Mayumiの日々綴る暮らしと歴史の話

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☆人間の歴史と共に歩んで来た あの犬たちの「その後」

2017-11-16 05:42:57 | Weblog

犬は古くから人の良きパートナーとして、共に歴史を歩んで来た動物だ。
日本史の中にも、歴史に名を残す名犬たちがいる。
その犬たちは、どの様に葬られたのか。

先ずは、知らない人のいない「忠犬ハチ公」。
渋谷駅のシンボルとしても有名なこの秋田犬は、1923年に秋田で生まれ、間もなく東京帝国大学の教授・上野英三郎の愛犬として飼われることに。ハチ公は主人である英三郎が亡くなっても、渋谷駅まで送り迎えを欠かさず、十年通い詰めた後、1935年に息を引き取る。ハチ公の忠誠心は、多くの人々を感激させ、青山墓地で盛大な葬儀が行われたと謂う。
しかし、ここにハチ公の遺体が眠っているかと云うと、そうではない。ハチ公は剥製にされ、現在は上野の国立科学博物館に収められている。
ちなみにここには、南極で探検隊に置き去りにされたにも関わらず、奇跡的に生き延びた「タロ」と「ジロ」のうち「ジロ」の剥製も収蔵されている。

もう一つ、犬がテーマで忘れてはならない、徳川綱吉の生類憐みの令の廃止後について。
生類憐みの令は1687年に発布され、以後綱吉の在位中二十一年間に渡って行使された。
犬や猫、鶏や牛と云った様々な動物の保護を名目に、庶民には厳しい法令が課せられた。
綱吉は遺言で「生類憐みの令は存続させる様に」と告げたが、綱吉の死後十日ほどで廃止された。
中野には、野良犬を保護する犬小屋があったが、これも八代将軍の吉宗の手により、桃園に改築された。


(画像・樺太犬のタロとジロが1年ぶりに北村越冬隊員と再会した実写、タロ「北海道大学植物園」、ジロ「上野国立科学博物館」)

              

                                                        「その後」の日本史 コラム③


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