『あら~翁さん、こんなところで(蕎麦店)お会いをしましたね、奥様も、こんにちわ。お二人でお食事ですね、ホホホホ。お蕎麦がお好きですね、1日1食はうどん蕎麦が食べたいそうで。この近くの施設に叔母が入所をしていまして、時々話し相手に妹と一緒に。私の妹は奥様と高校の友人だったそうで。私たちは食事は終わり、帰るところですが、食品スーパーで買い物をしながら』
『やあ、繁子さんしばらくだね、婆さんが蕎麦掻きを食べたいと言い出して、ここの蕎麦掻きが好物で、ハハハハ。妹さんは久しぶりだな、婆さんとは高校の軟式テニス部で一緒、その後短大も一緒だったそうで、美人姉妹、ハハハハ。蕎麦も蕎麦屋によって微妙な味の違いが、蕎麦の実の産地の違いだろうが、ここは好きだよ、天ぷらも地元野菜で。この頃は蕎麦を食べに産地の栃木、福島に遠出が出来なくて』
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『ご自分でもうどん蕎麦を打たれるそうですが、茹でるのも薪だそうですね?、祖父母が打たれた味が忘れられない?、その気持ちが分かりますよ、ホホホホ。私も何とか親の味を受け継ごうと、でもね、外食などで五感が乱れてきて、親がいたら不味いと言われますね。調理は大変でしたが、薪で釜炊きのご飯や煮物が美味しかったですし、囲炉裏は体が暖まりましたよ、あら立ち話で』
『婆さんも妹さんと話が夢中のようで、・・・・立っていないで座敷に上がってどうぞだってお店で、お茶も用意をするって、ハハハハ。この後、俺も予定があるので、蕎麦を注文して食べるからね。ええ、まだ食べられそうなので、盛りそばを一緒に食べる?。蕎麦は、昔は仕事の合間や夜遅くにサッと立ち寄る庶民のファーストフードだったそうなので、それに消化が良いし、ハハハハ』
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あとがき==うどん蕎麦に腰が、いつからか知らないが、薪で茹でなくなって芯まで火が通らないから?、ガハハハ==放念の翁
呑兵衛あなさんも蕎麦がお好きのようですね。
私は素朴な田舎蕎麦、それも農家で打つような汁も
あっさりした出汁でお椀で啜るのが好きです。
ですから、洗練?をされた藪蕎麦、更科蕎麦などは
好みません。
私も通勤の行き帰りにあちこちで駅そばを、案外に
一昔前には美味しい店もありました。
地形地質で米麦の栽培ができない僻地で、蕎麦を
主食にした地域、貧しい庶民の主食だったとか。
その「地粉」、気温差、霧などの気候、風土と痩せ
地、育つ環境で味が違うようです。
長野や会津、山形などでその気候風土が似通った
土地の蕎麦は美味しいです。
結局、自分の足で探さないと、素朴な蕎麦は食べら
れないですね。
蕎麦は自分でも打ちますが、手近なところでそば粉
が手に入らなくなりました。スーパーはほとんどが輸
入物ですから。
彼の有名な讃岐うどん、昔は「瀬戸内小麦」で打た
れていましたが、今は輸入小麦だそうで、本物の讃
岐ではないようですね。
仕事人時代の東京・関東圏では、職場近傍は勿論、あちこちのしごと先のそばには美味い蕎麦屋がありました。
lZf[な暖簾を出したような店で無くとも、立ち食いそば屋でも美味いところが多かったです。
ところが現在の金沢近傍では蕎麦屋が少ないところに、美味しいと思う味に出会いません。
立ち食いの店もほとんど有りませんし、JRでは金沢駅に1店舗あるだけです。
しかも、料理全般に足付けが甘い当地では蕎麦の出汁までも甘いんですね~
ですから、山中温泉に行った際に隣の県に足を伸ばして、永平寺で食べることにしています。