ぶらりフォト日記

2005年開設以来あまり更新されていませんが、私の住んでいる地域や旅先の事を写真をまじえて紹介しようと思います。

吐月峰柴屋寺

2015年03月29日 19時32分52秒 | ちょっとお出かけ

 吐月峰柴屋寺は1504年(永正1年)今川氏親によって創建された臨済宗の寺です。また連歌師柴屋軒宗長が草庵を結んだところで、観月の名所、竹の寺としても知られています。宗長はここに京都銀閣寺を模した庭園を築きました。東山、天柱山、丸子富士など美しい自然を取り入れた借景園は国の名勝・史跡に指定されています。

 正門

 竹林

 境内には京都嵯峨野から宗長が持ってきた竹林に囲まれており、「吐月峰(とげっぽう)」の名前の由来は、竹林の上から月が吐くように出るので名付けられたそうです。宗長がこの竹を使って始めたとされる竹細工も有名で、吐月峰と書いて「はいふき」と読まれるくらい名高く知られています。

 庭から西方に聳える天柱山

 本堂から南方にある丸子富士

  月見岩

  庭園にある月見岩、宗長はこの岩に座って月が出るのを待っていたそうです。この岩の背後に宗長の墓があります。

 茶室

 寺宝として、足利義政から贈られた芦屋釜、文福茶釜(ぶんぶくちゃがま)や一休さんから賜った鉄鉢など珍しい物も陳列されていましたが、残念ながら撮影禁止でした。

 吐月峰柴屋寺は拝観は有料で、拝観料は300円掛かります。なお希望すれば係りの人がガイドをしてくれます。毎年中秋の名月にあわせて観月会が催されます。当日は待月軒というお月見の作法に則った催しが行われ、お茶席で抹茶を楽しめるほか、琵琶の演奏やお香などを楽しむことができるそうです。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