慨深い

若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『X-FILES SECOND SEASON』
監督:クリス・カーターほか 出演:デイヴィッド・ドゥカヴニー、ジリアン・アンダーソン ほか

 

【FILE No.201 Little Green Men】
さてさてやっと日本でレンタルとなったSECOND SEASON。これだけ世界中話題騒然となった後は、
さすがのスタッフもより話を面白く、深く描くにはプレッシャーもかかったことだろう。
この幕開けの第1話は異星人との接近遭遇というメインテーマを置くとともに、
2人のその後や、モルダーの妹の誘拐事件が初めて明らかにされるという、続編らしいファンへの思い遣り?!がある。
このそっくりなモルダー少年役をよく見つけたなってことにビックリ
妹も超美少女だし、遭遇シーンの緊張感あるシーンも見どころ。

ファイルを失ったけど彼らは諦めないでシリーズは続く。危うくFBIまで解雇されそうにもなるけど、
なぜか上司は危険を冒してまでモルダーを引きとめてくれた。その裏になにかワケでもあるのか、それも気になる。
2人のドラマ性もいいけど、肝心な超自然現象のほうも忘れないでほしい


【FILE No.202 THE HOST】
20分にも渡るかと思う長い近日公開映画の宣伝にちょっと辟易。ゴレンジャーと超合金そのマンマの作品には驚いたけど。
途中で知人と電話で話し込んだことにもめげず、このメモを書いている。
謎の寄生虫がいくら放射能とは言え、いかにも俳優が演ってるっていうヒト形なのはちょっとオーバーな気がする。
その特殊メイクはとびきりグロテスクでイケてる。いかにも臭ってきそうな排水路。
これが毎日大量に海に流れ込んでいるかと思うと、湖底や、下水道には本当に何が潜んでいるかわかんないものね。
放射能汚染による変形した生物写真は本物だろう。いつ自分たちの飲み水や食べものにも混入するか知れない恐怖を覚える。
ところでファイルは復活するの?レンタルは3巻までだけどもう7巻までの宣伝が入っている。全部一気に出しちゃえばいいのに。
噂どおりジリアンが妊娠中でオーバーコートでお腹を隠している。こんな撮影の裏話もファンには見どころなんだよね。


【FILE No.203 Blood】
さて、SECOND SEASONの2巻目最初は非認定の農薬LSDMが撒かれ、その副作用で恐怖症状が増幅し、
大量殺人を引き起こすという「X-FILES」では比較的ストレートな展開。
モルダーは「こんな難しいケースは初めてだ」というけど、田舎の警官が全信頼を委ねるほど頭の回転が冴えてて、
電気機器が壊されているという共通点から副作用を起こす物質の存在まですぐに発見しちゃう。
ファイルがなくても彼の頭脳だけでやっていけるんじゃないかって感じ。まだファイル復活のきざしはなし。
この後、モルダーにも幻覚が見えるんだけど、携帯電話の表示に出てきたのは、「ALL DONE」と「BYE BYE」。
モルダーの恐怖心は何だったのか? ちょっと本当のところは不明だけど、なんとなくファンをニヤリとさせる演出。


【FILE No.204 SLEEPLESS】
今作はなかなか興味深くて斬新なアイデアと共に映像に鋭さが光る。
パソコンの青いモニターの色がスカリーの丸眼鏡に映ってるクールなシーン。
「2人の絆は離れてからさらに強まっています」
「新しいパートナーとは合ってる? 私と組んでた時より静かでせいせいするでしょ」「よく我慢してたと感謝してるよ」
ここで2人の絆のシーンを振っておいて、謎の上官らの「問題には解決策がある」ついに次回でスカリー誘拐か?
第2のディープスロートも出現。黒人で上官にはもうすでにバレてる。「だが危険は隣り合わせにある」この黒人俳優もカッコいい。
やっぱりモルダーにはこういう情報屋の存在が必要なのか?
新パートナーが関わっているんだから、ほんと「TRUST NO ONE」だよね。
テレパシーで人を殺せるのか?ってことより、他人の夢に入り込む実験が進んでいるってことのほうがビックリ!
アメリカならなんでもやり得るからねぇ・・・


【FILE No.205 Duane Barry】
そろそろSECOND SEASONの盛り上がりにさしかかった。というよりスカリーことジュリアン・アンダーソンのオメデタで
誘拐される設定となったのだが、考えれば他の人が半そでの時に1人だけぶ厚いロングコートの彼女、
いつもなら突然の侵入者でも必死で抵抗して、常にクールで素早く自己防衛できるはずの彼女もお手上げ。
このつづきはpart2,3へのお楽しみ。

