しじまのはざま

フェレットのフォトアルバムもどきだった「ふぇれとバラの日々」を改変です。今度は備忘録的なものにしてみようと思います。

差し込んで来る声

2008-02-04 23:59:29 | 旅行記《インド・ダウンド》
  
  光が差し込む部屋。
 
  疲れる長時間ドライブの後割り当てられた部屋。
  3人にベットが3つとテーブルが一つあるだけの狭い部屋、
  それでも疲れた体をベットに横たえて数時間後。

  夜が完全に明けて、
  朝の光とともに差し込んでくるものがあった。

  子供たちの声。
  登校してきた子供たちの遊ぶ声だ。

  その声と光に誘われて
  睡眠不足の眠気を払って部屋から出ると、
  人見知りしない子供たちが待っていた。

   
  

  
  
  
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スクールバス

2008-01-15 00:30:32 | 旅行記《インド・ダウンド》

  スタディツアー。
  児童労働撲滅運動の一環として、
  インドの田舎の学校を見学する。

  貧困から教育の機会を奪われ労働している子供たち。
  家が、親が貧しいから、まだ幼いうちから労働する。
  ちゃんと教育を受けていないから、
  大人になっても良い仕事に就けず、貧しいままの悪循環。
  さらにカースト制度というインド特有の問題。

  ツアーはほんの五日間。
  現地にいるのは実質三日強。
  そんな短時間で何を得られるというのか。
  ほんの表面を覗くにすぎないことは端から分かっている。
  でも
  やっぱり現地で実際を見て、感じることには
  大きな意味があった。
  本で読んだり話を聞くだけでは決して感じられない
  皮膚感とでもいうのか。
  

  夜の11時過ぎにムンバイ空港に着いた私たちを迎えに来たのは
  一台のスクールバス。
  日本から同行した、ガイドを務めてくれるボランティア団体のAさんは、
  結構良い車を用意してくれたと喜んでいる。
  今からこのバスに乗り、
  デカン高原の農村地帯にあるダウンドの街を目指すのだ。
  約10時間。
  当然日程が厳しいから、着いたその日の予定は詰まっている。
  バスの中で寝るしかない。

  ムンバイの空港に着いた時から街は異臭がしていた。
  道は凸凹が多い。
  その度にバスの中で飛び跳ねる。
  行き交う車はクラクションをやたら鳴らす。
  スクールバスは、冷房など当然ない。
  それどころか、リクライニングがあるはずもないイスは、
  クッションも固くて、
  子供用に作られているのか普通より一回り小さい。
  狭い。
  気を抜くと、段差でイスから飛び上がる。

  寝られるのか。
  前途多難。





  
  
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叱られた

2007-12-05 23:09:33 | 旅行記《インド・ダウンド》

   叱られた。

   インドは雑多な人々が溢れている。
   ムンバイの外れの小さなショッピングモールのようなビル。
   とはいえ全体の半分もテナントは入っていない。

   そのショッピングセンターのビルに入るにも、
   警備員がチェックしている。
   地元の人たちは身分証らしきものを見せていたり、
   すんなりとは通してくれない。
   でもまあ、私たちは薄汚れた格好でも見るからに日本人のグループ。
   顔パス。

   各フロアごとにもいる警備員。
   ガードマンのようなそれにしては物々しいようなユニフォーム。
   格好いいけど、ちょっと怖い。
   エスカレーターを上がるのに、
   ついうっかり日本の感覚で歩いたら、叱られた。

   最近読んだコラムか何かで思い出した。
   関東は右側、関西は左側を空けるというが、
   国際的には関西の左側が常識、とかいうのは誤りで、
   実は片側を空けたりしない、
   エスカレーターは歩かない、というもの。
   本来歩く様には作られていないから。

   みんな見事に歩かない。
   でもこっちは関西人。
   つい気を抜くと、歩いて上がっている。
   待ち構えた警備員のお兄さんだったり、
   お姉さんに、全く分からないヒンズー語で叱られる。
   分からないなりに、
   なぜか言ってる意味はよく分かる。
   はいはい、ごめんなさい、もう歩きません。
   例え最上階のトイレに急いでいるとしても。

   でも用を足して気を緩めたら、
   降りにまた歩いてしまっていた。
   また叱られた。

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それでも生きる子供たちへ

2007-11-01 23:57:31 | 旅行記《インド・ダウンド》

  この子たちに会うために、
  この子たちと遊ぶために、
  インドに行ってきました。

  「それでも生きる子供たち」という映画に触発されて。
  ムンバイから350km以上離れたダウンドという農村へ。
  
  この旅の詳細はまた後日。
  先に書かなきゃならない旅が溜まってる…。


コメント (2)
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