老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

「科学的特性マップ」発表 

2017年08月05日 19時47分16秒 | 原発関係
 7月19日のこのブログで触れたように、原発の使用済み核燃料からプルトニウムなどを取り出した後に出る高レベル放射性廃棄物(いわゆる“核のゴミ”)は、日本ではガラス固体化して金属などの容気に入れた上で、最終処分場にて地下300m以上の高深度の地下施設に埋設する建て前になっていますが、この埋設候補地の基礎資料とでも言うべき「科学的特性マップ」が7月28日に政府より発表されました。

◆放射能が安全レベルに下がるまでには約10万年という想像を絶する期間を要するため、このマップ作製に当たっては、好ましくない特性として、下記の7つの要件に該当する個所を除いています。
火山・火成活動(火山から15km以内)/断層活動/隆起・浸食/地熱活動/火山性熱水・深部流体/未固結堆積物(軟弱地盤)/火砕流等/鉱物資源のある場所
ですが、これだと日本全体の65%もの面積が適地に該当するとのことです。

◆しかし、実際には山奥などは輸送面で現実的でないため、好ましい特性として“海岸からの距離が20km以内で標高1500m以下”という地域を選定したようです。

◆これで色付けされたマップが「好ましい特性が確認できる可能性が相対的に高い」地域とされ、今後の選定基準対象となるようです。


これに対する不安などについては、7月19日に触れましたが、ポイントだけを繰り返してみます。
10万年前といえばまだネアンデルタール人がいた時代で、現人類の記憶や記録等も一切ない時代であり、日本はというと旧石器時代が始まったのはやっと2万年前と言われており、上記のような基準で10万年後の安全を間違いなく保障できるか?

●特に日本は世界的にも有名な火山活動や地震などの頻発地であり、現在の日本の地形が出来たのは精々2万年前ともいわれており、まだまだ見つかっていない活断層もあるようですし、現在の火山・地震学の水準では絶対に安全な地区等を確定できるのか大いに疑問です。

●自然の力の前では、現在の人間の英知などは非常に小さなものであることは数多く経験しているにも拘わらず、まだ現在の科学知識で10万年という驚くほど長期の絶対安全等を論ずるのは傲慢でしょう。

●更に、今後の進め方は手を挙げてくれる自治体を待って、更に実地調査などを重ねた上で最終場所を決定するとのことですが、このような自治体が現れるのでしょうか。
既に、原発事業に非常に積極的な青森県や福井県ははっきりと反対の意思表示をしていますし、今まで原発の恩恵を享受したとされる電力の大消費地である、大都会周辺に持ってこざるを得ないように思われます。


 根本は沖縄の基地問題と同じです。交付金で釣るような形で大都会から離れた過疎地などに押しつけるのではなく、恩恵を受ける人たちがその最終責任を負うべきだと思います。
そのような覚悟などなければ、最初から導入すべきではないでしょう。(まさ)
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