思惟石

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ガダラの豚のどうのこうの

2017-05-12 16:52:06 | 日記
『ガダラの豚』を読みました。
中島らも。
名作。

めっちゃ人が死ぬんですが
それでも読後感は悪くなく、
全編通じて良い読書時間を楽しめます。

能天気アル中な大生部(おおうべ)教授の
人徳ですなあ。
とはいえ、能天気過ぎだろうとツッコミたいですが。

中島らも作品は遠い昔に(まだ存命だったと思う)
『今夜、すべてのバーで』
を読んだことがあって。
当時の私は、二日酔いも気にせず安酒を暴飲できちゃう
ヒマ且つ健康な学生という素晴らしい身分でしたが、
アル中怖い…と思ったことを覚えています。

さらにどうでも良い話しですが、
その後『テロリストのパラソル』(藤原伊織)を読んで
アル中なのにかっこよすぎ!と思いました。
別に、アル中の描写にリアリティは求めていないので、
特に問題無いし、好きな作品ですが。

ちなみに『ガダラの豚』の時代設定は
90年代初頭あたりでしょうか(初版が96年)。
テレビというメディアの立ち位置が、
「呪術・超能力」とか「凶悪犯罪」とか「アイドルぽろり」とか
覗き見志向全盛の一方で、絶大な影響力も持っていて、
90年代っぽいなあと、時代を感じました。

ネットもケータイも出てこないしね。

それでもテレビの撮影ということで
さくっとアフリカの辺境の村まで行くわけで、
人って「動く」生き物だな、なんてことを
なぜだかしみじみ思ってしまいました。

多分、アイフォンの買い替えの方が
パスポートの再交付(切れて久しいのです)よりも
ハードル低いと感じているからですね。

時代性は「わしも歳をとったのう…」ってことで
どーでもいいとして、
アフリカの文化風習や呪術的社会的な解釈や
超常現象的なアレコレや現代宗教や
アル中や少林寺やゼブラのステーキなどなど、
面白さてんこ盛りで、大変満足満腹でした。
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