東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

焼物作りのための古い電気炉をテスト

2017年08月21日 | イベント,行事

 これまで、七輪を使って素焼きをしたり釉を塗って本焼きしてきました。しかしながら、素焼きは良いとして本焼きは七輪ではなかなか難しいことが分かりました。そこで、20年近く使っていない焼き物用の古い電気炉が使えないかテストすることにしました。ただ、この電気炉をテストするにあたっての難点は電源が交流200Vであることです。役場や郷土館には200Vがありません。そのため、仕方なく七輪で焼き物を作ってきました。

 200V電源装置を運搬    電気炉に土器を入れる   右より、SW,ブレーカー
  

 ある時、平生町にユンボなどの建設機械をレンタルする会社があることを知りました。平生町に用事があった時、その会社に寄って200V電源装置があるかどうか聞きました。すると何台かあるようで、実際にその電源装置を見せていただきました。そして、その場で動かしてもらいました。さらに次のようなアドバイスをいただきました。それは「運ぶためのトラックがあれば往復の運送料が必要なく、レンタル料金だけで安く借りれる。」と言うものでした。そこで、今回200V電源を初レンタルすることにしました。

         テスト中の電気炉とレンタルした200V電源装置


 20年も使っていなかった古い電気炉です。焼いている途中に壊れたり発火しては一大事です。建物から少し離れた野外で4時間位テストしました。炎天下、消火器を用意して動作中の電気炉を交代で見守りました。電気炉に導通すると、発電機は激しく音をたててエンジンが回りました。10kw容量の発電機でしたが、かなり苦しそうに動いていました。電気炉はそれだけ電気を食うのでしょう。

 焼けた後、隙間を開ける   ふたを開け冷やす      半焼きした土器など 
  

 今回は、温度が正常に上がるかどうかのテストだけをしました。400℃まで上がったことを確認して終わりました。テストの結果、4時間位かけてゆっくりと温度が上昇するため、割れた土器が皆無だったことです。子供達がラフに作った土人形も壊れていませんでした。この電気炉が使えることはありがたいことです。今回はテストのため半焼きでしたが、後日ちゃんとした素焼きや本焼きをしようと思います。

     テスト(400℃)してみた半焼き状態の土器など、割れた土器は皆無

コメント
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