発売中の「クロワッサン」(マガジンハウス)に
掲載の夏木マリさんの着物が素敵です。
写真では紫っぽく見えるけど、
富岡産の繭だけを使った
茶色の「富岡紋織」に
やはり茶色のすすき帯。
この方、年を取るほど素敵になる、
いや若い頃から素敵は素敵ですが、
年を重ねてもずっと体型を維持、
活動の範囲もどんどん広がって
「時間を味方」にして成功なさった
とてもマレな方だと思います。
「売れていない頃、時間がたっぷりあったので、
着付け教室に通って
お免状をいただきました」
仕事がない、時間があり過ぎる、
こんなとき、何をするかって
大切ですね。
いや、エラそうなこと言ってしまった。
着付けってところもいいよね(笑)
帯のアップ。
茶色地に白と黒ののススキ。
帯締めは薄い茶色。
帯どめは「大根」
それも齧られた大根。
「大根は秋のテーマだから
ぜひ使いたかった」
もっと素晴らしいのは、八掛。
歌舞伎の定式幕。
茶色の無地に緑、赤、黒が映える。
その八掛の幕をめくると、なんと黒子。
すごいね。さすがだね。
八掛や襦袢といった見えない部分で
遊ぶのが好きで、
母親の着物を仕立て直すときには必ず
付け替えるとか。
いいな、いいな。
ホントに、ホントに、おしゃれ。
帯結びは、もちろん角出し。
この方、角出しってイメージですものね。
粋で、でもどこかかわいい、キュート。
スバらしい64歳。
「着物もパフォーマンスも自分らしくが
モットー」と夏木さま。
まっ、そうでないとキビシイ世界は
生き延びられない~~。
それにしても、八掛で遊ぶのっていいよね。
そこでマイ・プチプラ八掛(笑)
木綿の着物に絹の裏。
夏木さまのようにお金はかけられないけど、
マネできるところはマネして
自分なりに楽しみましょう。
だって、何事も「自分らしく」が一番。
ここは同じだね
古い着物、自分で八掛変えてみようかな。
こういうのは書いてて楽しいね~。
というわけで
いつも応援ポチ
ありがとうございます。
私も樋口さんの着物好きです。私が色っぽいというのは大いなる誤解です。色っぽさとはもっとも縁遠い人間です。でも、嬉しいです。自分なりのおしゃれって悩ましいけど、楽しいですね。楽しみながらできるとことがおしゃれのうれしいところですね。