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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」  カール・アイカーンがトランプ政権の経済政策特別顧問に

2016-12-28 18:12:52 | 宮崎正弘

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)12月27日(火曜日)
        通算第5149号   
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カール・アイカーンがトランプ政権の経済政策特別顧問に
  あの乗っ取り王、規制緩和で重要な助言をトランプに囁き続けた
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 ひさしぶりにカール・アイカーンの近影を見た。
80歳と老けたが、顔つきが穏和になり、テツガクシャ的風貌になった。白髪、典型的なユダヤ鼻。眼光の鋭さだけが昔と変わらない。十年前の写真ではラビン元イスラエル首相に似ていると思った。
あれから長い歳月が流れたのだ。

そう、アイカーンは1985年のTWA乗っ取りで、T・ブーン・ビケンズやアイバン・ボウスキーを超えてウォール街の「乗っ取り王」と渾名され一世を風靡した。ハリウッド映画「ウオール街」はマイケル・ダグラス主演だったが、そのモデルとも噂され、世界的に有名な投資家だった。

かれは経営哲学と、経済思想を語る。プリンストン大学では哲学専攻だった。
この文脈ではジョージ・ソロスや、ウォーレン・バフェットと似ているが、まったく似ていないのはソロスもバフェットも民主党支持なのに対して、アイカーンは共和党支持者、ドナルド・トランプ次期大統領とは1980年代からの知り合いである。

そのうえ、ウォール街の乗っ取り屋やインサイダー取引の禿鷹ファンドと、アイカーンが異なるのは、かれは企業買収ののち、実際に企業を経営するのだ。だから、『乗っ取り王』と呼ばれることを極度に嫌う。

日本では次期トランプ政権で「国家通商会議」トップとなる、対中強硬派のピーター・ナヴァロ(カリフォルニア大学教授、『米中もし戦わば』の著者)のことで持ちきりだが、アイカーンに関しての記事が少ない。

 カール・アイカーンは大学で哲学を専攻したことは述べたが、『フォーブス』恒例のランキングでは世界富豪第二十五位。個人資産125億ドルという。

  かれはオバマ政権がなしたウォール街、ならびにエネルギー産業への規制強化によって、米国の失った資産は1兆ドルに達すると積算し、レーガン政権のように規制緩和が経済を活性化させると主唱した。
この発想こそが、トランプの選挙公約に繋がっている。

トランプ政権のまわりを固めた閣僚に大学教授はゼロ、インテリが「売り」の学者もゼロ、財務長官はゴールドマンサックス出身。国務長官はエクソン・モービル会長といった具合で、顔ぶれを見ただけでもオバマ政権と百七十度ほど、異なった政策を遂行しそうなことがわかる。

記憶が蘇った。筆者は1989年に、アイカーンをモデルにしていた。『ウォール街 凄腕の男たち』(世界文化社)という拙著で、ブーン・ピケンズ、ボウスキー、クラビス、ミルケンなど、名うての乗っ取り王らに混じって、ドナルド・トランプにも一章を割いていた。自分でも忘れていた。

四半世紀余を経て、埃を被った当該書を本棚にみつけた。
「アイカーンは企業乗っ取りが目的ではなく、『経営者』たらんと努力している」とちゃんと書いていた。

さて、そのカール・アイカーンは過去に、ドナルド・トランプに数々の助言をしてきたが、主に規制緩和の方策である。
そして、正式に大統領の経済政策に助言する『特別顧問』を指名された。ただし、公務ではなく、政府からの給与ももらわず個人的アドバイスに徹するとした。

トランプ次期政権はウォール街において「フランク・トッド法」を見直し、「グラススティーガル法」を復活させるとしたが、市場がトランプの公約から政策発動があると読んだのは、「大幅減税、積極的なインフラ投資、そしてエネルギー産業の活性化」の三つがポイントだった。

NYダウ採用銘柄が多く、ナスダックのIT(アップルやマイクロソフトなど)銘柄が冴えないのは、おそらく上記三つのポイントにあるのだろう。だから株価が高騰し、いまもトランプラリーが続くが、具体的政策の討議にはいったときに、はたしてアイカーの助言がどこまで政策に反映されるか。
     ◇○◇□み☆☆☆◎や○□☆☆ざ○◇□○き○◎○□   
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(休刊のお知らせ)小誌は明日12月28日から1月5日まで年末年始の休刊となります。 
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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   ♪
(読者の声1)宮崎正弘さんの新刊『日本が全体主義に陥る日』(ビジネス社)をちょっと時間かけて拝読しました。民主主義と全体主義の狭間で激動する東欧諸国ですが、あたかも宮崎さんに連れられて、表通りから裏通りまで、じっくりと見て歩いている気持ちになりました。
「見る」に徹した文体ですね。

深い人間観察、哲学があり、諦念すら感じさせます。行間から、「貰った」、あるいは「拾った民主主義」(?)に酔い続けて、醒めない日本の近未来が見えてきます。一種予言の書ですね。

実に面白かった。アメリカの娘夫婦に送ります。夫は両親がユタ留学中に産まれた、アメリカ国籍をもつ日本人です。彼はクリントンが勝つと最後まで思い込んでいた。負けて寝込んだ。アメリカの国内しか見ていないからですね。
  (HN生、新潟)



  ♪
(読者の声2)御著書『日本が全体主義に陥る日』を拝読しはじめてから、かなり時間がかかりました(旧ソ連衛星国は全く知識がありませんので)ので感想が遅くなりましたが、内容は多岐にわたりますね。
宮崎先生の行動力と洞察力・分析力に文字通り頭が下がります。

 我々が住むこの土地が日本人にとって住みよい国、豊かな国、誇りの持てる国、歴史・文化を謳歌出来る国になれば、我々老人の務めは果たせたことになりますが、265頁最終行「根底にあるのは根の深い、日本への憎しみなのである」
この文章が一番の問題と思いました。

シナ、韓国からの憎しみは連中の国策としてですから、曲がりなりにも理解できますが、日本人からの日本への憎しみは一体どうした精神構造から発生するのか、です。

 以前はコミンテルンに洗脳された人間どもが日本に共産党革命(?)を起こすつもりだったのでしょうが、二十一世紀になってまだ同様の「気分」でいる人達の頭脳は私には理解不能です。洗脳されたまま生きて死んでいく人間が沢山いるのかもしれません。
  (AO生、伊豆の国市)


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