人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

失ったものはここにある

2017-06-10 13:02:07 | 雑感
今日の時代というのは、ある面かつてないほど、生きやすいようであり、又その裏返しのように今日ほど生きにくい時代は無いのかもわかりません。
これはあくまでも、この国に生きている身からの観方なのですが…
今では、その気になれば自分らしい生き方は出来ると思います。
これには、”何が本当の自分なのか?”という命題も存するのでしょうが、難しいことはさて置き、単純に自分は何が好きで、何に惹かれ、何に生きがいを感じるかという事は、その気が有れば…というよりそういう人は、もう知っているはずのものですよね。”その気が有れば”…ね。とっくにたどり着いていて、その人生を謳歌しているのでしょうね。
こういうことから、どっかで別のスイッチが入って、真我に目覚める、エンライトメントということも起きたりするのでしょう。
だが…観方を変えると、自分がどういう人間で、どう生きていいかわからない、という人も又多くなっているのも事実でしょう。
先日、テレビで莫大な公金を横領した役人の犯人が、全く悪びれずに役人ならず、役者のように演じていたかの如くに、取材に応じていたのを観ましたが、実にこの時代相というものを表しているように感じました。
このヒトは、きっとヴァーチャル感覚でことに及んでいたのでしょう。
その理路整然と話している表情も、生身の人格というものを感じさせないヴァーチャルなものに映りました。そこからは豊かな教養というものは感じるが、血の通った感情というものは全く伝わってこなかったのです。
今日流行のスピ界のある面では、人格というものを軽んじる傾向が有りますが、”生きたその人間らしさを映し出す”としてのそれを失っているような人間…心、魂を失っているような人間が今日増え続けているのではないでしょうか?
何が自分らしさ、どこに自分が落ち着ける世界が有るのかが見えにくくなっているのです。
私は、”そういう客観的なものなど一体どこにあるのか?”という屁理屈の話などしていません!
理屈が分かったところで、それは机上で語られるようなヴァーチャルなものに過ぎません。
もし、理屈抜きに喜びを持って、自分が惹かれてやまないものに興じていたら、屁理屈なぞ宣ってなど居られません。リアルにそうなってしまうからです。
いくら真理が語られようと、直に、目の当たりに感じなければそのものは生きたものにはならないのです。
例えば、愛というものは、実証されなければ、有るとか無いとか論議されなければ、認められないものでしょうか?
それは自分自身が感じる他ないものです。しかし、それはどこかに見つけようとしなくとも、本来から与えられているものです。
多くは社会人、仮面としての自分(多くのスピで、捨て去ろうとしているのは、この本来的でない人格のことでしょう)を演じ続けなければならないことで、フタ閉めされてしまったものでしょう。
”ホントは好きなのに、惹かれているのに、それを捨てないと、良い大人、社会人にはなれない、成功出来ないんだ…”と、どっかからの声に屈服して…
そしてもっと不幸な事に何と多くの人は、一度捨て去ったもの、フタ閉めされてしまったものは、二度と戻らないものだと思い込み、決め込んでいることでしょう…本来からあるものは消えてゆかないものなのに…
私はとっくに置いてきたと思っていた、”愛にあるもの”が呼び覚まされることも有るし、今生で味わったことの無い無条件の愛というものにも預かったこともあります。(夢の中でもあります)
フタ閉めというものは徐々に思いを重ねて、重みを加えて行くものですが(ズルズルとハマっていく…)、フタ開けというものは一瞬で行われます。
愛は、どこにも消えてゆかず、元々有るもので、思いというものを超えているから…その気さえあれば開き、涸れた泉にも活水が蘇るのです。
愛…特に最愛のものを見出した時、失われた自分自身を取り戻せるのです。

今日では、ネットなどを通じて、ここに居ながらにして、自分らしい生き方というものを見つけることが出来るのかもしれません。
だけど、それは情報だけなら、頭の中だけでヴァーチャルな自分の人生、自分の世界を作り出しているだけと言えるでしょう。
しかし、その媒体によっても時に惹かれてやまないものが呼び覚まされることも有る…
それは正にパネル越しでない、この身に起きていることに違いありません。
ここに無くしてどこにもないもの…愛にある自己…。









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