ただなんとなくなにごともなく

いろんなところへ行って来て いろんな夢を見ておいで
そして最後に きみのそばで会おう

sun ,will get us the shining

2007-07-31 14:28:37 | Weblog
このところヒマにあかせて行くCDショップはついDVDのほうにも足を延ばしてしまって、古い洋画など廉価版のあるのをいいことに気がつくと手にどっさり持っていたりする。もともと返却期限があるのを追い立てられるようで苦手なレンタルには近づかないので――要するに単にめんどくさがりなだけなのだが――仕方なく、もしくは嬉々として家にその数を増やしていくことになるのだ。
ただ、それにしても本当のことを言えば映画は家で観るのも苦手である。とにかく私には集中力がない。だから自宅のリビングで、パソコンとか携帯とか電話とか子供とか夫とか宅配便とかトイレとか冷蔵庫の中の冷たい飲み物とか、そういうようなものに邪魔されたりあるいは簡単に自分から手を出したり出来ない環境が必要なのだ。
理由はさらにもうひとつあり、しかしこれがいちばん悪い。

家の中は容易には真っ暗にならないのだ。
私が比較的家族に煩わされない昼間などはこれがまるで。

ブラインドを下ろそうが扉を閉め切りにしようが雨戸のないマンションではこれは致し方がない。だからこの時間に仕方なくしかし待ち切れずに買って来たものを観ようとなった場合は、出来る限り画面を小さく画素の拡散を防いでかつ光の方角やそれを遮る大きなクッションやらを用意して防御しなくてはならない。
で、考えた結果ノートPCにDVDをセットして観始めた後も、何度もそれや身体の向きを変えたりベストなポイントを探して動いたりしなくてはならず、挙句の果てに気がつくと画面の周りに大きな城壁のようなものまで築いていたりして、やはり鑑賞はまるで集中力などとは無縁になってしまうのだ。



おりなす、あやなす

2007-07-29 16:24:30 | Weblog
この芝居のポスターはシーフォートビルの入口脇、モノレール駅へのエスカレータのところにも貼ってあるんだけど、隣が次に上演予定の「ベニスの商人」(市村正親主演)で、「立見券販売中」。で、このポスターの下には「当日券あります」。
こんないい芝居なのに、チケット売れてないなんてもったいないねえ、と、観ながら思っていたのでした。

天王洲銀河劇場「錦繍~KINSHU~」観てきました。
ひょっとして久々のストプレか?しかしケアード演出。



男と女は、まるで偶然に、観光地のゴンドラの中で再会する。男の顔は、女に記憶を怪しませるぐらい変わっていた。会わない間の10年間、男はなにを感じてなにを見てきたのか、気になる女。彼女もまた、体の不自由な子供を連れる身になっていた。帰宅してのち、女はずっと会っていなかった男の居場所を探し出し手紙を出す。
彼女は知りたくなっていた。かつて男が巻き込まれた無理心中事件。
愛人であった女が死に、男は一命を取り留めたが、それですべてが変わった。
男は当時、彼女の夫だったのだ。何も聞かずに強引に離婚になった過去を、女はもう一度問い直そうとしていた――。

主演・鹿賀丈史/余貴美子 出演 馬渕英理何、西川博幸、西牟田恵、野沢由香里、植田真介、神保共子、清水幹生、高橋長英
原作・宮本輝、脚本/演出・ジョン・ケアード、共同脚本/演出・藤井清美


往復書簡を中心に構成される舞台は、シンプルな美術、セットの中に圧倒的な台詞劇の様相を呈して、アンサンブルたちもまた主人公たちの手紙の中の1枚となっていき、時に多面を持つ心象のひとつずつになったりする。意表をついているのかどうか、原作をざっと立ち読みした限りではこんなのどうすんだろ、と思った――書簡であることを中心に捕らえるとあまりにそれが膨大で詰まらなくなりそうだし、普通の芝居にしてしまえば原作がつぶれてしまうし、と――部分を、静寂を保った中に人物の使い方で変化を入れて観せている。音楽は藤原道山が生尺八で、あとはモーツァルトの音楽のみ。
半円形に象った舞台の奥には、出演者ひとりひとりの椅子が用意され、出番の無い中では役者がそこで待機するのだが、どうもペットボトルの水などを合間に飲んでいたりメイクを直していたりするのがちょっと自由だなと思った。結構なテンションを保ったままの3時間なので、ちょっと気を抜くと逆に寝てしまうかも。

