映画制作裏話ブログ

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脚本レビュー「チャーリーズ・エンジエル フルスロットル」

2009年06月28日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
現代が舞台のアクションものは悪役の設定が難しいんですよね。
イーサン・ホーク(「ミッション・インポシブル」)もボンドもジャッキー・チェン

戦う相手がいなくなりつつあり、
新作ごとにネタをひねり出すのに苦しんでいる様子があります。

その意味では、
今作品のFBI対組織犯罪の証人リスト争奪戦の方が、
すわりの良い設定と言って良いです。
作品中でも説明されていますが、
FBIは凶悪犯を裁判にかけるために証人となってくれる人達に、
身柄保証のため、もとの身分を隠し
匿名のあたらしい身分を用意することがある。

ぶちこまれた犯罪者達にとっては、この証人たちは復讐の対象となるわけで、
マフィアやヤクザがリストを欲しがっている。
真犯人はこの換金価値絶大の証人リストの窃盗犯で、
FBIはことが表ざたになる前にリストの奪還と犯人逮捕を
チャーリー探偵事務書に依頼する、というのがメインプロットです。

F1にかえてバイクのモトクロスが登場します。
派手に“空中戦”を見せてくれます。
マトリクスのパロディみたいな特撮だらけの場面ですが、
嘘八百の面白さが出ていて、観客の評判の良いシーンです。
このレースでは参加者が自ら出場料二千ドルを主催者にキャッシュで渡して
参加している。バブルっぽくはなってないですね。
華やかさを削がぬ様に配慮しつつも、いまの時代に合わせるというのは
とても好感が持てます。

この証人リストがFBI長官の指にはまった二つの指輪
に隠されているところが“しょーもない”設定なのですが、
どうしても“盗った”奪った“逃げた”の話に乗っけやすいよう、
指輪の姿をさせておきたかったのでしょう。

前作の監督マックGがふたたびメガホンをとっています。
別に他の人と交代しても構わないと思うのですが、
プロデューサーを兼ねるドリュー・バリモアは前作の世界観を買ってか、
再び起用。
ミュージック・クリップやTVCFの演出家で鳴らした人なので、
ちゃかちゃか音楽に乗せてのアクションの演出場面はノリが良いです。
逆に静かな場面の演出はたいしたことがなく、
…というより意図的に静かな場面を作っていないようで、
アクション以外は役者がセリフを喋り捲ってます。
カメラは意外と動かしてなくて、正面から固定で左右が正対象になる
アングルばっかりです。
この手法ですと、アクションの連打でも意外と見てる方は疲れないのですよ。
それは長所であると同時に欠点でもある。
本当は、縦アングルや回り込み、視点移動をここぞという場面で組み込んだ方が、
ぐっと映像がしまるのですが、それほどの芸はない演出です。
倉庫の中で、エンジェル3人と凶悪犯グループの乱闘シーンで、
縦に吊ったチェーンを昇ったり降りたりして、
「おっ」と縦アングルを期待したのですが、
いくらも続かぬうちに表に飛び出してしまった。

敵役マディソンをやったデミ・ムーアが凄いです。
なんでも4800万ドル注ぎ込んで全身美容整形…

以下はネタバレになるので、この続きは
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/Pic-chaen.html
にて脚本レビューの頁をご覧下さい。

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ドリュー・バリモア デミ・ムーア マトリクス ジャッキー イーサン・ホーク フルスロットル
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