しまさんの徒然日記

熊本市にあるカウンセラーの日記です

以前はダメダメで、今はオッケー・・・これって正解?

2016年10月15日 22時45分32秒 | Weblog
カウンセリングを行うときに、クライエント様は少しでも良くなったと「思いたい」ものです。
すると、こういう表現をよくされます。

「以前なら◯◯だったけど、今では◯◯という風に良くなった」

これが出るうちは、逆に悪化していきます。
なぜなら、自分の過去を否定し、ディスるということは、自身を受けれていないという証拠だからです。
どんな過去、どんな症状であっても、それは自身のこと。
自身のパーソナリティには何ら変化はありません。
それを否定するということは、今後はほんのわずかなきっかけでまた悪化していくということです。

かえって危ない。

では、どういう表現ならば一旦は大丈夫と思えるのでしょうか。
色々ありますが、一番わかりやすいのはこういうことだと思います。

「私は以前も今も必死だったんですよね。」

どんなに苦しんだ過去だって、人はみな必死で生きています。
行動が正しかろうが間違っていようが、それには変わりないのです。
そこすら見えていない、いや見ようとしないということは、まだまだ自身から逃げていて、自身を受け入れていない、ということです。
この表現はまだまだですが、それでも過去に生きてきた自身を肯定しているだけ良いと思います。

ポジティブであろうがなかろうが、自分自身を認め、受け入れるようになれば改善傾向です。
ですが、カウンセラーとしてはそこを指摘できないんです。
やってしまえば、また自殻にこもってしまう。
そこが最もジレンマに陥るときです。
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