私のように、着付けをきちんと
習ったことのない人間の
いいところは、いろんな先生のやり方を
試せることです。
それでも、最初に「こう」と習い、
思い込んだやり方からは
なかなか抜け出せない~~。
私の場合は、たくさんありますが、
その一つが補正です。
タオル二枚をつないで紐をつけたものを
ずっと使用しています。
「きものは丸みのある人のほうが似合う。
痩せているので、補正をしないと着崩れする」
いつのまにか、こう思い込んでいたのですね。
まあ、これらの言葉がまったくの間違い、
ということはないのですが。
しかし、このタオル補正をすると、
みぞおちのところに隙間ができる。
ここに紐が食い込む。
「美しい日本の身体」によると、
みぞおちを締めると胃にもよくないし、
自律神経にも触るとか。
夏の暑いときには、確かに一瞬ムカムカする。
そこで、みぞおちの上に
ハンカチタオルを一枚入れて、
クッションを作る。
すると胸の谷間に隙間ができるので、
そこにも一枚。
汗吸収になっていいとの思っていたのですが、
煩わしいことは確か。
前置きが長くなってしまいましたが、
やはり三原さんの「シンプルきもの」
(文藝春秋)を見ていると~~。
「シンプルきもの」より。
長襦袢の完成形。
どこが違うかわかります?
胸に紐をかけていない。
コーリンベルト使いなんですね。
すっきりしてきれい。
でも、これで襟もとなどちゃんとするの
かしら?と疑問を抱いた。
ついでに、補正をみると、
「シンプルきもの」より。
ウエスト周りを
タオル一枚八の字ラインで押さえているだけ。
これで、大丈夫なのかしら?
とまたまた疑問が~~。
で、とにかく試してみました。
コーリンベルトの長さを、
かなり短くして~~、背中にちょっと縫い留めます。
まっ、お見苦しいので、私の襦袢の写真はなしです。
胸周りが心もとない~~しかし実験なので続ける。
補正のタオル、三原さんはテープを使って
固定しているのですが、私は臨時に紐で。
で、出来上がりがこちら。
襟周りは、最初かなり下にずれ込みます。
そこで、いつものように襦袢をもって
下にぐいっとひっぱる。
前は、
ウエスト周りが少し細いけど、
着姿は特に変わりない。
帯も三島式にしてみました。
こちらは完ぺきにすっきり。
同じ帯とは思えない。
蜻蛉の刺し子見えないけど、
そんなもの、あったってなくたって~~。
というわけで、実験でした。
ただ、この襦袢に紐なし方法で、
外で出ても、どれだけ着崩れないかは
ちょっと不安~~。
次にはこの方法でお出かけしてみます。
というわけで、
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