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記斎藤吉久の「誤解だらけの天皇・皇室」:皇位継承と「女性宮家」創設はあくまで「別の次元」

2017-05-15 18:55:41 | 斎藤吉久

 平成29年5月15日発行 vol.389
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 斎藤吉久の「誤解だらけの天皇・皇室」
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皇位継承と「女性宮家」創設はあくまで「別の次元」
──ねじ曲げられた前侍従長の「私見」 5
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 以下は、拙著『検証「女性宮家」論議──「1・5代」天皇論に取り憑かれた側近たちの謀叛』からの転載です。一部に加筆修正があります。


第1章 いつ、だれが、何のために言い出したのか?

第3節 ねじ曲げられた前侍従長の「私見」──岩井克己朝日新聞記者の「内親王家」創設論


▽5 皇位継承と「女性宮家」創設はあくまで「別の次元」

 長くなりますが、引用します。

「現在、それ(皇位継承をめぐる問題)とは別の次元の問題として、急いで検討しなければならない課題があります。

 それは、現行の皇室典範で、『皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる』(第12条)と規定されている問題です。

 紀宮(のりのみや)さまが黒田慶樹さんと結婚なさった時、皇族の身分を離れて黒田清子(さやこ)さまとなられたように、現在の皇室典範では、内親王さま、女王さま方が結婚なさると、皇室を離れられることになっています。

 

もし、現行の皇室典範をそのままにして、やがて、すべての女性皇族が結婚なさるとなると、皇室には悠仁さまお一人しか残らないということになってしまいます。

 皇室は国民との関係で成り立つものです。天皇皇后両陛下を中心に、何人かの皇族の方が、両陛下をお助けする形で手分けして国民との接点を持たれ、国民のために働いてもらう必要があります。そうでなければ、皇室が国民とは遠く離れた存在となってしまうことが恐れられます。

 そこで、たとえば、内親王さまが結婚されても、新しい宮家を立てて皇室に残られることが可能になるように、皇室典範の手直しをする必要があると思います。それに付随して、いろいろな問題がありますが、まず仕組みを変えなければ、将来どうにもならない状況になってしまいます。秋篠宮家のご長女の眞子さまが今年(平成23年)10月に成年になられたことを考えると、これは一日も早く解決すべき課題ではないでしょうか」

 以上のように「女性宮家」創設の緊急性を訴えたあと、最後に

「繰り返しになりますが、この問題は皇位継承の問題とは切り離して考えるべきで、皇室典範の皇位継承に関する規定はそのままにしておけばよいのです」

 と念を押し、皇位継承問題は「将来の世代」に委ねることを、渡邉允前侍従長(いまは元職)は勧めています。

 すでに書いたように、「内親王さまが結婚されても、新しい宮家を立てて皇室に残られることが可能になる」ようにすることは、平成17年11月の皇室典範有識者会議の報告書にも盛り込まれていますが、この場合は、

「将来にわたって安定的な皇位の継承を可能にするための制度を早急に構築すること」

 が目的でしたが、渡邉前侍従長の「私見」では

「それとは別の次元の問題」

 と明言されています。


以上、斎藤吉久『検証「女性宮家」論議』(iBooks)から抜粋。一部に加筆修正があります



◇ 筆者のプロフィール ◇

斎藤吉久(さいとう・よしひさ) 昭和31年、第32代崇峻天皇の后・小手姫(おてひめ)が里人に養蚕と機織りを教えたとの物語が伝えられる福島県・小手郷(おてごう)に生まれる。子供のころ遊んだ女神川は姫の故事に由来する。弘前大学、学習院大学を卒業後、総合情報誌編集記者、宗教専門紙編集長代行などを経て、現在はフリー。著書に『天皇の祭りはなぜ簡略化されたか』など。過去の発表記事は斎藤吉久のブログで読める。「戦後唯一の神道思想家」葦津珍彦(あしづ・うずひこ)の「没後の門人」といわれる

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