「神様の計画」 ってやつだったんじゃないかなぁ
なんて ふ と 思う時がある…
だって、霖ちゃん
ほんとに あっと いう間だったのです…。
ほんの5.6秒前まで私の目の前で、大好きな毛玉で作ったボール(直径3cm弱の)を
追いかけてて。
私が放って、それをゆるゆる追いかけて行ったけど、なんだかいきなり立ち止まって
こちらに向き直って、箱座りに座ったと思った瞬間。
変な歩き方で、キッチンテーブルの向こう側へタタタタっと駆ける…というより倒れ込む?
座ってた私からは、その状況がテーブルが邪魔して見えなかったもんだから、
呑気にも「まぁりんちゃん、面白い歩き方して~。オモシロビデオに投稿できるかも~」
なんてことを思いながら、立ってテーブルを回り込んだ時、眼に映ったのは…
大き目猫トイレの、横に立てかけたフード部分の中へ(下部の砂の入ってる部分は、ベランダ干ししてた)
四肢を投げ出して倒れ込み、けいれん状態になってる彼の姿でした。
「りんちゃん!!」と思わず叫んで、 半ばパニック状態だったけど、
ああ!息が吸えていない? 苦しそう!! なんだろう? どうしたの? こんなこと初めて!
なにか前兆なんかなかった???? わからない!なかったよ!!!…
なにかわからないけど、彼は病気なんだ、とにかくこの状態をなんとかしなきゃ!!
そして落ち着かせたら、即病院へ連れて行かなきゃ!!!…
そんな思考が頭を次々に過って…
見よう見まねで人工呼吸もして、鼻から息を吹き込んだ時に
彼のびっくりしたような、ちょっと意識の戻ったような顔が目に入ってきたけど、
傍でダンナさんが、かかりつけの動物病院へ電話してる声も聞こえてきて。
だけど、ダメだった。
何度も何度も、「りんちゃん!!りんちゃん!!」 と 呼びかけたけど、一度も彼には届いてなかった感じ。
最初から、かなり早い時に意識もなかったんじゃないかと 思う。
その間 多分 2・3分じゃなかったかなぁ。
あっと いう間
ホントに
「あっ …」 みたいな感じ …
その後、すぐ一度切った電話で、かかりつけの病院の方から電話があって
もう何を話したかよく覚えてないんだけど、
なんでこんなことが起きたのかわからなかったから、とにかく彼をすぐ連れて行くから
診てくれ って言ったら、亡くなってしまうと病理解剖?司法解剖?とかいうの?
を、するんでなければ 原因はわからないんですって。
心音とか、聴けないでしょう? って言われたな、確か。
状況からするに、心不全。 心筋症だと思います、と言われ…
だって、あんなに元気だったよ。
気になるところなんか、なにもなかったよ。
本当に本当に本当に いつでもいつも 元気一杯の子だよ。
それが なんで?
後になって、ダンナさんがネットで色々調べたり、
その2日後に、月ちゃんにまた虫が出たりして、かかりつけに結局受診する事になって
医師から直に色々聞くことが出来たんですが。
心筋症といって、猫には比較的多いこと。
でも、一度にいきなり症状が出るというより、最初大概 足の付け根辺りで、
血管に詰まった血栓が、とんでもない痛みを引き起こして、猫がとても痛がり
後ろ足をひきづって歩くようになるので、発覚する… みたいな。
先天性のもののようです。
治癒はしないけど、症状を和らげたりして、事前にわかれば延命もできるようなんです。
でも、ウチのようにいきなり症状が出て、そのまま逝ってしまう…ということは珍しいようで…。
本当に …
なんだか 思い返すと
まるで
「スイッチを切った」よう だったのです。
神様が 「りんちゃんのスイッチ」を切った。
「お役目」終了 って感じ。
私、つねづね 人の傍にいる生き物には すべてなにがしかの
役割と言うか、お役目みたいなものがあって、傍に来てる・来てくれていると思っているんですが、
りんちゃんにも勿論、もともと、そういうなにかの「お役目」があって。
それだからこそ、私達夫婦のもとに来てくれて、
そして、私達には真実とても受け入れ難いものだったとしても、
なにか… このタイミングなんだけど、
彼としては、「果たすべきお役目」 を 「無事、果たした」からこそ、
こんな風に逝ってしまったのかなぁ…… とも感じたりして。
それこそ
「神様の計画」 で
もちろん… そう思えたとしても
私の、私達夫婦の
彼をこんな風に失ってしまった、という喪失感は、消えるものではないけど。
いまは やっぱり
彼に、霖ちゃんに 逢いたい です。
ただ ただ 逢いたい ………
それだけ です 。
上は、彼が逝ってしまった直後、安置したお気に入りの椅子の上。
月ちゃん…大好きなおにいちゃん が逝ってしまったことを、理解
しているのか…彼が冷たくなっていっても、ずっと上からどこうと
しませんでした。