不幸にして終わらせてしまった結婚関係、その中で不完全燃焼に終わった互いの存在を、辿り直すことから始める手紙のやり取り。忘れ去ろうとしていた過去を思い出としてそれを昇華させる再生の物語。私が思うにですねえ、恋愛って、成就してもしなくても、不完全燃焼で終わると絶対引きずるんですよ。相当棘になる。その痛々しさが見えるからなんだか最初から泣けて泣けて。いや、レミゼモードに入ってるってのもあるんですけどね。でも、もう一度2人がやり直すことも無いだろうと思えたらまた泣けて、それで最後にお互いがお互いの現状でそれぞれなんとかやっていこうとするところでまた泣ける。ドラマティックな物語が手紙と言う形で冷静に語られ密やかに舞台上で表現されるから余計泣けるのかも知んない。



鹿賀さんは役としての人物設定からはちょっと大人すぎるけど(物語を観ていると男女双方とも同級生で現在30代後半くらいなので)かと言って鹿賀さん以外の人で誰、と言われるとちょっと思いつかないわ。主演をやるカリスマ性、風格みたいなものがあるし、実年齢同じくらいの役者さんを持ってくるとかえって軽くなるかも。
出来ればこの芝居は評価されて欲しいなあ。そして再演されて欲しい。御大じゃなくても誰かやってくれないかなあ。誰かいないかしら。



帰りは選挙行って戻ってきました。投票所で選挙公報を熱心に読むワタクシ。完璧無党派。

First Love?

2007-07-28 20:47:55 | Weblog
さてレミゼ。ほぼ2週間ぶりのレミゼでございます。この2週間の間にCD青盤を何度となく聞き(最近吹き替えモノとかいくつか観たりしたせいかサンボの禅さんの声がちゃんとわかって調べたら当たりですげえ自分。さすが蠍座)自分のレミゼ血中濃度も上がったかと思うほど。

そういうわけで本日も、帝国劇場「レ・ミゼラブル」2007 ソワレでございます。
会いたかったぜ。

ジャン・バルジャン/橋本さとし、ジャベール/岡幸二郎、エポニーヌ/笹本玲奈、ファンテーヌ/シルビア・グラブ、コゼット/菊地美香、マリウス/藤岡正明、テナルディエ/駒田一、マダム・テナルディエ/瀬戸内美八、アンジョルラス/坂元健児、リトル・コゼット/柳下花恋、リトルエポニーヌ/赤石玲子、ガブローシュ/原田光 


ジャベール/岡幸二郎

ジャベール何気に岡さんで、観たかったけど当たらないと思っていたワタクシにはラッキー。想像通りの非常にキレイなジャベールでした。幸二郎さんてほんとステキ。
1幕最初に出て来たときの歌い出しが岡さんにしては軽いなと思ったので、なんでこんな歌い方するんだろ、と思ったら、10年後(1832)のパリのシーンでいきなり渋みの入ったおっちゃん声になったのでなるほどー!すげえ!、と思ってですね。
こんな年齢をはっきり作って歌うジャベさんは記憶に残ってないから、さすが幸二郎さんだなと思って、呆然と観ちゃたよ。
ジャベールの自殺の場面も、幸二郎さんだとすごく納得いく。で、美しいのよね。どこで何をしてても凛として美しい。
美しすぎるから、逆に8月の禅ジャベどんなんでくるかなと思ったり。すいません幸二郎さん。でも何をしてても美しいのはあなたと綜馬さんだけです。

ジャン・バルジャン/橋本さとし

橋本バル。すごくいいと思った。何と言うか、板に着いてきたというか、深みが出ている、というか、掘れてきているというか、歌い慣れてきたというか。「さとしさんがバルジャン」だったのが、「さとしさんのバルジャン」になってきたかなあと。
でも惰性でやっていなくて、その辺が好感度ですね。


エポニーヌ/笹本玲奈

笹本エポは初見でしたが、食わず嫌いでした…。いくつかの別作品を観て申し訳ないがちょっと食傷気味でしたが、エポニーヌはすごくイイと思った。やたらと気が強いばっかり、ではなく、気が強い後ろに隠れる心、を現役4人の中では一番強く感じさせてくれましたし、見せ場も歌も申し分なし。恵みの雨すごいよかったよー。菊田一夫賞も取ったしねえ。

マリウス/藤岡正明

藤岡マリウス。どうも初見だったらしい。
…焦り過ぎ。動き素早すぎ。何かに追い立てられるような攻め系。
ロクに目も合わせないうちに恋に落ちちゃ早いよ。あれじゃコゼット怖がるよ。って言うか、好きになってもらえないよ?いや私が禅マリの亡霊に捕らわれてるとしても、だ。
あんなに焦燥感に駆られてちゃ普通ヒかれるって。歌上手いんだからさ、歌と同じように余裕を持とうマリウス君、と内心ツッコミ。
エピローグぐらいからようやく落ち着いてきたような感じだったけど、その最後の、コゼットが手紙を読む場面ね。
今まで観たマリウスの中でいちばん!いちばん!コゼットスキスキ感が漂う抱きしめをする人だった。

コゼット/菊地美香

「ワンデイモア」でちゃんと聴こえるように、本日もなってました。まだギリギリだけどね。でもエライ。
芝居する個所もまた増えたような気がする。マリウスと離れることになった後、遠くに旅立つ支度はイヤそーうにしてるし、ところどころちゃんとマイムでセリフが入ってて、たとえば結婚式でマリウスがテナルディエを殴る騒ぎに気づくときは、今までちょっと怪訝そうなだけだったのが、「どうしたの?マリウス」と口を動かすようになった。あともう一か所くらいあったな。パパが召されるときに何か呟いてるんだったかな。

マダム・テナルディエ/瀬戸内美八

長くやってらっしゃる方なので、初見ですがこういうのもありかなと思って観てました。恰幅が良い迫力ある奥さんだってのは、他のキャストさんから来る勝手なこちらのイメージなのね。

アンジョルラス/坂元健児

サカケンさん初めて観ました。庶民派、というのがなんとなくわかったかな。岸さんは理知的で、原田君は革命まっすぐ君で、幸二郎さんは(CDだけだけどたぶん)高潔で、坂元さんがそういう意味では一番学生たちに近いリーダー、って感じ。歌がね、一小節伸ばすところとかはバーンと伸びるのに、普通に歌詞入ってるところは少し喉に力入れて潰し気味に歌うんだよね。たぶん細かい音を安定させるためなんだろうなあ。

ファンティーヌ/シルビア・グラブ 
テナルディエ/駒田一

特筆すべきはなし。あるとすると下水道かどっかで駒田さんの帽子が落ちそうになってたことくらいかな?
全然関係ないんだけど、「BEST MUSICAL2」のCDを買ったらシルビアさんがエリザベートの「夜のボート」を歌ってらっしゃったのですが、この方の声は独特だよねえ。


今日はアンサンブルさんも含めて非常に出来が良くて、特にプリンシパルに関しては練りあがってきてる感じが強くなってきた(まあ東京の楽まであと1か月だもんなあ)1幕ラストが緊迫感というか、いいテンションのまま終わったので、だから2幕入りのダラっとした感じは惜しかったかな。とか言って、自分もあれ?ってくらいだっただけど。




さて、帝劇では新パンフレットを昨日より売り始めた模様。キャストの絶対数が多いので意外に目当ての写真がない(笑)「TOP☆STAGE」も、普段なら立ち読みなんだけど今回は買いました。しかしなぜにあんなに王子写真なのか禅さんは、、、わ、笑わないけど!




