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8年ぶりのFMC、新型ティグアンの実力を高速道路&雪上でチェック

2017-03-07 10:00:00 | ワーゲン
yahoo自動車carviewより


ショー・マスト・ゴー・オン!
2015年秋に発覚したVWの排ガス関連の不正は、当然ながら販売台数にマイナスの影響を与えた。日本市場は不正とは直接関係ないにもかかわらず、発覚後しばらくは欧米各国より販売台数の落ち込みが激しい月もあった。日本がイメージをことさらに重視する市場であることが浮き彫りとなった。

従って2016年はVW日本にとって試練の年に。年間販売台数は4万7234台(輸入ブランド第3位)で、前年の5万4766台(同第2位)に比べ13.8%の落ち込み。また車名別で1988年以来ずっと販売台数1位だったゴルフがとうとうミニに抜かれて2位となった。ミニは本来異なるモデルとすべきさまざまなタイプを合計した台数であることと、現行ゴルフがモデル後半に差し掛かっていたことは考慮すべきだが、それでも28年連続でトップだった輸入車の王様が陥落したのだから、不正の影響は小さくなかったと見るべきだろう。

けれども、ショー・マスト・ゴー・オン。VWは世界に3つしかない1000万台規模の自動車メーカーだ。何をするにしても影響が大きすぎ、決して立ち止まるわけにいかない。前を向いて商売を続けるしかないのだ。というわけで、遅れがちになりながらも新車スケジュールは粛々と進められていく。最近登場したのが2代目となるティグアンだ。


より長く、より幅広く、より低く

新型ティグアンは、現行のゴルフで初めて採用されたMQB(VWのエンジン横置き車用の車台)を用いて開発された。ボディサイズは、全長4500mm(先代比+70)、全幅1840mm(同+30)、 全高1675mm(同-35mm)。先代より長く、幅広く、低くなった。ホイールベースも 2675mmと先代より70mm長くなった。参考までに、ティグアンはマツダCX-5より45mm短く、幅は同じで、25mm低い。日産エクストレイルもまぁだいたい似たような感じだ。



エクステリアはヘッドランプがフロントグリルと同じ高さにそろえられ、ボディサイドには折り目が鋭いキャラクターラインが描かれるなど、水平基調の強いスタイリングとなった。リアコンビランプはゴルフを思わせる。インテリアはいつものVWワールド。黒基調で、センターパネルにはスイッチ類が使いやすい位置に整然と並んでいる。面白みはないが、どこも品質は高く使いやすい学級委員長的レイアウトだ。

今回、一部積雪した一般道とドライの高速道路を試乗したのはTSIハイライン。新型ティグアンには、安い順からコンフォートライン、ハイライン、R-ラインの3グレードが設定されるが、いずれもFWDで、4WDを選ぶことはできない。

またパワートレーンも3グレード共通で、1.4リッター直4ターボエンジン(最高出力150ps/5000-6000rpm、最大トルク25.5kgm/1500-3500rpm)と6速DSGの組み合わせしかない。この割り切ったラインナップは何かの戦略なのか、それとも単に消極的なのかよくわからない。


凝り固まった価値観もほぐす、雪上での安心感

ゴルフとほぼ同じデザインのインパネを見ながらエンジンを始動する。メータークラスター内全体が液晶パネル(アクティブ・インフォ・ディスプレイ)で、アナログに見えるスピードメーターもタコメーターもバーチャル表示だ。スイッチひとつで両メーターはそれぞれ小さくなって左右に移動する。中央にできたスペースに地図がドーンと表示される。これは便利。視線移動が減るから安全でもあるはずだ。もちろん中央部分には地図だけでなく各種情報を表示させることもできる。

クルマを走らせてまず感じるのは静粛性の高さだ。アイドリング時も走行時も、エンジン音がほとんど目立たない。もちろん加速中はエンジン音が高まるが、それでも先代モデルや同クラスのガソリン車に比べて静かだ。ATセレクターをDレンジに入れ、ブレーキペダルから足を離す。この時に一瞬、間(ま)があってからクルマが動き出す。この違和感はDSGの昔からの課題なのだが、残念ながらそれは残っている。すぐ慣れることだが、ないに越したことはない。

FWDということで、慎重に緊張しながら圧雪された路面に足(タイヤ)を踏み入れる。思いのほかグリップしてペースを上げる。どんどん上げてもグリップは維持される。コーナーでも縦方向と横方向ともに頼もしいグリップ力を感じられる。恐るべし、最近のスタッドレスタイヤ(ミシュラン・ラティチュードX-ICE)。長らく“SUVたるもの、4WDじゃなきゃ!”という凝り固まった価値観が脳内を占めていたが、最新ティグアン featuring 最新スタッドレスタイヤを経験し、“雪上でこれだけ安心感があるなら、FWDのSUVもありでは”という程度の柔軟性をもつに至った。ただし、“SUVたるもの、実際の悪路走破性云々は別にして、様式として4WDであるべき”という考え方もまだ頭のどこかに残っているが。


