ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

ロントモと呼んでもいい。ロンバケ、みたいに。

2017-08-21 05:25:58 | Weblog
「ロンドンの友へ」という曲タイトルは、なんとなく手抜きな感じがしてならない。当時はそんなことは思わなかったが、今は強く想う。もっとかっこいいタイトルはなかっただろうか?

僕は、自他共に認める多作の人であるのだが、当時の多作さといったらなかった。なんでも歌にした。何があっても歌にした。何もなくても歌にした。いつでもどこでも歌にした。
その頃、渋谷のライブハウスに月に一度出演をしていたのだが、ライブで毎回全曲新曲、なんてのは普通にやっていた。

だから、「ロンドンの友へ」だったのかもしれない。

「まっ、この曲はロンドンの友へ、でいっか。・・・さて次の曲!」といった感じだったのかもしれない。

今だったら、どんなタイトルをつけるだろう・・・と考えてみた。うーん・・・全然思いつかない。ははは。そういうことなのかもしれない。

青臭い言葉がゴロゴロと並んでいるのは、僕の青臭い時代の証明でしかなく、今その赤面しそうな青臭さをそのまま受け止めることが出来るのは、僕が大人になったということなのかもしれないね。

つくづく想う・・・。これは、僕の大切な曲だ。
大切な時代の、大切な曲だ。


「ロンドンの友へ」

街を吹く風にも少しは慣れたかい?
まだこの街じゃ 乾いた風が吹き抜ける
気づいた時にはおまえはもういなく
すれ違いさ・・・またいつもと同じ

ざらついた痛みは誰のものでもなくて
くだらない言葉で明日を変えられやしない

I sing my song for brother 遠くで笑い声が
おまえが吹いてるサキソフォン おれには聴こえるぜ
目を閉じない勇気だけが欲しいのさ
おまえのいるその街まで届くかこの唄
この空の彼方へ


ラッシュアワーにも少しは慣れたけれど
相変わらずさ この張り詰めた痛みだけ
おまえの手紙に書かれてたリバプールの空
今なら俺にも 見えるような気がするぜ

最後のタバコを俺に投げてくれないか
おれたちの値打ちなんて いくらにもなりゃしねえさ

だけど I sing my song for brother 今夜も歌ってる
傷ついたこの翼でも もっと遠くまで飛べるさ
耳を澄ませば聴こえるだろう この色あせた声
おまえのいるその街まで届くかこの唄
この海の彼方へ


つづく。

8/26(土) 下北沢lown
「月に向かって吠えるライオン」
sing from trash box jam)

open 18:00 start 19:00
ticket 2500yen plus drink