凛とした空気の支配

2007-07-27 15:26:12 | Weblog
うちのガキが一番最初に私に連れていかれたその手のものは、通称「おかいつファミコン」(NHK「おかあさんといっしょ」ファミリーコンサート)だったと思う。うちの子供がよく見ていたのはあきひろおにいさんとりょうこおねえさんの時代で、私はこのコンビが大好きだった。個人的に今でもこの2人がベストだと思っている。
で、その「あきひろおにいさん」が「レ・ミゼラブル」CDに出てくるクールフェラック役の杉田光央と同一人物だと、知っていたはずなの完全に忘れていて、ぼんやりとライナーのアンサンブル出演者を見ていて最近ようやく一致したという体たらくなのだが、そう思って聞いてみれば独特の、低音を伸ばすときの穿つような一瞬のクセがまるで変わっておらず、あのままミュージカル界にいればよかったのに、将来を嘱望されていたのに、と、当時よく聞いたことがはっきりと自分の中で現実感を伴った。
まあこれは完全に冗長な余談だ。

子供にはその後いろいろなものを観せてきたが、今年は小学生になったのもあって、もう少し幅を広げてやろうと思った。それで案内が来たときに行くことにしたのだが、さて、ではどう説明しようかと言うと、それが難しい。
ミュージカルなの?と聞かれたがそうとも言い切れないし、お芝居なの?と言われてもそれだけじゃない。何よりその前に基礎用語を自分でも知識不足で説明できない。「謡」なんてどう言えばいいんだろう?

考え込んで、結局は「今まで観たことがないようなものかも知れないけど、日本のすごく昔からあるお芝居のやりかたなんだよ」とだけ話した。
子供向けとはなっているが、まだ難解だったのではないか、と不安に襲われたのはそれからだ。

国立能楽堂「夏休み親子のための狂言の会 二人袴/附子/菌」を観に行ってきました。

能楽堂は、全体に閑静な佇まいながら小さい液晶モニターを埋め込んである客席を持つテクノロジカルなホール。このモニターに話のあらすじやセリフの意味などが解説され、私みたいな『「狂言?学校の観賞会で「附子」を観たけどさっぱりワケワカラン』みたいなアホにも一から丁寧に!教えて下さいます。
ありがとうモニター解説。

でも、そんなもんなくても全然面白いの。子供の頃の私が訳わかんなかったのは自分がバカだったから(笑)
所作、声の調子、あと聞いてればそれだけでちゃんと内容がわかる。だってうちのガキも周りの子供も面白いところでは手を叩いて大笑いだったもの。
で、結局わからんかも、という不安はまるで杞憂だったことが判明、どころか、「おさむらいさんのおしばいみたことなかったからおもしろーい!」(ちょっと違うと思うぞ)で一日二回公演だった二回目もリピらされてしまいました。(…)
小学生券があったから良かったけどさ。
初めてで面白かったんならそれもいいかと思ってそうしたんだけどさ。
で、私も面白かったんだけどね。

狂言みたいな伝統芸能は、引き継がれていくものがあるだけに、違いは流派によるくらいなものなのかと思ってたけど(失礼)、同じ演目を時間違いで観ていたら、狂言師さんで結構変わるものなのですね。でも、どの方も喉の筋肉が凄かった。
素晴しい発声でした。あれだけシンプルな舞台装置と身体表現だけで作られる世界ですもの、それだけ引き込める力がないと。
なんと言うか、そういう意味で言うとかしこまって候、なんだけど、単純に観ててすごく笑えたので(演目の力もあると思う)とにかく楽しかったです。また観に行きたい。ミュージカルより安いし!
子供は買ってきた狂言と能の解説マンガを一生懸命読んでます。


昔はまったくわからんかった歌舞伎も、今観ると面白いのかもなあ。
ちょっとベクトルが、自分の中で変わりました。



国立能楽堂「夏休み親子のための狂言の会」

・狂言・大蔵流「二人袴」  
シテ 茂山正邦/茂山茂  アド(舅)丸石やすし アド(太郎冠者)茂山千之丞
アド(親)茂山千五郎

・狂言・和泉流「附子」
シテ(太郎冠者) 野村万蔵/野村万禄  アド(主) 野村萬 小アド(次郎冠者)野村万禄/野村万蔵

・狂言・大蔵流「菌」(くさびら)
シテ(山伏) 山本泰太郎/山本則孝 アド(何某)山本東次郎  
立衆(菌) 山本則重、山本則秀、山本凛太郎、荒井豪、伊東哲、内田敦士、内海周一郎、大音智海、金子雄平、ジポーリン周樞 、山瑞光貴




