老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

家を仕舞うという事

2017年03月15日 21時50分31秒 | 高齢化社会での生活・終括・社会保障など
 今日は淡路島まで出かけてきました。
肌寒い強い北風で、高速道路や淡路大橋では、ハンドルを握る手に思わず力が入る程でした。

 要件は、私のツレアイの実家という私事にわたることですが、高齢者の多くに当てはまることでもあり、少し触れておきます。

 義父は淡路島に住んでいて、義母が3年前に死去してからは、一人住まいしていました。しかし94歳という高齢で、暫く前から近くに住んでいるツレアイの妹が主に面倒を見ながら、デイケアのお世話になっていました。

 昨年からは年齢相応に認知症も進行し、週に5日のデイケアのお世話になりながらも、病院通いの回数が増えて、時には大阪からアシストに出掛けていました。

 しかし、その後も認知症度がますます高くなり、色々と思案していた所ですが、漸く要介護度3の認定を受け、今までデイケアでお世話になっていた介護施設に入居出来ることとなり先月末に入所しました。


 これに伴い、今まで住んでいた住宅(公営住宅)を明け渡すことになりましたが、本人の認知症度が進み、体力的にも自分では対応できないので、娘二人で対応せねばなりませんが、今まで同居していなかっただけに大変です。

 家の片付けや、不要なものの処分は当然ですが、これに付帯して
・NHK・NTT・電気・ガス・水道などの解約
・郵便局への配達先変更依頼
など、細々した手続きなどが多く、ある程度は近くに住む妹にお願いする羽目になりましたが、彼女はまだ仕事を持っているだけに、本当に気の毒でした。
特に、NHKやNTTの解約については、契約本人が対応できない場合は、やれ委任状だのその他書類だのと色々な提出を求められるなど、複雑極まりないものだったそうで仕事を2日も休む羽目になったようです。

 そんな中で、特に気を使ったのが、
仏壇の処分で、これは娘二人共にそれぞれの現在の家に仏壇があるため、止むを得ずに義父の檀那寺に永代供養をお願いすることになりましたが、仏壇の正念抜き、位牌・仏壇の檀那寺への持ち込みなど、結構手間だけでなく、費用が掛ることです。

・更に家財処分については、殆どの物は住居のある自治体のリサイクルセンターに持ち込めがば処分してくれるとのことですが、冷蔵庫・TV・洗濯機・エアコン(含、室外機)などの大型家電は引き取ってもらえず、こちらで民間業者にお願いする以外にありません。
しかし、新規購入のない単なる引き取り処分については、大都会では兎も角、人口の少ない地域では業者探しや費用なども結構大変です。

 あれやこれやで、今月はどうやら4~5回ほどの淡路通いとなりそうです。
私も、昨年末の子供のいない私の身内の死去に伴う体験で、身辺整理を心がけるようにしていますが、改めてまだしっかりしている内に、少しでも早い身辺整理の必要を感じました。(まさ)

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