このところヒマにあかせて行くCDショップはついDVDのほうにも足を延ばしてしまって、古い洋画など廉価版のあるのをいいことに気がつくと手にどっさり持っていたりする。もともと返却期限があるのを追い立てられるようで苦手なレンタルには近づかないので――要するに単にめんどくさがりなだけなのだが――仕方なく、もしくは嬉々として家にその数を増やしていくことになるのだ。
ただ、それにしても本当のことを言えば映画は家で観るのも苦手である。とにかく私には集中力がない。だから自宅のリビングで、パソコンとか携帯とか電話とか子供とか夫とか宅配便とかトイレとか冷蔵庫の中の冷たい飲み物とか、そういうようなものに邪魔されたりあるいは簡単に自分から手を出したり出来ない環境が必要なのだ。
理由はさらにもうひとつあり、しかしこれがいちばん悪い。
家の中は容易には真っ暗にならないのだ。
私が比較的家族に煩わされない昼間などはこれがまるで。
ブラインドを下ろそうが扉を閉め切りにしようが雨戸のないマンションではこれは致し方がない。だからこの時間に仕方なくしかし待ち切れずに買って来たものを観ようとなった場合は、出来る限り画面を小さく画素の拡散を防いでかつ光の方角やそれを遮る大きなクッションやらを用意して防御しなくてはならない。
で、考えた結果ノートPCにDVDをセットして観始めた後も、何度もそれや身体の向きを変えたりベストなポイントを探して動いたりしなくてはならず、挙句の果てに気がつくと画面の周りに大きな城壁のようなものまで築いていたりして、やはり鑑賞はまるで集中力などとは無縁になってしまうのだ。
ただ、それにしても本当のことを言えば映画は家で観るのも苦手である。とにかく私には集中力がない。だから自宅のリビングで、パソコンとか携帯とか電話とか子供とか夫とか宅配便とかトイレとか冷蔵庫の中の冷たい飲み物とか、そういうようなものに邪魔されたりあるいは簡単に自分から手を出したり出来ない環境が必要なのだ。
理由はさらにもうひとつあり、しかしこれがいちばん悪い。
家の中は容易には真っ暗にならないのだ。
私が比較的家族に煩わされない昼間などはこれがまるで。
ブラインドを下ろそうが扉を閉め切りにしようが雨戸のないマンションではこれは致し方がない。だからこの時間に仕方なくしかし待ち切れずに買って来たものを観ようとなった場合は、出来る限り画面を小さく画素の拡散を防いでかつ光の方角やそれを遮る大きなクッションやらを用意して防御しなくてはならない。
で、考えた結果ノートPCにDVDをセットして観始めた後も、何度もそれや身体の向きを変えたりベストなポイントを探して動いたりしなくてはならず、挙句の果てに気がつくと画面の周りに大きな城壁のようなものまで築いていたりして、やはり鑑賞はまるで集中力などとは無縁になってしまうのだ。