さー子供夏休みエンタメ週間も終わったぞ!(でもまだ「ピーターパン」観に
行きたい)
明日は久しぶりにレミゼです。



世界でいちばん受けたい授業

2007-07-26 17:24:29 | Weblog
知らない土地に行くのを不安に思うことは殆どなくて、むしろ割と楽しく過ごせる方だと思うのだけど、それは時間に余裕がないと結構難しい。
で、今日みたいに不意に電車が遅れたりするとテキメンに焦る。


千葉県文化会館「日本フィルハーモニー交響楽団 夏休みコンサート2007」へ行ってきました。
さすが親子コンサート33年の日フィル、子供を飽きさせないような演目づくり。1部を約30分、休憩を入れてスターダンサーズ・バレエ団との共演で「白鳥の湖」のダイジェストで第2部、続いて第3部ではみんなでうたおう、と称し「さんぽ」「南の島のハメハメハ大王」などを会場と歌う。
1部で生オケの迫力と楽器の音を、2部で総合芸術の入門を、3部はみんなで楽しみましょう、と狙いを明確に盛り沢山に風呂敷を拡げてくれるのでクラシックなんてほぼ知らないような大人(私のことです)も子供も面白いはず。いやほんとツボを抑えてらっしゃる。

コンサートグッズやCDはは楽団員さんたちにサインしてもらえるし、終了後は楽器たちをロビーに出しての質問相談コーナーを設けたりと、至れり尽くせり。

芸術は、それを理解されてこそ生き延びる。
そのためにも、こういう敷居の低いクラシック、って必要で、また聞く方にも有り難いなあと、学生時代音楽の授業をロクに聞いてなかった私は、思うのでした。

Drink with me

2007-07-24 17:07:01 | Weblog
今日は子供の学校のお友だちが親子でたくさん来てくださってそれが親たちのほうはこのごろすっかり飲み仲間なのでみんなでずっと飲んでました。いやまだ飲んでます。一向に終わる気配がない。かつみんな酔わない。
どんな種類の酒を出してもウケるばかり。

先人達はよく言ったものだ。
類は友を呼ぶ、と…。





サーカスがやってきた

2007-07-23 16:22:45 | Weblog
子供夏休みお楽しみ週間4日目。
東京体育館「’07 国立ボリショイサーカス」東京公演を観に行きました。

サーカスというと昔は短期間空き地に来るとか、そういうイメージなんですけど、今はちょっと空き地があるとマンション建てられちゃいますからね。体育館なのかもしれない。

お約束の空中ブランコとか、綱渡りとか、一輪車とか、ロシアの人ってすごいわ。
さすが体操と新体操の国だなと。とにかくアクロバティックでものすごいバランス。
動物はネコ、犬、クマ、トラ、ホワイトタイガーと出てきて、ピエロの大道芸。
私は不器用なので、こういうの絶対出来ないわ、と思う。しかも高いところ怖いし。
拍手するっていうか、もう感心して「すげー」としか言えなくなってました。


そうそう、効果音というか、そういうのも含めて、音楽が生バンドだったのに驚き。ドラムと、ベースが見えて、サックスとピアノがいたっぽい。これが結構ちゃんとフュージョンやってて、なんかサーカス付きバンドライブを見てるみたいだなと思った。ショーの途中で会場転換しますなんて言ってネットを急に張り始めたのも、全部人力だったし。なんていうか、プリミティブな、そういうのも魅力のひとつなのかもね。



won't be wrong

2007-07-23 07:50:34 | Weblog
土地の為す血肉に強いから特に


「桜井秀俊」、と打ってモニターに現れた唐突な文章に頭の中が急に霧。
もう一回打ってみるけど結果同じ。

カナロック掛けてローマ字表記で打ってました。
こうやって見ると桜井男らしいな!

