ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

女は後半からが面白い~、確かに

2017-10-20 18:35:38 | シニア

 

「女性の品格」(新潮社」の坂東真理子さんと

「おひとりさまの老後」の上野千鶴子さんの

対談ですが、これが面白い


集英社文庫、

今から6年も前の本だけど、

それほど社会は変わっていない。

 

本は、老後の話というより、女性の一生、

結婚から仕事との両立、その方法、

そして老後とプロセスを追って二人が

語っているのですが、

いま子育て中の方にも、目を通して

欲しいくらい、参考になる課題がいっぱい。

坂東さんは総理府で男女共同参画局長を

務めた方。

上野さんは、女性学の、いまや権威。

そのお二人が、時代の流れを振り返ったり、

これからはどんな時代になり、

そのためには何をしたらいいかを話すのだから、

参考にならないはずがない。

娘にもぜひ目を通して欲しいわ。

 

 

ちょっと気になったのは

「成金」という言葉。

どういう使われ方をしているかというと、

「親が子の関心を得るためにお金を遣う」

高度成長やバブルのなかで、

いきなり金持ちになった人たちが、

「子供は甘やかさない」

という主張もなく、

食事時の携帯を見たりするのを

許すとか、とにかく甘い。

欲しいと言われるとメンドウだからすぐに

買ってやる。

つまりは「中産階級成金」ですね。


まあ、親も子もスマホを見ながら子育て、

している時代だもんねえ。


坂東さんちはダブルインカムだけど、

お金は使わず

子供たちは「我が家は貧乏」と

思っていたそうです。

いや、確かに昔からお金持ちの家は、

あまりお金を使わないよね。

子どもの同級生で、レインコートにガムテープを

貼って使っていた子がいたよ。

家はすごいお金持ちだったけど。

「お金持ちだからできるのよねえ」と

母親たちは話してた。

わが家もそうしよう,と思う前に、

我が家はビンボウだった(汗)。

それでもまとまったお金が入ると、

分不相応な散財をする。

それが今考えてみると、子供たちに

一番悪い影響を与えている、ような。

いやあ、ワルイ、ワルイ。

 

☆ 女性の賞味期限がどんどん伸びている

これはわかるよね。だから、男女に限らず、

カジュアルな知り合いを持つ、とかね。

もう男性は結構っていう女性も多いそうな(笑)。

☆ 女性は昔ほど容姿では評価されない。

これは確かですね。

美を売り物にする仕事だって

今やきれいなだけではダメでしょう。


「女は経済力です」と上野先生きっぱり。

でもすごいお金ではないのよ。

「みなで貧しくなろう~~」運動

なさっているくらいだから。

家庭内賃金というものだってあるからね。

経済力のある男を捕まえて一生安楽、という

生活はこれからは難しい、よと。


だからといって、きれいで学齢のある女が

シアワセになるかというと、

これも難しい。

高学歴でいい会社に勤めていても、

ストレスフルで苛立っている人

多いからね

 

じゃあ、どうするの?ということになる。

それはですね、「弱者」を許容するなど、

異質なものを受け入れていく度量を

大きくすること、とお二人。

若い人だって、度量大きいほうがストレス

減るでしょう。


年を重ねていくとは、いろんな部分が

弱くなることだから、弱い人を見て、

「ああはなりたくないね」と

いう部分を変えていく。

将来の自分だから。


「沽券ーコケン」とか、「見栄」とか

生きていくのに邪魔なものは

捨てていくってことですかね。

老後の品格」はこういうことなのね。

これはモノを捨てるより難しそう。

「後半を面白くする」のは

自分次第ってことですかね。


そんなわけで、シアワセな老後を

過ごすためには、これについても

おいおい学んでいこうか。

お金より、なにより考え方がシアワセを

決めるそうな。

まっ、そうかも。

知人の母親で、財産いっぱい持っているのに、

海外旅行に行ったり、高価なものを買ったりする

たびに、「老後が心配で眠れなくなる」人がいた。

じゃあ、行かなきゃいいのに、買わなきゃいいのに、

不安で、それができないんだって。

行っても不安、行かなくても不安~~。

20年前、そんな話、友達してたなあ、と思い出す。

 

 

借り写真です。カッコいいね、上野さん。

いい老い方の、いいモデルです。

 

そんなわけで、勝手に老後学カリキュラムの

勝手な第一弾でした。


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