タイトルの単語は全て「ラッコ」と呼ぶ。
というわけでラッコの話。
ラッコというと「可愛い」というのが世間一般のイメージであろうが、1983年、鳥羽水族館が日本で2番目にラッコの飼育を始める(日本で初めてラッコを飼育したのは伊豆三津シーパラダイスである)までラッコという存在は無名であった。
1頭あたり年間の餌代は500万はかかり、冷房や強化コンクリートなど設備面も高コストを強いられるが、ラッコがいるということ自体が水族館にとって看板になるのもまた事実かと思われる
が、それだけではない。
毛皮目的による乱獲で20万頭はいたラッコが一時は約1000頭にまで激減し、現在ワシントン条約附属書Ⅰ(絶滅危惧種。商取引は不可。学術的目的に限り輸出国、輸入国の許可を得て行うことが出来る)に指定されている。
もしラッコという生き物がどういうものなのか分からなければ関心を集めることは出来なかったであろう。水族館で飼われている彼らは種の代表としてやってきたメッセンジャーであり、水族館は研究と啓蒙の場でもある。
食うか食われるかは世(自然界)の常であり、生きる事も死ぬことも「自分以外の誰かの為」である。
ラッコは毛皮の需要ゆえに絶滅寸前まで追いこまれながらも、可愛さゆえに絶滅を免れ国民的アイドルとなった波乱万丈の種であるというは結果からの推論でしかないワケだが…
こんな話がある。
シーラカンスやメガマウスが何故絶滅しないのか。
「不味いからだよ」と。
というわけでラッコの話。
ラッコというと「可愛い」というのが世間一般のイメージであろうが、1983年、鳥羽水族館が日本で2番目にラッコの飼育を始める(日本で初めてラッコを飼育したのは伊豆三津シーパラダイスである)までラッコという存在は無名であった。
1頭あたり年間の餌代は500万はかかり、冷房や強化コンクリートなど設備面も高コストを強いられるが、ラッコがいるということ自体が水族館にとって看板になるのもまた事実かと思われる
が、それだけではない。
毛皮目的による乱獲で20万頭はいたラッコが一時は約1000頭にまで激減し、現在ワシントン条約附属書Ⅰ(絶滅危惧種。商取引は不可。学術的目的に限り輸出国、輸入国の許可を得て行うことが出来る)に指定されている。
もしラッコという生き物がどういうものなのか分からなければ関心を集めることは出来なかったであろう。水族館で飼われている彼らは種の代表としてやってきたメッセンジャーであり、水族館は研究と啓蒙の場でもある。
食うか食われるかは世(自然界)の常であり、生きる事も死ぬことも「自分以外の誰かの為」である。
ラッコは毛皮の需要ゆえに絶滅寸前まで追いこまれながらも、可愛さゆえに絶滅を免れ国民的アイドルとなった波乱万丈の種であるというは結果からの推論でしかないワケだが…
こんな話がある。
シーラカンスやメガマウスが何故絶滅しないのか。
「不味いからだよ」と。