
朝8時半からのタンチョウ観察センター。待ちに待って、やっと2時。
激しく降る雪の中、給餌が始まった。100人以上いる多国籍のカメラマンが一斉にファインダーを覗いて構える。狙いは、タンチョウの餌を横取りしに舞い降りるオジロワシの一瞬の姿だ。
遥か彼方の森の中の木の頂点に止まり待機するオジロワシの姿が、望遠のレンズの向こうに確認出来る。
似非カメラマンの僕も、上着を脱いで本気を見せる。五郎さん、先生、おれ、がんばる。キタキツネ、出て来い。
大自然のショータイムが始まった。
オジロワシの急降下、タンチョウのざわめき、カラスに追われるトンビ。鳩や水鳥も参戦してくる。獲物を巡って繰り広げられる真剣勝負。
あっ、キタキツネ!可愛い!ツル邪魔!どいて!僕はまったく違うものを追う。それもまた良し。
その20分間、カメラマン席にはシャッターを切る音が響き続けた。
おじさまたちの為と想い、拷問状態覚悟で臨んだタンチョウ観察センターの六時間。
結局、一番楽しんだのは僕だったのかもしれないなぁ。
「楽しかったね」
おじさまたちよりだいぶ遅れて車に乗り込んだ、雪まみれになった僕の第一声である。
物事の楽しいか楽しくないかを、やる前に判断するなんて不可能なんだね。楽しいか楽しくないかは、全部「結果」に対する主観であるということ。結果は事前になど分かりっこない。
あぁ、また一つ・・・勉強になったなぁ。
あぁ、また少し・・・賢くなれたかもしれないなぁ。
ありがとう、タンチョウさんと、それにまつわる人たちと出来事たち。何ものにも変え難い貴重な体験でした。
おわり。
激しく降る雪の中、給餌が始まった。100人以上いる多国籍のカメラマンが一斉にファインダーを覗いて構える。狙いは、タンチョウの餌を横取りしに舞い降りるオジロワシの一瞬の姿だ。
遥か彼方の森の中の木の頂点に止まり待機するオジロワシの姿が、望遠のレンズの向こうに確認出来る。
似非カメラマンの僕も、上着を脱いで本気を見せる。五郎さん、先生、おれ、がんばる。キタキツネ、出て来い。
大自然のショータイムが始まった。
オジロワシの急降下、タンチョウのざわめき、カラスに追われるトンビ。鳩や水鳥も参戦してくる。獲物を巡って繰り広げられる真剣勝負。
あっ、キタキツネ!可愛い!ツル邪魔!どいて!僕はまったく違うものを追う。それもまた良し。
その20分間、カメラマン席にはシャッターを切る音が響き続けた。
おじさまたちの為と想い、拷問状態覚悟で臨んだタンチョウ観察センターの六時間。
結局、一番楽しんだのは僕だったのかもしれないなぁ。
「楽しかったね」
おじさまたちよりだいぶ遅れて車に乗り込んだ、雪まみれになった僕の第一声である。
物事の楽しいか楽しくないかを、やる前に判断するなんて不可能なんだね。楽しいか楽しくないかは、全部「結果」に対する主観であるということ。結果は事前になど分かりっこない。
あぁ、また一つ・・・勉強になったなぁ。
あぁ、また少し・・・賢くなれたかもしれないなぁ。
ありがとう、タンチョウさんと、それにまつわる人たちと出来事たち。何ものにも変え難い貴重な体験でした。
おわり。