大いなる希望の力

2007-07-22 17:21:05 | Weblog
夏の子供お楽しみ週間3日目。
「2007 講談社夏のこどもまつり」です。

講談社主催の2部構成で歌のショーとお楽しみ抽選会、そしてテレビ朝日系子供番組勢ぞろいのキャラクターショー、が内容のチャリティイベント。毎年ノベルティなどのおみやげもついて楽しめます。歌のゲストは高取ヒデアキさんとうちやえゆかさんで、昨年と変わらないような気がする。会場のチビッコと歌うのって楽しいだろうなあ。もちろん、会場の大きなおともだちも熱唱してましたよ。隣の席のお父さん、あれ絶対カラオケで歌ってるな。

それにしてもプリキュアも5人になり、つくづく名乗りが長くなったよなあ。そして多勢に無勢でオヤジな悪者を成敗するんだぜ。確かに正義は悪に勝つんだけどさあ、あんな大人数でワルモノ1人か2人を寄ってたかって。女子学生が。




会場のお子ちゃまたちの中でうちのガキは少々トウが立ってきたような感じ。
ああ、もうそれだけ経ってしまったか、としみじみ。




おなかいっぱい

2007-07-22 00:16:59 | Weblog
「m-flo TOUR2007 COSMICOLOR~m-flo Loves Ameba~」
本日ツアー最後の1本で横浜アリーナ。
ゲスト出し過ぎで時間一杯でおなかいっぱい。こちらは踊り過ぎでおなかすいたー。

ツアーレギュラーゲストアーティストのRyohei、日之内エミ、YOSHIKA、EMYLI、そしてLISAのほか、diggy-mo、ALEX(CLAZZIQUAI PROJECT)、Snacky Chan、MONKEY MAZIK、BONNIE PINK、Monday満ちる、BOA、DOUBBLE、加藤ミリヤ、Chara、とどめに安室奈美恵。しかもみんな1曲か、LISAだってアンコールと合わせたって4曲かそこら。最後の方になると客席は「もう出すゲストないっしょ」→新しいゲスト出てくる→「すげ、やべえ」を何回か繰り返した。ほんと、なんて贅沢なんでしょう。
セット後方パネルがVjメータになって、これが振り切らないと最後のゲストを呼ばないってVERBALに言われて、会場で「いぇー!」ってやったんだけど、ダメで。そしたら「yeahじゃダメだ、やっぱワーッ!にしよう」と。
それってHip Hopperとしてどうなのよ、と後ろの男の子がツッコんでました。
そのあと、アムロちゃんが出てくるとわかったときの周りの女の子たちの歓声のすごかったこと。

「Summertime Love」「Love Don't Cry」「Loop In My Heart」「DOPEMAN?」から始まって、第2アンコール「Luvotomy」、「miss you」までの怒涛の3時間以上。
エミちゃん可愛かった。YOSHIKAは突然産休に入って活動中断になったことを謝って最初のアンコールで「Let go」を歌いました。

DVDの発売予定があるそうでそのジャケット写真を客席と撮影したりとたっぷり楽しんで踊りました。こんな豪華なライブは後にも先にももうないだろうなあ。



The Phantom Of The

2007-07-21 14:03:16 | Weblog
さて、昨日から引き続いての子供夏休みお楽しみ週間2日目。

「NTTドコモ ファンタジースペシャル ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』」を観てきました。
今年は主要キャストを一新し、主演を宮地真緒から高畑充希に交代。みつきちゃんCDデビューしてアーティスト「みつき」としてgooでオフィシャルブログやってますね。以下主要キャスト変更はウェンディ/岩崎ひろみ→剱持たまき、フック船長/石川禅→鶴見辰吾、タイガー・リリー/蘭香レア→峯真琴へ、主要キャストの中では、ダーリング夫人の比企理恵さんだけが残留。
ほか、海賊スミーは村木仁さんから花組芝居の植本潤さんへ交代、スターキーはこれがきっかけで岩崎ひろみさんと結婚した劇団☆新感線の吉田メタルさんから伊藤明賢さんへ。村木さんと吉田さんは今一緒に新感線のほうに出てますね。
インディアンダンサーズと迷子たちはあまり変更なしな気がする。手元に去年のパンフがないからわかんないけど、迷子たちは全員残ったんじゃないかなたぶん。
スポンサーもセブンイレブンからNTTドコモへ変わりましたね。

