まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

韓流‥王の運命

2017年05月17日 | 日記&映画
Gwは終盤にお客様が来て、Y村に行くという。
何が何でも行きたいという気迫。
輪島市のY村R寺(お寺)に家族と客人込みで押しかけた。
七尾市も輪島市も時節‥ホテル&民宿は満室。

村の住民、陶芸家のM氏は窯焚きで大忙し、寺の老師は勉強会の講師、30人以上の客人でテントも張られている。

いや なかなかの繁忙期のY村。
氏の家がなかったら日帰りか‥野宿か‥車中泊。
村にとっては例年の行事とはいえ、招かれざる者としては、冷や汗が出るところ。

暇人の私とは違い、休みに動くしか出来ない多忙な人々は貪欲で活力が違う。
初めてのY村を身体全体で吸収しているF氏とAさん。
場馴れしている両人は楽しんでいた。
空間と人間力との出会い。
氏‥毎度お世話になります。
助けられています。
有難う。
 《GWに花を咲かせていたチューリップは今日は茎のみ》
花の命は短いという当たり前の事が侘びしい。

TUTAYAに行ってきた。
ひと頃の人気と勢いはないが、いまだ根強いファンを誇る韓国ドラマ。

メディア露出が少ないだけで‥むしろ視聴者は増えているという声も聞こえる。
レンタルDVDのコーナーも益益々々の広がりを見せるばかり。
時代劇が好きなので楽しみでもある。

 映画《王の運命》

18世紀の朝鮮王朝を舞台に、第21代王・英祖とその息子・思悼との確執を描く。

国民的俳優ソン・ガンホが(英祖)を演じる。
実話である米櫃事件は、大義と名分のみを重んじる李朝の理不尽があくなく出ている。
米櫃に閉じ込められて殺される王の息子‥思悼世子はユ・アインが熱演。
全編を流れる音楽も胸に沁みる。
韓国史の知識がなくても面白くみられると思う。

この映画を見た後、続けてドラマ《秘密の扉》を見ることになった。

こちらは名優ハン・ソッキョと好漢イ・ジェフンが悲劇の親子を演じている。

父が息子を殺すことになる経緯が、緻密に丁寧に描かれている。

李朝は520年余り‥世界史上有数の長寿王国だ。

儒教(朱子学)が国宝‥国の根っこであった。
知識人たちが進んでそうしたのではなく、国家が官学としてそれを定めた。
それを学ぶ以外に官史になる道がなかった。
朱子(朱子学の祖)が悪いわけではない。
制度がそうであった為、やむをえないことであった。
この屁理屈のような学問‥司馬遼太郎氏がおっしゃっている。
官僚たちは消耗し、政治の党争が常に表面化してくる。
そのたびに儒者が処刑され、廷臣は流罪にされ、王族は毒を飲む。
慢性病のような時代。

米櫃に八日間閉じ込められて思悼世子(サドセジャ)は息子の為に死んだ。

優れた建設技術や新しい文化の導入‥朝鮮末期文化の華を開かせた英邁な君主。
ハングルを創造した世宗大王(李氏朝鮮第4代国王)と並ぶ好学の王としての誉れ高い22代国王。
正祖‥イ・サンが息子の名前だ。

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