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Mayumiの日々綴る暮らしと歴史の話

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夜郎自大  「史記」

2017-12-09 06:20:26 | Weblog

漢の時代、西南地方の外れに「夜郎」と云う小さい国があった。
ある時、この国に漢の使者が立ち寄ったところ、夜郎の王様は、「わが国と貴国とでは、どちらが大きいか?」と尋ねたという。
漢は中国全土を支配した大帝国である。
これに対し、夜郎は、国とは云っても、幾つかのを合わせた程度のちっぽけな存在に過ぎない。
例えてみれば、月とスッポンほどの違いであった。
そんな違いも弁えないで尊大に構えている王様を笑ったの「夜郎自大」と云う言葉である。

「夜郎自大」は、自他の位置関係を正確に測れない視野の狭さから生まれて来る。
単にそれだけなら、まだご愛嬌で済まされるかも知れないが、マズイのは、それが尊大な態度に結びつくことだ。
これでは、せっかく近づいて来る人まで遠ざけてしまうことになる。

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