カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。読書・家庭菜園・旅行・川柳・謡曲など際限なく・・。

観音絵馬巡礼の旅展

2017-05-06 09:38:26 | 熊本地震
 益城町の交流情報センターでは、5月2日~7月30日の間<観音絵馬・巡礼の旅>展が催されている。

 「観音絵馬」は押絵作・深浦春をはじめとする3人の女性の手によって明治42年から5年の歳月をかけて制作された。

 その後20年間にわたって全国巡回のあと作品群は観音絵馬堂に収められ、深浦家によって代々守り継がれてきたもの。

 数年前から「益城33箇所巡り」など文化財の保護を進めてきた益城町がその絵馬の修復を含めて受け入れ、「観音絵馬」33枚を、町の新たな文化財として平成26年から修復・復元事業を行ってきた。

 修復作業完成目前で熊本地震に遭遇した。

 しかし絵は最も被害の大きかった地区にあったものの、奇跡的にほとんど無傷で難を逃れた。

 その後修復は継続されて、作品群は蘇った。

 これまで幾度となく風水害・戦災など困難な状況のなか人々の祈りの対象として果たしてきた役目と、今回の地震による被災からの町の復興への願いを重ね合わせて、再び<心の復興のシンボル>としての役割を担わせようというものである。

 大型の絵馬・押し絵は「西国三十三所観世音霊験記」と称し、第一番札所「紀州、那智山 青岸渡寺」(和泉式部)から第三十三番札所「美濃、谷汲山 華厳寺」(大倉太郎信満)までの登場人物が描かれている。

 
 (益城町復興祈念・観音絵馬巡礼の旅展)

 
 (会場の交流情報センター・ミナテラス)

 隣の総合体育館と共に、地震の際は避難所として使用され、玄関アプローチへは手前の通路と段差が出来たままである。

 図書館を含めほぼその機能は回復しているが、役場被災のため生涯学習課はこの建物の一角に開設されている。

 
 
 (展示会場・スペース)

 一番札所から番号順に三十三番まで展示されていて、観世音菩薩によって救われた物語を読みながら進む。

 謡曲に出てくる寺や登場人物も沢山あって、私は物語の方が興味があったが、押し絵の作品そのものを楽しむのもいい。

 謡曲では「竹生島」に渡った都人が「女人禁制の島に女性がお参りしているのは妙だ」と船頭に問うと「それは知らぬ人の言いごとですよ。ご神体は弁財天ですから、むしろ女の人ほど御利益がありますよ」と答える場面があったことを思い出した。

 何度か訪れて三十三枚の押絵を分けて眺めるのも良いかもしれない。

 
にほんブログ村
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« お食事会は大渋滞 | トップ | 嗚呼!残念なサッカーデー »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

熊本地震」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL