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防衛型超ド級マルス エリス

2016年10月12日 20時18分59秒 | カード情報(ゲーム・...
強化が全く載っていなければ強くなる特性のユニットか。
なるほど新しい。面白いアイデアだと思う。
一見地味だが使ってなんかしてたいと思う。
強化が乗らない事で環境に置いてかれて行きそうだったあれやらこれやらを
活かしてなにが出来ないかと思うカードになってると思う。
まあ人によっては、単に団結とかで強化を乗せるユニットと
強化がなければ強くなるユニットは動きとしてどう違うのかとか、
新旧のエリスを同じデッキに入れられないのかとか、
クワーラのことはもう忘れてしまったのかとか、
これでタイプマルスに共闘が出る見込みが無くなったとか、
瑣末な事がどうしても気になる場合もあったりかもしれない。
だがそういう人用のデッキは既にいくつもあるはずである。
ただしツイッターで登場が予告されている、
強化が付いていないことを条件付けにしているサポートコード、
これには期待してはいけない。
それも我々は再三にわたり学んできたはずである。

120点のアタックダメージと150点の耐久値に加えて
Sサイズがブレイクされると相手の強化を剥がしたりバーストを戻したりできる
2コストユニット。
今の環境に照らしてもハイスペックと呼んで差し支えない、
かなり強いユニットである。
勿論これは単体での性能であり、共闘ユニットを持たない点はある程度
割り引いて考えなければならない。
しかし青は特性上、共闘ユニットはそこまで重要ではない。
場合によっては共闘がいないほうが戦いやすかったりする事もあるので
これを弱点と考えるのは早計である。

耐久値150点のBP120は、トータルで考えるとBP140相当というところだろうか。
青にとって、初期のアタックダメージ値が低い事はさほど問題ではない。
120点もあれば十分だ。そこから100点くらいは簡単に伸ばせる。
耐久値150点は1ターン目にキャストした段階から150点であると考えると、相当強い。
オーディンやブリュンヒルドもルーンフォース込みで150点相当だが
1ログ相当を消費する必要があるので序盤のターンだとその1ログの差が
競り合いを分ける事がある。
共闘が付かないので150点が上限であると考えると中盤以降は辛い数字だが、
このゲームの場合重要なのは序盤の1、2ターン目だ。
ログに余裕が出来たころには別の戦い方もできるだろう。

復讐の効果は強いと言えば強いが相手を選ぶ。
相手の強化を1枚剥がすという効果は、自分に強化が1枚乗る効果よりも強い。
つまりエリスは機能すればBP140相当のユニットだと考える事が出来る。
だが相手に必ずしも強化が乗っているかといえばそうではない。
ここで注目したいのはエリス自身のBP120という数字だ。
Мサイズで額面のBPが120を超えるのはオーディンだけである。
それ以外のМサイズで、強化が乗らない状態でエリスの120点のアタックを受けられるのは
無敵など特別なアビリティを持つ一部のユニットだけだ。
さらに強化が乗らないで耐久値150点のエリスを撃破できるアタック力を持つユニットは
ルーンフォースを発動させたオーディンやサレオスなど、これも一部のユニットのみ。
それでアタックコードの性能でいえば青であるエリスにアドバンテージがある。
つまり強化を持たない者同士の対決ならエリスはほとんどだれにも負けないのである。

バーストを起こす効果は、序盤のターンだと絶大な破壊力がある。
1ターン目、最強の布陣は先攻でエリス2体とマルス2体を並べる編成になるだろう。
2コストのエリスを2体並べてしまうとそれで1ターン目のログは全て使い切ってしまう。
しかし相手のアタックを1回受けた時点で2ログが回復する。
さらに耐久値150点のエリスには1ターン目で撃てる威力の焼きは効かない。
烈風や魂の契約の160点ならタイプ覚醒1枚で十分だ。
使うほうとしてはあまり当てにしていい能力ではないが、
使われるほうとしては最悪に近い強さがある。

ただしタイプマルスのSサイズユニットはだいぶ使い辛い。
マルクスくらいなら悪い性能ではないが、めぼしいユニットはマルクスしか居ない。
特に問題なのがBP70のユニットしか居ない事で、
先攻時のSSアタックが140点で止まってしまう。
せっかくエリスが再録されるならもうちょっと強いSサイズユニットも欲しい。
強化を持つユニットが居なければアタックダメージ+30のBP70くらいは出ていいのではないか。

槍系カードが過剰供給されて、メティスは1ログ圏のグッドスタッフとしてずば抜けた性能がある。
青は本格的にヤバい強さに突入してきた感があるので今度からは青をメインデッキにしようかな。