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斎藤吉久の「誤解だらけの天皇・皇室」 古代に女系継承が認められていた? vol.432

2017-07-08 09:42:42 | ドメイン

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 平成29年6月29日発行 vol.432
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 斎藤吉久の「誤解だらけの天皇・皇室」
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古代に女系継承が認められていた?
──何のための歴史論か 2
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 私は運動家ではありませんが、やむにやまれぬ思いから、「御代替わり諸儀礼を『国の行事』に」キャンペーンを、ひとりで始めることにしました。いまのままでは悪しき先例が踏襲されるばかりです。趣旨をご理解の上、友人知人の皆様への拡散を切にお願いします。

〈https://www.change.org/p/%E6%94%BF%E5%BA%9C-%E5%AE%AE%E5%86%85%E5%BA%81-%E5%BE%A1%E4%BB%A3%E6%9B%BF%E3%82%8F%E3%82%8A%E8%AB%B8%E5%84%80%E7%A4%BC%E3%82%92-%E5%9B%BD%E3%81%AE%E8%A1%8C%E4%BA%8B-%E3%81%AB〉

 さて、以下、拙著『検証「女性宮家」論議──「1・5代」天皇論に取り憑かれた側近たちの謀叛』からの抜粋を続けます。一部に加筆修正があります。


第2章 有識者ヒアリングおよび「論点整理」を読む

第5節 何のための歴史論か──「女性宮家」創設論のパイオニア・所功京産大名誉教授


▽2 古代に女系継承が認められていた?

 女系継承にしても、「女性宮家」にしても、歴史に前例がありません。

歴史家である先生はそれをどうお考えなのでしょうか?

「いや、前例はある」

 と主張されるのか、それとも、

「前例はないが新例を大胆に開くべきだ」

 と訴えているのか、そこが必ずしもはっきりしません。

 先生がこれまで「女性宮家」創設を訴えてきた目的は皇位継承論でしたが、今回は、政府の目的論に沿うように、「皇室の御活動」論にすり替わっています。

 先生はまず「皇室の御活動」について、こう意見を述べています。

「現在の皇室は、平成に入りましてからも、昭和天皇をお手本とされます今上陛下が中心 となられまして、皇后陛下を始め、内廷と宮家の皇族方に協力を得られながら、多種多様な御活動を誠心誠意お務めになっておられます。

 その御活動は、日本社会に本当の安心と安定をもたらしており、また国際社会からも信頼と敬愛を寄せられる大きな要因になっていると思われます」

 何度も述べましたように、社会的に行動し、実践されるのが天皇・皇族方の本来のお役目ではないはずですが、それはともかく、こうした認識に立って、

「しかしながら、戦後、日本国憲法の下で法律として制定されました皇室典範は、明治の典範と同様の、かなり厳しい制約を規定するのみならず、さらに皇庶子の継承権をも否認しております。

そのため、男性の宮家が減少し、皇族女子も次々に皇室から離れていかれますと、これまでのような御活動の維持が困難になることは避けられません。

 したがって、早急に改善をする必要があると思われます」

 という論理で、先生は「女性宮家」創設に賛意を表しています。

 そのうえで、

「ただし、〈女性宮家創設の〉より重い大きな目的は、皇位の安定的継承を可能にすることであります」

 と述べ、持論である皇位継承論を展開しています。(注。〈 〉内は筆者の補足)

 指摘したい第1の点は、古代律令制の規定の解釈は正確か、ということです。

 先生はこう主張しています。

「〈皇位継承について〉最も重要な点を申せば、…〈中略〉…『皇位の継承者は皇統に属する皇族』でなければならない。

つまり、正統な血統と明確な身分を根本要件といたします。

この点、現在、『皇統に属する男系の男子』が3代先(次の次の次)までおられますから、典範の第1条は当然現行のままでよいと考えられます。

 ただし、その間にもそれ以降にも、絶対ないとは言えない事態を考えれば、将来は改定する、ということを忘れてはならないと思います。

 その際に大切なことは、一方で従来の歴代天皇が全て男系であり、ほとんど男子であった、という歴史を重視するとともに、

他方で古代にも近世にも8方10代の女帝がおられ、また大宝令(たいほうりょう)制(701年)以来、

『女帝の子』も親王・内親王と認められてきた、というユニークな史実も軽視してはならないことであります」

 過去に女性天皇がおられたという歴史の事実、古代律令制に「女帝の子」も親王・内親王とする定めがあったという歴史の事実を重んじて、将来の皇位継承制度を考えるべきだという主張かと思います。

 けれども、それは歴史論として妥当なのでしょうか?


以上、斎藤吉久『検証「女性宮家」論議』(iBooks)から抜粋。一部に加筆修正があります

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