老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

植物と人間のつながり-Ⅱ “植物と色彩”                 その3  ~色から受ける印象~ 

2017年01月19日 19時29分25秒 | 園芸福祉・植物とのつながり
 少し脇道にそれますが、植物の配置を考える場合には、全体のバランスと共にそれぞれの色が持つ特徴(人が受ける印象など)なども考慮するので、カラーコーディネートなどの勉強もします。
例えば、赤は“情熱、やる気”、黄色は“元気、希望”そして、緑は“癒し、健康、安全”などを象徴するというように…

 しかし、注意しなくてはならないのは、これらの特徴はあくまで一般論であって、万人に共通ではないということです。

 私が良く手掛ける高齢者施設などの花壇設計などでは、“目につきやすく、元気を与えてくれる色”ということで、黄色の花を良く組み入れますが、他の色が好きな人も結構おられるので、色々な色を組み合わせる
ように心がけています。

 また、1月14日の毎日新聞夕刊に“自閉症児は黄色が苦手で、緑を好む傾向にある”という記事を見つけましたが、健常者でも少し気分が落ち込んでいる時には、“黄色は、明るすぎて鬱陶しい”と感じる人が結構多いようです。

 カラーコーディネートなどを学んだ人で自分が学んだ色の特徴をバイブルのように絶対視している人を時々見かけますが、学ぶのはあくまで一般論で、現実には個人が色で感じる思いはそれぞれに異なり、更に同じ人でもその時の感情などで同じ色でも感じ方が違うことを、心に留めておきたいですね。(まさ)

※ この項については、下記ホームページを参照させていただきました。
■Color Business Network 「カラーコラム 日本人の色彩感覚の底流」
     http://www.color-biz.net/color_column.html
■埼玉県「えいけんサイエンス」http://www.pref.saitama.lg.jp/page/science-color.html
■Seiko「快適視生活応援団」  http://www.kaiteki-eye.jp/qa/131/  

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