映画制作裏話ブログ

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制作裏話「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」

2011年05月06日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
当初の配役ではゲイリー・オールドマン
(『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (2004)』
『バットマン ビギンズ (2005))』)が
ライトセーバーぶん!ぶん!ぶん!ぶん!のグリーヴァス将軍の声を当てるはずでしたが、
オールドマンが所属する俳優組合「Screen Actor's Guild (SAG)」に
所属していない俳優を使って映画が製作されているとの理由で、役を降らざるを得ませんでした。
オールドマン本人はとても残念がったそうですが、
SAGの規定には逆らえなかったようです。

ヘイデン・クリステンセンがはじめてダース・ベイダー・スーツを身に付ける
場面の撮影ではスタジオにシリーズのさまざまな関係者述べ千人が集まり、
シリーズのクライマックス撮影に望んだそうです。
メイキングでは感激のあまり涙するスタッフの姿などが映っています。

ヘイデン・クリステンセンが今回着るダース・ベイダー・スーツは、
彼に合うように特別にプラスチックから形成されたオーダーメイドもの。
ヘイデン・クリステンセンの身長は 1m85cm だけど、
エピソード4~6の三部作でダース・ベイダーを演じたデイヴィッド・プラウズ
2m01cm もある大男だったので、スーツを新調しなくてはならず、
かつ背が高く見えるようにカメラ撮影されています。
過去にも「帝国の逆襲 (1980) 』『ジェダイの帰還 (1983) 』で
殺陣の場面でプラウズの代役を務めたボブ・アンダーソンの時も同じ
カメラトリックが使われています。
(ボブ・アンダーソンはイギリスのフェンシングの元オリンピック選手で
『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち (2003) 』
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 (2003)』等で剣のトレーナーを務めた人です)

『エピソード2』を製作中に、ジョージ・ルーカス監督はチュニジアの砂漠で
『エピソード3』の短いシーンの撮影を済ませていたようです。
どの場面を?
 オビ=ワン・ケノービがおばとおじに幼いルーク・スカイウォーカーを預ける
シーンです。
このエピソードが完結編に入ることは、『エピソード3』の脚本準備にかかる
ずっと以前から確約されていたわけですし、三年後に製作チームがはるばる
チュニジアに戻って撮影をする無駄を避けて、経費を節約したためです。
ですからファイナル・シークエンスが本当は一番最初に撮影済みだったんですよ。

エピソード1~3の展開で不可解なのは…

以下はネタバレになるので、この続きは
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#dvd
にて脚本レビューの頁をご覧下さい。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
楽しく読ませていただきました。 (KGR)
2005-07-26 10:38:42
TB、ありがとうございます。

制作裏話、面白かったです。

今日(7/26)台風が心配ですが、マダガスカルの試写会に行ってきます。

日本語吹き替え版なのですが、最近の吹き替えはお笑い芸人の多用が目立ちます。

声優としての才能ではなく、単に名が知られているだけの配役の気がしてなりません。
返信する
声優 (管理人・新宿です。)
2005-07-26 12:07:47
コメントありがとうございます。

なるほど、その意味では声優さんたちが声を当ているエピソード3は安心して見れますね。はりぽたも確か声優さんたちだったような。声の配役は作品の知名度にもよりそうです。

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