で、ホリプロ超強力プッシュで自社育成中の高畑充希ちゃん。同じ自社ミュージカル「プレイバック・part2~屋上の天使」で本格デビューし、そこそこ歌も芝居も出来ると思ったので期待していたのですが、ちょっと体力が足りないかなあ。1幕の途中に入る2曲目、もう歌ってる最中にスタミナ切れしてるみたいな感じ。芝居か歌かどちらかなら上手だと思うのですが、歌って踊ってになるとねえ。プレイバック~の時はそうは思わなかったんだけどな。声も強さがなくて、全然聴こえない。歌が聴こえないのはマズイでしょうね。今回主要キャストは比企さんを除きみんな声量が全然足りてなくてなんだかなあと思いました。1幕の途中でもう「早く海賊出てきてくれ~」状態で。教えられた芝居のとおりにやってます、という感じがありありになる。今思うと宮地さんて結構悪くなかったんだわ。
15歳で、まだお勉強中の新人さんで初日開いたばかりで、という感じなのは仕方ないし、来年以降なのかなあと思うけど、ピーター・パン中心のシーンではちょっと苦しい。場が保たない。2幕以降は全体的に結構良くなりました。ルックスや雰囲気はイメージを持つ人だと思うんでこれからまだまだ。ただ、所作は直したほうがいいかも。

フック船長は…。最初ダーリング氏として出てきたときのパパがあまりにも芝居くさくて、言葉もないほどだったんですけど、フック船長になったらそれがいい方に作用した感じ。まあ全体的に薄味だけど。
ただ、歌がね、歌が、ほんと聴こえないの。全然通らなくて、それは勿体無かった。フック船長は歌で自分の悪ぶりを語るので、そこが聴こえないとどうしてもキャラが弱くなる。カリスマ性がないと、勇気・光・希望の象徴としてのピーター・パンとの対比が出ないわけですよね。俳優さん自体が舞台中心の方ではないし、ご自身でも何度目かのキャプテン・フックなのでその辺は斟酌しても、やっぱり物足りないと思う。私が禅さんのファンでなくても、比較しなくても、その辺は関係なくね。ピーター・パンが主役としては経験足りないんだから、引き出してあげるような存在でないと。

そう、禅さんねえ、禅さん…。禅さんのフック船長でファンになったんですから、この辺は贔屓目かもしれませんけど…禅さんがいなくてこんなに悲しいと思わなかった。去年からわかってて覚悟してたのに、思ってたより喪失感あって茫然自失のような感じですよ。改めて禅さんのフック船長は凄かったなあ、と。ほんと極悪非道・喧嘩上等・最低最悪。でカッコ可愛くて面白いの。今観られるんだったらどこまででも行けるような気さえする。
幕間に「ウーマン・イン・ホワイト」のチラシ観て自分を慰めてました。禅フックの幻影がちらつかなかったらもっと自分的に楽しかったのに…メロメロですな自分。改めてよくわかったよ。もう、これは絶対ダメですわ。

剱持たまきさんは期待して観てました。去年の岩崎ひろみさんがちょっと姉さんキャラなら、今年のウェンディは堅物の少女の感じ。最後会場とみんなで歌うときに近くにいてくれて、すごい綺麗だった。

海賊たちは上手いですね。特にスミーが交代して完全にキャラ変わって面白かった。これに伴って、海賊さんのパートは結構変更になってます。ラスト、ジェーンとしては比企さんは飛ばなくなっちゃった。ピーターのフライングも結構減ってると思う。こういう変更点て、子供が結構覚えてるんだよね。去年とこう違う、とか幕間に結構しゃべってて意外とよく覚えてるじゃーん、すげえと思いました。
ダンサーさんたちはすばらしいダンスアクションでした。マイケルが可愛かった。
気になったのは、フライイングのワイヤーがすごく見える。1幕の最後にマイケルとジョン、ウェンディのフライイングの場に備えて、最初のほうにジョンがベッドに入った途端にワイヤーつけるんだけど、これがずっと見えてる。ほかの場でも他のキャストも同じで、ワイヤーすごく見えて、気になる。マイケルが立ってる時にはワイヤーがパジャマを引っ張っちゃって持ち上がってるし。
照明さんがうまくやれば隠せるんでしょうかね。あれは子供たちも気づくよ。ヒソヒソ言ってたよ。
あとは時間…「ピーター・パン」は3幕ものなんですけどそんなにあるとは思ってなかった人が多数いて、お母さん方が客席で「結構時間掛かるのね~」「後の予定が…」とか言ってましたわ。まあそりゃそうだろうなあ。


