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書評 しょひょう : 大高未貴『父の謝罪碑を撤去します』(産経新聞出版)

2017-06-15 10:26:01 | 書評

書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
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 偽証、フェイクで日本を貶めた吉田清治とは何者だったのか?
  慰安婦問題の原点「吉田清治」長男の懺悔と悲壮な独白

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大高未貴『父の謝罪碑を撤去します』(産経新聞出版)
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 嘗てオートバイを駆って、世界一周女性単身の冒険をなしたエネルギー溢れる大高さんが、保守ジャーナリズムが未踏の領域に力一杯斬り込んだ。

 そのフットワークの力強さ、感受性の鋭さ。好奇心が本書に充ち満ちている。

 いまさら言うまでのないが、吉田清治は日本を貶めるために「創作」に熱中し、あり得なかったことを次々とでっちあげ、朝日新聞と「共闘」して我が国に名誉を著しく汚した張本人である。

しかし朝日新聞が、この嘘を自ら謝罪したことにより、吉田証言なるものが、かえって注目を集めた。朝日新聞は、購読者数を激減させ、経営がふらつき、東大の就職希望者がほとんどいないというほどの惨状に追い込まれた。

 長男の悲壮な決意とは、
 「父が発信し続けた虚偽によって日韓両国民が不必要な対立をすることも、それが史実として世界に喧伝され続けることも、これ以上、私は耐えられません。

いったい私は吉田家最後の人間としてどうやって罪を償えばいいのでしょうか。せめてもの罪滅ぼしに決断したことがあります」
それが吉田清治の謝罪碑の撤去である

 さるにても吉田清治なるは、本当はどういう人間で、いったい何を考えていたのか?

 本書はその生い立ち、生活ぶり、戦後の妖しげな足跡、その晩年のくらしぶりに長男の証言をもとにぐいぐいと真実に迫る。

 吉田清治は結構な文才があり、応募作で懸賞金を手にしたり、週刊朝日の手記で佳作に入選したりした経験があった。

その多少の文才が、かえって作家になれるかもという幻影を追って、その夢想に取り憑かれて就職もせず、ぶらぶらとしていた。まさしく戦後の「知の荒廃」という時代の背景を鮮明に連想させてくれる。

 下関時代に吉田は共産党から「市議会選挙に立候補し落選している」(72p)という過去があることも分かった。
 また済州島の惨劇を吉田清治は書いたが、長男は作りごとだと明言している。

「父は済州島には行っていません。それは父から聞いています。それで、父は済州島の地図を見ながら原稿用紙に原稿を書いていました」(99p)

 衝撃的な証言はまだまだ続く。

 「慰安婦慰霊碑建立」の活動に立ち上がったある女性は、韓国からイ貞玉なる韓国人女性(運動の中心人物)の訪問を上、国会議員会館を訪ねると、

「土井たか子の秘書が(イに)『いつもの活動費』と言って、百万円ほどの封筒を渡したこと」があるという。
 直後、河野談話が発表された。

 長男も次男もソ連に留学しており、大田薫の推薦があって、逆に留学記録を書いたためにソ連から追放され、帰国後も公安の頻繁な接触があったという後日談も加わっている。

 舞台裏の闇に繰り広げラテいる日本を貶める策謀に一端が、本書を通じて明らかになった。
   
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ジャンル:
文化
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