◆粛々と草刈をして◆ ３６４６

『おいおい、翁さん、翁さん、聞こえたか？。花木苑の草刈、刈り終わっちゃうな、俺が刈ってやるって言っといたのに、ファハハハ。倅さんが助っ人に来たようだが、要領が悪い？、草払い機も使いようだよ。・・・・昨日ショッピング・モールでかあちゃんに会ったそうだが、奥さんが一般病棟に移ったそうで、良かったね。翁さんもいろいろと苦労があって大変だが夫婦だからな、ハハハハ』

『誰かと思ったら勘さんか、わざわざ様子を見に来た？、まだ暑くはないから、１日２時間を３日ほど草払い機で遊んだわ、ハハハハ。婆さんの入院で生活のリズムが狂い、草刈でもしないと時間があり過ぎて。取りあえずは、今年１回目の作業が終わったよ。あと３回は勘さんに応援をして貰うわ。・・・・百合さんと初子さんに会って、お昼に鉄火丼をご馳走になっちゃって、美味しかったよ、ハハハハ』

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『この時期の雑草は刈り易いから楽だが、秋口の剛草はしぶとい、俺の草払い機は建設業者などプロ仕様でパワーがあるからバリバリだ、任せなよ、ハハハハ。面会時間は３時からだが、院内の裏道を探した？、来週かあちゃんが見舞いに行くそうだよ。それよりも、翁さんの食事のことを心配をしているわ、本当に飯を炊いて食べているのかなって。緊急避難に時には嫌でも外食もし、俺のところに食べに来なよ』

『いやあ、全くだな、秋口は種類の違う雑草、結構草払い機の刃に絡まって厄介だよ、それにその時期は暑いわ、ファハハハ。今日はまた涼し過ぎて、こんな作業にはうってつけだが。食事をしているか？、朝は飯を炊いて目刺しや納豆で、その残り飯を握り飯にして昼に、今日の昼も用意をしてあるわ、ハハハハ。婆さんはまだ食事が無理だが、元気だよ、昨日は天丼が食いたいって、ギャハハハ』
                                                    
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あとがき＝＝本当は雑草を自由に生い茂らせてやりたいが、ご近所の目は怠け者と見られるからな、ガハハハ＝＝放念の翁