Mayumiの日々綴る暮らしと歴史の話

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人類の滅亡を預言した永遠の聖女

2017-06-27 16:21:04 | Weblog

聖母マリア (紀元前1世紀頃) 出生地不明

イエスの生みの母、聖母マリア。
清らかで美しく、慈愛に満ちた存在として、世界各国に於いて信仰の対象となっている。
アジアや中南米のキリスト教国では、イエス・キリストへの信仰よりも盛んなほどだ。
聖書によると、マリアは現在のイスラエルにあるナザレと云う街に住んでいた。信仰は深いが平凡な少女で、婚約者であるヨセフの下に嫁ぐのを待ちながら、静かに暮らしていた。その少女を、神は「救世主の母」として選んだ。その結果、マリアは処女のまま受胎し、イエスを産んだのだ。この時、マリアはまだ14歳だったとも謂う。若い母親は、我が子を慈しみ育てただろう。
だが、聖書は母と子の暮らしについてほとんど何も伝えていない。聖書が成立した時代、つまり最初期のキリスト教徒たちは、マリアの存在に特に大きな注意を払っていなかったのだ。
その状況が変ったのは、教団が成立し、各地で積極的な布教を始めてからのことである。キリスト教は唯一神を信仰する一神教だが、布教の過程で他の土俗宗教と混じり合い、教えも少しずつ変容して行った。
キリスト教の旧教であるカトリックで、マリア崇拝が正式に認められたのは、431年の公会議でのことだが、会議が行なわれた小アジアのエフェソスは、女神アルテミス信仰の中心地だった。つまり、女神を信仰する地域にキリスト教を根付かせる為の方便として、マリアへの崇拝が取り入れられたのである。こうしてマリアの信仰は広がり、マリア伝説も生まれて行った。
中世末期になると、宗教改革の煽りを受け、主にプロテスタント(新教)国家でマリアへの信仰は下火になったが、19世紀になると再び聖母マリアの信仰熱が高まった。世界各地で、マリアの奇跡が報告される様になったのだ。
そのうち最も有名なのが、フランスにあるルルドの泉で起こった奇跡だろう。
また、1917年にはポルトガルのファティマと云う町にマリアが現れ、3人の子どもたちに3つの預言を授けている。これが、有名な「ファティマの預言」だ。第1と第2の預言は、2度に渡る世界大戦と東西の冷戦について告げたもので、第3の預言は教皇の暗殺を予告していたと謂う。ローマ・カトリック教会の公式見解では、これらの預言はすべて的中し、終結したことになっている(暗殺のみ未遂で終わっているが、神の恩寵により未遂となったと理解されている)。

だが、在野の研究者たちは、第3の預言だけはまだ成就していないと指摘する。彼らは、真実の第3の預言は「教皇の暗殺」ではなく、教会内の反キリストの存在と、それが巻き起こす第3次世界大戦による人類滅亡を教えていると見ているのだ。
それを裏付ける様に、20世紀の後半になっても、マリアの出現や奇跡は続いている、例えば、1995年にはイタリアの都市チヴィタヴェッキアで、民家に置かれていたマリア像が突然血の涙を流し始めた。更に21世紀に入ってからも、オーストラリア西部のロッキンガムでマリアが出現、床の敷石にその足跡を残すなど、マリアの奇跡は起きている。これらの奇跡は、「マリアが教会によって隠蔽された第3の預言の真実を訴える為に起こしている」と考える信者も少なくない。慈愛に満ちた聖母は、世界の破滅の危機を人々に伝え様としているのだろうか。

  

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