読書日和

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「ちはやふる 下の句」

2016-05-22 15:01:33 | 音楽・映画


今回ご紹介するのは映画「ちはやふる 下の句」です。

-----内容-----
高校で再会した幼なじみの太一(野村周平)と一緒に競技かるた部を作った千早(広瀬すず)は、創部1年にして東京都大会優勝を果たす。
自分をかるたに導いてくれた新(真剣佑)に優勝報告をした際、新の衝撃的な告白に動揺する千早だったが、全国大会のために仲間たちと練習に打ちこむ。
そんな折、千早は同い年で日本一となった若宮詩暢(松岡茉優)のことを知り……。

-----感想-----
※「ちはやふる 上の句」のレビューをご覧になる方はこちらをどうぞ。



綿谷新の「俺はもうかるたはやらん」の言葉の真意を確かめるため、福井県にある新の実家を訪れた綾瀬千早と真島太一。
そこには競技かるたの永世名人である祖父の死によりすっかりかるたへの情熱を無くしてしまった新の姿がありました。
自身がかるたの大会に行っている間に祖父の容態が急変して亡くなってしまったことを強く悔やんでいました。
二人はその場でもう一度かるたをやろうと説得するのは不可能と悟り東京に帰ります。
懸命に説得を続けようとする千早に対し太一は冷静で、「今の新に何を言っても無駄だ。帰ろう」と千早を諭していました。
しかし千早のように感情でぶつかっていって次々と言葉を発するタイプではない太一が帰る時に「待ってるからな」と新に一言声をかける場面は良かったです。
太一にとって新は恋敵ですが、小学生の頃に三人で一緒にかるたをやっていた頃の友情がなくなってはいないのだと思いました。



東京都大会を制し全国大会に出場する瑞沢高校は日々練習に励みます。
中でも入部までかるた経験のなかった大江奏(おおえかなで)と駒野勉(こまのつとむ)の実力強化に力を入れていました。
そんな時、全国大会の個人戦に今年史上最年少でクイーン(日本一競技かるたが強い女性に与えられる称号)になった若宮詩暢(わかみやしのぶ)が出場することを知った千早。
若宮詩暢が自分と同じ高校一年生であると知り衝撃を受けるとともに、自分が若宮詩暢に勝てば新がまたかるたをするきっかけになるかも知れないと思った千早は個人戦で若宮詩暢に勝つために猛練習を始めます。
しかし団体戦の練習そっちのけで若宮詩暢対策の練習ばかりする千早はかるた部で浮いた存在になります。
太一は千早に幼馴染として「千早が若宮詩暢に勝ったところで新が戻ってくるわけじゃないぞ」と言い、そしてかるた部部長としては「そんなに個人戦が気になるならもうかるた部から出て行け」と言っていました。
チームのまとまりが大事な団体戦なのにそのまとまりを乱す千早の行動は見過ごせなかったようです。
千早はやがて自分の間違いに気付き、太一もまた大江奏(かなちゃん)、西田優征(肉まんくん)、駒野勉(机くん)という相談できる部員がいるのにチームのことを自分一人で全て抱え込もうとしていたことに気付きます。
高校一年生が5人いて、5人がひとつの思いでまとまったり互いに何でも相談したりするのは簡単ではないというのが描かれていました。
その後チームとしてのまとまりを取り戻した瑞沢高校は全国大会が行われる近江神宮に乗り込みます。



千早達かるた部のメンバーがかるた部顧問の宮内妙子とともに近江神宮に参拝して帰る時、同じく参拝に来た若宮詩暢が現れます。
原作を彷彿とさせる独特なミステリアスな雰囲気が印象的でした。

迎えた全国大会の団体戦は千早が熱を出し倒れてしまうという予想外の事態に見舞われます。
しかしかるた部のメンバーはそれぞれ全力を尽くし悔いのない戦いができたようです。
幸い千早も次の日の個人戦では体調が回復して満足に戦えるようになります。

この個人戦の日、千早の様子を見に来た新が近江神宮本殿前で若宮詩暢と話す場面は印象的でした。
若宮詩暢は新の祖父に結構お世話になっていて、法要の際にも来ていました。
その時に新に「久しぶりにかるたをしよう」と持ちかけ勝負をします。
小学生の時の二人の対決では全て新が勝っていたのですが、法要の日の対決では新の気のない取り口に失望したのか、「やめや。あんたとはもうかるたはせん。所詮あんたのかるたへの気持ちは亡くなったおじいさんのためやったんやな」と言っていました。

しかし近江神宮本殿前での若宮詩暢は新に対し「また勝ち逃げする気か?何で個人戦に出んのや」と言っていました。
新が「えっ、もう俺とはかるたはしないって言ってなかったっけ…」と言うと、若宮詩暢は新にドスッドスッと相撲の張り手をしながら「行間を読めって、国語の時間に習わんかったか?」と言っていて、その様子が面白かったです。
本当は新と戦いたいようです。
ただ若宮詩暢の「やめや。あんたとはもうかるたはせん。所詮あんたのかるたへの気持ちは亡くなったおじいさんのためやったんやな」という言葉から行間を読んで「自分自身の気持ちからかるたをしたいと考えてるなら、またあなたと戦いたい」と解釈するのはかなり難しいと思います。
原作ではこういった若宮詩暢の言い回しは「京女のいけず」と評されていて、松岡茉優さんはこの雰囲気をかなり上手く表現していると思いました。



個人戦で勝ち進んだ千早はついに若宮詩暢と対決の時を迎えます。
若宮詩暢に圧倒的な強さを見せつけられる中、千早は改めてかるたの楽しさを実感することになります。
格上の相手との戦いでも千早がかるたを楽しめていたのが凄く良かったです
戦いは完敗ですがこの戦いで改めてかるたが好きになり、より一層練習に励んでこの先どんどん強くなっていくという希望が持てる終わり方でした。

そして映画「ちはやふる」は続編の製作が決定したとのことです。
もう一度かるたと向き合うことになった新と若宮詩暢の対決、瑞沢高校が高校二年生の時に見せる全国大会での快進撃、千早と太一と新の恋模様の行方などが描かれるのではと期待しています。
ぜひ続編も見てみたいと思います
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