今作ではアブダクトの詳細が映像でリアルに語られているのが見どころ。
背が小さく、金属みたいな肌でまぶしい光に包まれて動く宇宙人がスゴイ。
軍も絡んでいて、地球外生命体の到来を知ってて、テストに協力しているとまで言う。
きっと人がモルモットを勝手にあらゆる実験台に使っているのと同じなのね。
ただ人の脳のほうが発達していて、言葉も通じないというだけで。こう見れば宇宙人はあまり友好的でないみたい。

(『アミ』シリーズを読んだ今では、宇宙人に対するイメージが逆転してるけどね


【FILE No.206 Ascension】
「どの巻から見てもOK」というのが売り文句のシリーズ中、唯一続きものの「昇天」。
今作はとにかくスカリーがいないのを必死に探すという追跡劇で終始している(実は眠くて途中寝まくりだった
「唯一、私ができることはXファイルを再開させることだ」いよいよファイル再開か!
第2のディープスロートの次のメッセージは「Deny Everything(すべてを否定せよ)」
パートナーの裏切りも知り、モルダーは1人でこの危機を乗り越えなければならない。


【FILE No.207 '3'】
スカリーが誘拐されたまま再開したXファイル。いよいよ最初の事件は吸血鬼伝説。
映画でももうお馴染みの題材だから、Xファイル調も少しゆるんでドラマ性が強いつくりになっている。
吸血鬼伝説もいろいろあるけど、彼はちゃんと鏡にも映っていたし、
要は心底信じているかどうかで何でも起こりうるフシギな人間の能力にあるのかも。

それにしてもドゥキャブニーはイイ男だねえ!
名も上がってますます磨きがかかってモテモテだろうなあ、このモルダーみたいに。
半裸でヒゲを剃ってもらい、濃厚なキスシーンまであるというサービス、色っぽいシーンのオマケ付き
でもクロスのネックレスとスカリーのことも忘れないでね。


【FILE No.208 One Breath】
やっとスカリーが戻った!それも突然に、誰が運んだかも分からずに入院するなんてとっても妙な話だけど、
とにかくめでたく2人の主役が揃ったわけ。
誘拐したのはアブダクトを信じていた男だったけど、雰囲気からすると上層部が黒幕みたい。
それが分かっても何も手出しできない。理由は謎のまま。
やっぱりジリアン妊娠の末の苦肉の策でしかなかったのか?

昏睡状態が、川に浮かぶ船に乗り、ロープで結ばれ、対岸に妹らがいるというシーンで描かれているのが見どころ。
いつまでも目の裏に残る。「ツインピークス」的映像。
死んだ父親が迎えにきて「小さな娘に会えるならどんなことも惜しまない。だが今じゃない。まだもう少し先だ」
と言い残して去る場面や、周りがいかにも平和でリラックスした森に変わるシーンもイイ。
スカリーのお腹はスッキリしたけど、胸が異様に大きい。子どもが生まれたせい?まったくの余談だけどw


【FILE No.209 FIREWALKER】
Xファイルの事例にはこの手の寄生ものが多い。
確かに大自然の中には、まだまだ知られていない生物が存在しているだろうけど。
今回は火山の中の黒曜石から取り出された胞子状の植物。
早々に仕事復帰したスカリーがモルダーの突飛な見解に現実的な意見で対抗する様子が戻ってきた。

Xファイルは実際世界で起きた事件を基にしている部分もあるから、
こんな突飛な事件もまんざら嘘とは言い切れないところがあるから怖い。
この火山は実在するのかな? 様々な科学専門用語が出てくるのも特徴。
それなりのブレーンと情報に基づいたものなのだろうけど。


【FILE No.210 Red Museum】
オウム事件、狂牛病などが世界で騒がれている中、今作ではカルト教団に汚染牛が描かれているのは偶然だろうか?
感染病その他の異常事態が誰かの手によって意図的に広められたとするととてつもなく怖いことだ。
「三角フラスコ」に出てきた地球外DNAと関係があるらしい。
どうやら人に投与して実験が行われていて、その秘密を握るものらが消されていった。
老人も成長ホルモンが政府に認可されていることを鼻で笑ったように、
アメリカでも人々はもう巨大な国家機関への信用を失いつつあるのが、Xファイルのもう一つの大きな一貫したテーマでもある。
でもここまで徹底した疑いをかけられても番組に圧力がかからないって、やっぱり自由な国だな。


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