黒子に徹するエンジン、伝統芸のフットワーク

融雪剤を散布しまくったドライの高速道路に入ってスピードアップ。パワートレーンはいい意味でドライバーに印象を残さない。ドラマティックな音でドライバーを盛り上げたり、トルクが二次曲線を描くように高まることはなく、黒子に徹してアクセル操作に応じて過不足なくパワーをつむぐ。巡航時など、負荷が低い場合にはACT(気筒休止システム)が作動し、4気筒のうち2気筒が休止して燃費を稼ぐが、音も振動も変化がないので、メーター内に表示が出なければ作動しているかどうかわからない。

乗り心地やハンドリングはゴルフによく似ている。車台が共通だとサイズやカタチが違ってもここまで似るものか。足まわりはダンピングが強めで、道路の不整によって発生した振動の収束が速い。「ダンッ」と音がして終わり。これぞVWはじめドイツ車の伝統芸だ。ハンドリングについても、ゴルフよりも車高が高い分、重心も高いはずだが、ハッチバックのゴルフのような振る舞いを見せ、狙ったラインを正確にトレースすることができる。

JC08モード燃費は16.3km/L(先代は14.6km/L)。メルセデス・ベンツGLA180スポーツが16.4km/L、BMW X1 SDrive18iが15.6km/L、日産エクストレイル20Xが16.4km/L、マツダCX-5 20Sが16.0km/Lと、ガソリンエンジンを積んだこのクラスのFWDのSUVは、だいたい16km/L前後なので、ティグアンの燃費は可もなく不可もなくといったところ。ただし、国産2モデルはレギュラーガソリン仕様なのに対し、輸入車3モデルはハイオクガソリン仕様。この点は国産車あっぱれだ。


よく走り、よく入るクルマを探している人にオススメ

新型ティグアンのプレスリリースには「つながるSUV」とある。インフォテインメント・システムの「ディスカバー・プロ」を通じて、モバイル・オンライン・サービスの「VW Car-Net」を使えるのだ。またインターネット接続によって、ナビゲーションの検索性能や案内精度などを大幅に高めるテレマティクス機能が標準装備となる。端末がiOSでもAndroidでも、USB接続するだけでスマートフォン内のアプリをモニターに映して楽しむことができる。とはいうものの、ほとんどのサードパーティー製アプリを開けないし、現状ではあまり期待しすぎないほうがいい。

拡大したラゲージスペースは、後席を一番前にした状態で615リッター(先代比145リッター増加)、後席を格納すると1655リッターに達する。今回も撮影機材と2名分のスノーボード・ギアが積まれていたが、4名乗車できる状態でそれらを収めていた。これならアウトドアでも、キャンプでも、ゴルフでも、たいていの荷物は積み込むことができるはずだ。現在大流行中のフットオペレーションで開閉できるリアゲートも備わる。

また、プリクラッシュブレーキシステム(歩行者検知対応)やACC(全車速追従機能付)、駐車支援システム、アラウンドビューカメラなどを全車に標準装備する。

新型ティグアンは背の高いゴルフだ。ゴルフのように走らせることができ、ゴルフよりもユーティリティー性能が高い。SUVとかハッチバックといったジャンルを意識せず、よく走り、よく(荷物が)入るクルマを探している人にオススメしたい。ただ、433.2万円という価格は、ティグアンがいわゆるプレミアムの連中に割って入りたいのか、それとも国産車を食ってやりたいのかをわかりにくくしている。これで300万円台半ばだったら国産車SUVをバリバリ食ってしまうと思うのだが。





スペック
【 ティグアン TSI ハイライン 】
全長×全幅×全高=4500mm×1840mm×1675mm
ホイールベース=2675mm
駆動方式=FF
車両重量=1540kg
エンジン=1.4L 直列4気筒ガソリン直噴ターボ
最高出力=110kW(150ps)/5000-6000rpm
最大トルク=250Nm(25.5kg-m)/1500-3500rpm
トランスミッション=6速DCT
サスペンション=前:マクファーソンストラット式、後:4リンク式
タイヤサイズ=前後:235/55R18
使用燃料=プレミアムガソリン
JC08モード燃費=16.3km/L
車両本体価格=433万2000円


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