まあグダグダ言いましたが、通してみれば、もう1回観たいくらい、やっぱこのミュージカル好きです。曲がほんといいんですよ。
CDになってないのがほんと惜しい。  







trust me in a SUMMER TIME 

2007-07-19 08:36:07 | Weblog
ねえ、裏切らないでしょうね?と、彼女から短いメールが来た。

ああ、裏切る?それは昨日考えていたよ。
でも今日はもう、それなりになんとかしよう、と覚悟してる。
レクチャービデオはメールが来てから一時停止のままになっていた。

丁度いい、と、自分の姿を携帯のカメラで撮影し、返信のメールにした。
練習してんの、今。そう付け加えて送る。
一度も裏切ろうと思ったことなんてないよ、それどころかこんなに努力してるさ、と、そんな雰囲気で。

事実、努力はした。だって仲間を増やそうと何人もの人に声さえ掛けたもの。
必要なもののために多少の散財もした。



早いもので今日で子供の小学校も1学期を終える。終業式のあとは、夕方から学校で夏祭りだ。子供たちは全員浴衣着用、大人もまた推奨。
夜遅くなるからラクなほうがいいわ、という大勢の声に異議を唱えず体制派の私に、ねえ一緒に浴衣着て行って、と言ったのは彼女である。何かと親しい同じクラスのお友達ママ。
で、私は簡単には断れないタイプなのだ。そう言えば、子供と一緒に自分もまたゆかたを買ってしまったことを、彼女は知っていたのだろうか。


手に入れた着付け入門のDVDを何度もリピートして、今日の私は信頼に応えるだろう。
いいかげんでもなんとかひとりでゆかたを着て。






学校で新潟県中越沖地震の募金募集があり、私もそちらに託しました。



one little thing

2007-07-18 07:28:32 | Weblog
買い物帰りに子供の下校途中を待ち合わせて一緒に、と思っていると、クラスのお母さまから電話が掛かってきた。なんでも、うちのガキが通学路にカバンを忘れていって、それを別のお子さんが持って帰ってくれている、とのこと。すかさず公衆電話から子供が連絡を入れてきて、こちらはもう泣きじゃくっている。ママ、ゴメンナサイ、カバンガ、どこにあるかわからない。

持って帰ってくれた、というそのお子さんは、子供にとってはクラスでの親友。ヌケているヤツをフォローしてくれるのも、今回が初めてではなく、担任に言わせると「まるでおかあさんのよう」だそうである。
早速ご自宅に電話を入れて丁重に引き取りに伺った。明日学校で渡すからいいのよ、とそちらのお母さまは言うが、朝の2人分の荷物はあまりに申し訳ない。本人に言わせれば、どこに忘れてきたかは覚えがない、と言う。
まったく堪えないヤツ。似たようなことは今までも何度もあったのに、いくらでも繰り返す。


自分にとって許し難いのは自分のどこですか?と聞かれ、ちょっと悩んで書き出してみた。出るわ出るわ、13もある。いいかげん、テキトー、めんどくさがり、だらしない、ダラダラしている、いつも別のことばかり考えている、努力しない、他人に厳しいけど自分には甘い、妥協できない、冷たい、下品、自分の好きなことしかしない、注意力散漫、詰めが甘い、物事を達成することが困難。あ、13超えちゃった。たかだか数分のうちにここまで出てきたのだから、もう少し時間を与えられていたら、もっといくらでもあげつらうことが出来ただろう。
書き出した用紙を眺めた。もしこれがすべて本当なら――もちろん本当なんだけれども――自分と言う人間は、救いようがない。でも、と思った。

確かにその通りなんだけどさ、あんまり思い浮かばないんだけどさ、でも、なんか、他に、どっかいいとこひとつくらいない?


こういう自分の子供だから、子供も日常に同じような部分が出てくるのはわかっている。気をつけてきたつもりだが、是正する方向にはなかなか至らない。
でも――でも、と思うと、この子のいいところはそこそこ見つかる。


まだ泣いている子供の手を引いて、乗ってきたクルマでそちらのお宅へ向かった。今回はまるで怒る気にもなれず、相手の方にはひたすら感謝をした。
学期末で持ち帰るものが多いため重くなっていたカバンを抱えて、いつの間にか子供は助手席で眠り込んでいた。