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大相撲夏場所 稀勢の里は13勝2敗

2016-05-23 21:47:01 | スポーツ
昨日千秋楽を迎えた大相撲夏場所は横綱白鵬が15戦全勝で史上最多を更新する37回目の優勝を果たしました。
綱取りがかかった大関稀勢の里は13勝2敗で準優勝という成績でした。
先場所13勝を挙げて準優勝していた稀勢の里の横綱昇進の目安は「14勝以上での優勝」だったため、夏場所後の横綱昇進はなりませんでした。
しかし二場所連続での13勝は立派な成績で、日本相撲協会から名古屋場所も綱取りの場所になることが明言されました。
今度の綱取りの目安は日本相撲協会によると「星数は関係なく優勝すること」ですが、横綱審議委員会は「14勝以上での優勝が良い」と言っていて、現時点で両者には差があります。
私的には白鵬がいる中で優勝ラインが下がるとは考えずらく、やはり最低でも13勝、できれば14勝以上して優勝を手にしてほしいです。

今場所の稀勢の里は初日から12連勝して大いに場所を盛り上げましたが、13日目に同じく12連勝していた横綱白鵬との直接対決に敗れ、この敗戦でショックを受けたのか14日目の横綱鶴竜戦では全くなすすべなく完敗してしまいました。
これで12勝2敗となり今場所後の横綱昇進はなくなり、さらに白鵬の優勝が決まりました。
この時ツイッターでは稀勢の里の勝負弱さに落胆する意見が多かったです。

もし千秋楽で負けてしまうと12勝3敗となり、綱取りのチャンスから一転して来場所に綱取りをつなぐこともできなくなるかも知れないピンチになりました。
しかし千秋楽、稀勢の里は横綱日馬富士に勝って13勝目を挙げました。
精神面(メンタル)が弱いという意見が多い稀勢の里ですが、従来ならこのまま崩れて12勝3敗になってもおかしくないのを勝ったところに意味を感じます。
千秋楽は「勝てば綱取り継続」となる一番で、稀勢の里はこういう場面で負けてしまうことが多いです。
精神面が弱くても綱取りの場所で13勝を挙げたところに手応えを感じました。
稀勢の里なりに精神面の弱さと向き合いつつあるのではないかと思います。
生来の図太さがある人ならともかく、そうではない人が精神的に図太くなろうとしたら大変な労力が要ります。
少なくとも今場所の12日までは落ち着いていましたし、後は13日目のような全勝対決になった時に「気負い過ぎないこと」、そして万が一その一番に負けてしまった時に「引きずらないこと」、この二つだと思います。
綱取りのプレッシャーの中でも勝ち星を伸ばすことは出来ていて、あと一歩のところまで来ています。
再び綱取りとなる名古屋場所に期待します。


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