陶子の心の窓

今日わたしの心の窓は開いていたかな?あなたはいかがでしたか?

このいや~な感じ、助けてダイアナさん!

2017-09-16 07:17:58 | 映画
また北朝鮮ミサイル。最初の時のように不安になったり、何事も起こるはずないと思う気持ちが交錯してほんとにいや~な感じでした。
こんな不安定な状態の繰り返しで、不安に耐え切れず「国民を守らなくては!」の号令のもと戦いに打って出る方法をとるのでしょうか。
そんなことになったら、ミサイルがほんとに落ちてくる。
世界のリーダーさんたち、どうか冷静な判断をお願いします。

金正恩には軍神アレスが取り付いているに違いありません。
アレスはアレースとかアレウスともいわれる、ギリシャ神話に出てくる軍神。神が地球という楽園を作り人間も作ったけれど、人間と来たら欲望の塊ですぐに傷つけあったり殺しあったりする。もうこんな奴らは知らない、人間は自ら滅ぶがよいのだ。とアレスは人間にいろいろな知恵やひらめきを与え、それを戦争する方向に使わせようとするのです。

映画「ワンダーウーマン」。今はまさにこの状況ではないでしょうか。



この映画に出てくる、デビッド・シューリスさん演じるパトリック卿はアレスの化身。戦況が苦しいドイツ軍に恐ろしい毒ガスを発明させ、実験を成功させます。司令部では「もうドイツは勝てない。休戦協定を結ぼう」という意見が大多数の中、「この毒ガスさえあれば、勝てる」と味方さえも反対する者は毒ガスをまき散らして閉じ込めてしまう。これはもう人間のすることではない!軍神アレスの仕業です。

この映画のヒロイン、ダイアナは女性ばかりの島で生まれ育った強い女性。

難攻不落の戦場を突破して最後の毒ガス投下をなんとか食い止めようとドイツ軍を蹴散らし、最高司令官のルーデンドルフにとどめを刺します。
これですべてがハッピーエンド?そうではなかった。
もう作戦が実行されているから、ルーデンドルフがいなくても毒ガスは飛行機に積まれ目的地に飛び立とうとしている。
こんなに戦っても戦っても、またどこかで悲劇が起きる。人間は私の手には負えない・・とダイアナは諦めてしまいそうになるのですが、人間はいいところと悪いところが混在している存在だから、私はやっぱりいいところを信じて助けるわ!とアレスとの壮絶な戦いを繰り広げるのです。
その一方で毒ガス投下を阻止するため、命を賭して飛行機に乗り込むスティーブ。彼のおかげで多くの人命が救われたのでした。

この映画の時代設定は第一次世界大戦と思いますが、あれから100年たってもまだ同じことを繰り返している人間。
神アレスは万能だから、どんな風にも姿かたちを変えて戦争をするように人間に仕掛けてくるのです。
やすやすとその手に乗ってはダメです。ご用心。