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書評 しょひょう : 樋口穣次編著『日本と中国、もし戦わば』(SB新書)

2017-07-15 08:57:08 | 書評

書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
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 尖閣戦争、わずか五日間で日本が敗戦する  
  中国の野望を阻止する日本の防衛論は『勝利のシナリオ』も提示

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樋口穣次編著『日本と中国、もし戦わば』(SB新書)
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 防衛専門家があつまって最新の世界情勢、とくに中国の軍事情勢を分析しながら討論し、緻密なシミュレーションを繰り返した。

本書の最大の狙いは、もし尖閣諸島をめぐって日中間で戦争が勃発した場合、日本ははたして侵略を阻止できるのか?

 トランプのアメリカは本当に救援にくるのか? 日本の現有自衛力で凶暴な侵略者に太刀打ちできるのか?
 この深刻な問題意識が底流にあり、中国を封じ込める秘策も同時に検討している。

 編者の樋口穣次(元陸上自衛隊幹部学校長、陸将)のもとに、集まった専門家は、用田和仁(元西部方面総監、陸将)、川村純彦(元倒幕学校副校長、海将補)、矢野一樹(元潜水艦隊司令官、海将)、木村久郎(元空自幹部学校教育部長、空将補)、高井晋(元防衛研修所研究室長)、上野英嗣(元防衛研修所研究室長)主任研究官、図書館長)。

 本書はまず「世界は第三次世界大戦前夜」という現状認識から始められ、米国と中国の激突は避けられないとする。

 ついで日中の尖閣戦争シミュレーションに移り、五日間で日本は敗戦となるという衝撃のシナリオを提示する。

尖閣は中国軍が太平洋に進出するための前哨戦に過ぎず、第一列島線は中国のバリケートであることを喝破する。

 それでなくとも偽装漁船、海上民兵などを駆使して中国は執拗に尖閣領有を目指していることは明らかである。

 また南シナ海では他国の領海に平然と侵入し、人工島を次々と造成し、いまや軍事要塞。この動きに米国は無策だった。

 オバマ前政権は『アジア・ピボット』から『アジア・リバンス』を標榜し始めた。

ペンタゴンでは、中国の「A2・AD」(接近阻止、領域拒否)に対抗する新構想として2012年に「エアシーバトル」と『第三次相殺戦略』が打ちだされたのである。

 2015年に見直しが行われ、「陸、海、空、宇宙、サイバーの五領域の垣根を越えて一元的に戦力を運用し、同盟国の軍事力とともに敵の[A2・AD]下で米軍の戦力を展開する」構想である。

 それには「中国の第一撃を避けるため米海空軍を第二列島線以遠へ待避させ、同時に「中国のC41SR」機能(指揮、統制、通信、コンピュータ、情報、監視、偵察)などを痲痺させる『盲目化作戦』と潜水艦を撃破して水中を支配する『水中作戦』」など」で、

具体的なプランを作成し、それに見合う装備、軍の再配置、つまり大がかりなトランスフォーメーションが進行する。

 「第三次相殺作戦」とは「(1)無人機作戦(2)長距離航空作戦(3)ステルス航空作戦(4)水中作戦(5)複合化システムエンジニアリングと統合」というのが大まかな構想で具体的な兵器開発は「中国が追いつけないレベルのものを目指しています」

 本書をよめば、いま日本の防衛がどれほどの危機にさらされているかがよく理解できるうえ、軍事方面に疎い読者にも理解しやすいように優しく書かれている。

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